膝の内側の痛みが止まらない!考えられる7つの原因

膝の内側の痛みが止まらない!考えられる7つの原因

足は毎日体全体を支え、色々な場所へと運んでくれる大切な部位です。特に足の中心にある膝は、方向転換や体の上下の衝撃に対するクッションなど、多くの重大な役割を担っています。

そんな膝を故障したら、日常生活がとたんに困難になります。膝に何らかの病気が潜んでいるときや、膝を故障してしまうと、たいていの場合膝が激しく痛み出します。

膝が痛むと当然歩くことはもちろん、立つことや座ることさえできなくなるので、痛みの原因を突き止めて治療を進めてくださいね。そこで「膝の痛みが止まらない!」というときに考えられる原因について調べてみました。

「膝の内側が痛い。」「膝の裏が痛い。」というご自分の症状をよく観察して原因を調べてください。原因を知ることで膝の痛みにアプローチし、一日でも早い回復を目指しましょう。



 

膝の内側の痛みが止まらない!
考えられる7つの原因

 

スポーツによる鷲足炎


若者に多いのが、スポーツなどによる鷲足炎という膝の痛みです。鷲足とは、膝の内側にある腱の集中した箇所を指します。

水泳やサッカーやジョギングなどの、膝の曲げ伸ばしを激しく何度も行うスポーツをしたときに、鷲足部分の腱を痛めて鷲足炎になる可能性があります。水泳の中でも平泳ぎが特に鷲足炎を発症する動きだと言われています。

鷲足炎になると膝の内側が激しくズキズキと痛み出します。膝の内側の鷲足部を押さえると痛みを感じるときは、鷲足炎を疑いましょう。

鷲足炎になったら、炎症を抑えるために冷やすなどの処置をして、痛みが引くまでは激しい運動を控えましょう。

 

激しく痛む関節ねずみ


スポーツなどで膝の骨や軟骨の一部が剥離し、膝の関節内部を動き回ることがあります。これを「関節ねずみ」と言います。

関節ねずみになると、膝の曲げ伸ばしの際にピリッと激しく痛むほか、曲げ伸ばしの時に物が引っ掛かっている感覚があります。

関節ねずみになると、たいていの場合は手術で剥離した骨の欠片を取り除くことになります。

 

膝に水がたまる関節水腫


膝に突然激痛が走り、ぷよぷよと水がたまっているような感覚になるとき、関節水腫を疑いましょう。

膝の内部の関節液が異常分泌されて、膝内部にたまってしまう状態を関節水腫と言います。見た目にも明らかに水がたまっているため、関節水腫を見間違うことはありません。

関節液が異常分泌される原因は様々です。上述した関節ねずみが原因で関節水腫に発展するケースもあります。注射器などで膝の内側の水を抜く治療が行われ、同時に炎症を抑える薬など処方されることが多いです。

 

膝の曲げ伸ばしができなくなる場合


スポーツや交通事故などで膝を強く打った時、膝の内側にある半月板という箇所が損傷して、膝に激しい痛みが生じることがあります。

半月板損傷になると、痛みのほかに膝の曲げ伸ばしが困難になるなど、明らかな外傷の症状が出るため、すぐに病院に行きましょう。レントゲンをとって半月板損傷の診断が下されたら、安静にして様子を見るか、手術にするかを選択することになります。

半月板の損傷が激しいときは手術になるため、回復までに時間がかかることがあります。

 

立つ時や座るときに痛む


高齢者が立つ時や座るときに「いたたたた!」と膝の痛みを訴えるときは、たいていの場合変形性膝関節症という症状です。膝の内側の軟骨が、加齢とともにすり減って起こる症状であり、高齢者に多いと言われています。

変形性膝関節症が高齢者に多いのは、高齢者の運動不足が原因の一つです。普段からよく歩き、膝の内部の筋肉を衰えさせないよう気を付けることで、膝の内側の痛みを感じずに済むようになります。

また、膝の軟骨の老化を防ぐために、グルコサミンなどの栄養素が推奨されています。

 

若者に多い骨軟骨種


膝の痛みとともに、膝の変形や、膝周りにこぶが見られたときは、骨軟骨種を疑うといいでしょう。骨軟骨種は骨の表面にできる腫瘍で、こぶのように盛り上がって周辺の血管や神経を圧迫して痛みを発症します。

「腫瘍」というとギクッと来るのですが、膝にできる骨軟骨種は良性である可能性が高いと言われています。こぶが大きくて動作に支障があるときは、手術にてこぶを取り除くこともあります。医師とよく相談して治療法を決めてくださいね。

 

膝が腫れあがるシャルコー関節


骨髄には体の末端に通じる神経の束が密集しています。骨髄周辺の病気などにかかると、その神経の束を刺激して、手足のしびれや痛みの症状が出ることがあります。

また、糖尿病などの神経障害を起こす病気になっていると、症状の一つとして末端部位の腫れや痛みが発症します。そのように神経障害が関節に起こることをシャルコー関節と呼びます。

外傷はないのに、関節が異常に腫れあがり、痛みや赤みが出るときはシャルコー関節の可能性があります。シャルコー関節から2次的に関節の変形やゆがみ、関節水腫に発展することもあります。

 

膝の内側が痛むとき、その痛みの原因の病気は、上述したように様々あります。ご自分の症状と照らし合わせて原因を特定したら、早速病院へ行きましょう。

膝の病気は歩行が困難になるなど、生活が一気に不自由になるのですが、「安静にして様子を見る」治療が多く、即効的に解決することは少ないと思われます。

痛みだけであれば抗炎症剤などですぐに抑えることはできますが、総体的な治療は時間をかけてゆっくりと行うことになるはずです。

不自由な生活の中で、普段無意識に酷使していた自分の足に感謝の気持ちと労わる心を持ちましょう。スポーツなどで膝を酷使したら、その晩は膝を温めてマッサージをして、血行を促進して故障の内容に気づかってあげるといいですね。

 

まとめ

膝の内側の痛みの原因は?

・スポーツによる「鷲足炎」
・膝の骨がかける「関節ねずみ」
・膝に水がたまる「関節水腫」
・外傷による「半月板損傷」
・膝の軟骨がすり減る「変形性膝関節症」
・良性腫瘍の「骨軟骨種」
・糖尿病などからくる神経障害の「シャルコー関節」

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