腰痛と吐き気が同時に襲ってきた!可能性のある7つの病気

腰痛と吐き気が同時に襲ってきた!可能性のある7つの病気

ある程度年齢を重ねると、長時間歩いたり、慣れない体勢をとるだけで、腰痛を感じる事は多くあるのではないでしょうか。しかし、そこへ吐き気などが同時に表れるとなると、重要度が大きく変わります。

気がかりな腰痛や、度々襲ってくる吐き気など、単なる夏バテや疲労からくる症状だと思いがちですが、腰周辺は消化器系や婦人科系の重要な臓器が集まっているため、内蔵疾患も疑われるのです。

ここでは、腰痛や吐き気を主な症状とした病気7つをご紹介します。症状が出るタイミングや、腰痛の細かい場所、生活習慣などによっても全くそれぞれの病気が発症している可能性があります。

腰痛や吐き気以外の症状にも注目して、これらの重大な病気が隠れていないかを確かめてみてください。



 

腰痛と吐き気が同時に襲ってきた!
可能性のある7つの病気

 

細菌の感染などにより起こる腎不全


腎臓は腰部の左右に位置し、体内の血液をろ過して不要な塩分や老廃物を尿で排出させる働きをする臓器です。また、水分量や塩分をコントロールすることで血圧を調整したり、血液をつくるホルモンを出します。

腎臓本来の働きが出来ない状態を腎不全と言い、腎不全になると体内の水分量が一定に保てなくなるため、脱水症状などが起こり吐き気をもよおします。

急性腎不全は0-157などの細菌感染や造影剤検査により腎臓機能が低下して起こります。慢性腎不全の場合は治療も難しく、生涯に渡り人工透析を必要とする場合があります。

 

発熱や悪寒を伴う腎盂炎


腎盂は、腎臓から尿管につながる部分で、尿を膀胱まで誘導する機能があります。腎盂炎は、尿道から細菌に感染し、膀胱や腎盂が炎症するために起こります

免疫力の低下などにより起こる膀胱炎が原因となることも多いので、若い女性にも多く発症します。腰痛があるのと同時に、発熱や悪寒などが主な症状として挙げられます。

まずは尿の顕微鏡検査で細菌感染があるかを確認し、治療のための菌を特定し、2週間程度の抗菌薬の治療となることが殆どです。再発も多い病気なので、排尿回数や冷えなどには日頃から注意を払いましょう。

 

「痛みの王様」とも呼ばれる尿路結石


尿路結石は、尿が排出される過程でカルシウムなどが結晶化して詰って起こります。男性では、およそ11人に1人もの割合で発症されると言われており、多くの場合は腎結石、尿管結石として上部尿路で発症します。

7割が自然に排出されるのを待ちますが、その痛みは壮絶で、「痛みの王様」とも呼ばれるほど激しく、のた打ち回るようです。

10mm以上の腎臓の結石には音波を使って結石を砕くESWLと言う治療があり、これは患者にも負担が軽く、日帰りでの治療も可能です。尿管の結石には尿管鏡を使用して結石を砕くTULという治療が有効とされています。

 

腰が重く痛む子宮内膜症や子宮筋腫などの女性疾患


子宮内膜所や子宮筋腫でも、下腹部だけでなく、腰部まで痛みを感じます。吐き気以外にも、下痢や便秘などの胃腸症状が現れたり、めまいや立ちくらみなども起こします。

腰痛が現れるのは、基本的に生理中で、診断は超音波検診やMRIなどが主です。治療として、投薬によってホルモンの状態をコントロールする場合などは、副作用などに苦しむこともあります。

手術療法では腹腔鏡手術などが多く、腹部に小さな穴を開けて患部を摘出します。

 

合併症などからも起こりうる化膿性脊椎炎


化膿性脊椎炎は、首から腰にかけての背骨の間で感染した細菌が椎間板などを破壊することで発症します。腰と背中に激痛を伴い、発熱や寒気などの症状も現れます。重症化すると麻痺も起こすでしょう。

主にレントゲンやMRIで椎間板などの変化を診ての診断や、細菌感染により起こるため、血液検査などもおこないます。治療は、患部の安静の為、コルセットなどで固定し、抗生物質の点滴によるものが殆どです。

椎間板の破壊が大きい場合は手術療法を選択することもあります。中年の発症が多く、糖尿病や肝機能障害による免疫力の低下も原因とされています。

 

痛みが移動するのが特徴の虫垂炎


俗に「盲腸」と呼ばれる虫垂炎は、痛みが徐々に移動することが特徴です。みぞおちの痛みから始まり、痛みは右に移動しつつ、最終的には右下腹から腰にかけて痛みます。虫垂という臓器は小腸と大腸を繋ぐあたりに存在し、何らかの原因で炎症を起こして虫垂炎になります。

診断は触診にて、マックバーネー点と言う部分を押して痛みを感じるかを確認し、その他に問診や血液検査などから総合的に判断されます。

軽い程度の炎症であれば、飲み薬や点滴の処方で概ね快方に向かうでしょう。炎症がひどい場合には腹膜炎を起こし、死に至ったケースもあります。

 

ストレス過多で発症する過敏性腸症候群


過敏性腸症候群は、炎症などは無いが、下痢と便秘を繰り返したり、食欲が無い、ガスが溜まるなどの症状が現れるものです。大腸の働きが過敏になっていたり、または動きが悪くなりすぎて痙攣してしまっている場合もあります。

過敏性腸症候群の原因はストレスによるものという見方がされているため、まずはストレスを軽減させるために日常生活や食生活の改善がすすめられます。心理療法や自律神経の働きを整える自律訓練法を取り入れた治療も多いようです。

 

いかがでしたでしょうか。腰痛・吐き気自体はよくあることではありますが、長年、偏った生活をしていると、思わぬ内臓疾患を発症する場合があります。

人間、頭痛や胸の痛みがあると、危険を感じて素直に病院を受診しますが、腰痛や吐き気など、いつでも起こりうる症状は、甘く考えてしまうでしょう。

ご紹介した病気に関わらず、どんな病気でも腰痛や吐き気など初期症状のうちに適正な治療ができれば、投薬や生活習慣の改善などで十分対応できます。

合併症の場合などは、他に気になる症状が現れても、いま直面している病気に集中したいと後回しにしてしまいそうになります。ですが、身体の痛みも去ることながら、心身の不調は仕事やプライベート、家族にも影響してしまうものです。

心配な場合は、まずは身近な人に相談して、心の負担を少しでも軽くしてから病院を受診するとよいでしょう。

 

まとめ

腰痛と吐き気が同時に襲ってきた!可能性のある7つの病気

・細菌の感染などにより起こる腎不全
・発熱や悪寒を伴う腎盂炎
・「痛みの王様」とも呼ばれる尿路結石
・腰が重く痛む子宮内膜症や子宮筋腫などの女性疾患
・合併症などからも起こりうる化膿性脊椎炎
・痛みが移動するのが特徴の虫垂炎
・ストレス過多で発症する過敏性腸症候群

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