股関節の痛みを引き起こす病気やけがの種類を解説!

股関節の痛みを引き起こす病気やけがの種類を解説!

股関節は上半身の体重を支えるとても大切な関節の一つです。ここに痛みがあった場合は、立ち上がる、歩くだけでなく、段差を昇ったり、着替えたりするなど、日常生活にも大きな支障がでてしまいます。

また、股関節の痛みは、軽い症状や病気によってはリハビリやトレーニングなど保存療法で対応できる場合もありますが、重い症状が出てしまうと、手術や人工関節が必要になるでしょう。

日常生活に影響がでるからこそ、股関節に違和感を感じたら、できるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

ここで、股関節の痛みに関する病気やけがの種類を7つご紹介しましょう。少しでも知識をつけて、それぞれの症状に早期に対応できるように心がけてくださいね。



 

股関節の痛みを引き起こす
病気やけがの種類を解説!

 

女性によく発症する、変形性股関節症


股関節の痛みの原因として、最も多く挙げられるのが、この変形性股関節症です。これは、骨盤と大腿骨をつないでいる軟骨が擦り減り、薄くなって起きる病気で、特に女性に多いと言われています。

痛みのほかに、可動域が狭くなってきたり、ひどい場合には左右の足の長さが違ってくることもあります。レントゲンで診断できるので、判明も比較的容易にできる事が特徴です。

 

強い打撲などで関節が外れる、外傷性股関節脱臼


外からの何らかの衝撃により、大腿骨が骨盤から外れる外傷性股関節脱臼は、転倒やスポーツでの怪我で膝を強く打った場合に多く現れ、脱臼した当初は激痛が走り、腫れたり、次第に皮下出血を伴います。

診断は概ねレントゲンで行われますが、場合によってはMRI検査を必要とすることもあります。手術による治療法が主ですが、発症後12時間以内に治療を急ぐ必要があります。

 

難病指定もされている、特発性大腿骨頭壊死


特発性大腿骨頭壊死は、他の病気でステロイドで治療した場合や、アルコールの過剰摂取が原因と言われており、働き盛りの30代が最も多く発症しています。

この病気は、股関節の一部の血流が低下することで、骨に十分に血液がまわらなくなり、組織が死んでしまい起こります

また、特定疾患として厚生労働省に指定されていますが、痛みが出ない場合もあります。ですが、壊死が大きい場合は手術や人工関節が必要になるため、早期の診断が必要です。

 

骨粗しょう症からくる、大腿骨頚部骨折


大腿骨は人間の骨の中で一番大きく、太ももごと下半身を支えています。その先端、骨盤につながる部分が骨折することを大腿骨頚部骨折と呼びます。

これは、高齢の女性に多く、骨粗しょう症により骨自体がもろくなったり、筋力の衰えによる転倒が原因として挙げられています。9割の患者がレントゲンのみで診断を受けることができますが、治療方法については、高い確率で手術が選択されます。

 

腰の痛みと同時に現れる、椎間板ヘルニア


椎間板ヘルニアの症状としても、股関節痛は多く挙げられます。背骨にある、第四椎間板や第五椎間板の辺りでヘルニアが起こると、坐骨神経痛になったり、股関節にも強い痛みを感じることがあります。

ぎっくり腰を繰り返したり、次第に足首がしびれるようになったら要注意です。とにかく安静が必要な症状ですが、これも、場合によっては手術が必要になったり、対処療法としてブロック注射などが有効と言われています。

 

関節の炎症からなる、関節リウマチ


関節リウマチからくる股関節の痛みについては、症状が現れる頻度が低いとはいえ、その痛みはとても激しく、寝たきりになってしまうこともあります。

リウマチは、身体のだるさや食欲不振から感じ始め、指先がはれたり、固まってしまうのが特徴的な症状です。人工関節手術で、治療をしたり、早期の薬物治療で関節の炎症を抑えることができます。早期の検査で早めに進行を止めることが大切です。

 

股関節を大きく動かすことで発症する、鼠径部痛症候群


鼠径部痛症候群は、別名、スポーツヘルニアとも呼ばれています。スポーツなどで大きく股関節を動かしたことをキッカケに発症するものです。靴を履こうとしたり、下に落ちた物を拾おうとした時にしゃがんだ弾みで痛みを感じることが多いそうです。

これは、若い人に限らず、60代の患者も多数報告されています。原因は、股関節周辺にある筋肉や腱などのバランスが崩れ、炎症が起こった為に発症すると言われています。治療では保存療法が多く、リハビリで時間をかけて必要な筋力を強化していきます。

 

股関節の痛みは怪我だけでなく、骨粗しょう症やリウマチなど潜在的な病気も隠れています。

外傷においても、事故やスポーツによる怪我など、自覚のあるものであれば、すぐに病院に行こうという気になりますが、長期間にわたって少しずつ負担がかかって起こるような場合は、いつものことだからと病院にかかるのを先延ばしにしてしまうかもしれません。

しかし、ここで紹介したどの病気や怪我も、早期発見、早期治療が、その後の経過にとても重要に関わっていきます。人工関節にするにも、手術が必要なことが多く、手術療法は、やはり金銭的にも身体的にも大きな負担をかけることになりかねません。

早期に発見した場合であれば、いろいろな治療を選択する可能性もあるため、股関節に違和感があれば、まずは整形外科から受診するようにしましょう。

 

まとめ

股関節の痛みを引き起こす病気やけがの種類を解説!

・女性によく発症する、変形性股関節症
・強い打撲などで関節が外れる、外傷性股関節脱臼
・難病指定もされている、特発性大腿骨頭壊死
・骨粗しょう症からくる、大腿骨頚部骨折
・腰の痛みと同時に現れる、椎間板ヘルニア
・関節の炎症からなる、関節リウマチ
・股関節を大きく動かすことで発症する、鼠径部痛症候群

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