満月には不思議で特別な力があることはご存知ですよね。「恋しさや思ひ弱るとながむればいとど心をくだく月影」と西行法師も詠んでいるように、昔から人は恋しい人の顔を思い浮かべて月を眺めたのかもしれません。
そして、満月の夜にお祭りをしたりおまじないをしたりと、その力をかりて様々な願いを叶えようとしてきました。満月の力はとくに人の気持ちに働きかけるパワーが大きく、古から女性たちはその恋心を叶えるため、満月に祈りをささげてきたのです。
現代でも、満月の力と願いを叶えたい女性の思いは同じ。神秘的な満月の夜に、片思いの彼を振り向かせるおまじないは数多く存在します。今回はその中でも特に簡単で効果的なものを厳選してお伝えします。
あと一歩、彼との関係を進展させたいときにやってみよう
まずは本当に簡単な満月の夜のおまじないから。今は友達だけど、仲をもっと深めたいという彼がいる場合に有効なおまじないです。用意するものは何もありません。でも、晴れて満月が良く見える夜に実行してください。
1.満月が良く見える場所に移動します。
2.雲がかかっていない満月を見ながら「○○と両思いになれますように」と5回繰り返して唱えます。○○は好きな人の名前です。
3.唱え終わるまでに満月に雲がかからなかったらOK。その夜はもう月を見ないようにしてください。
おまじないを終えたら、月を見上げてはいけません。ですので、自宅で寝る前に行うのがベスト。良く晴れた夜でないと失敗してしまうかもしれませんので、注意してくださいね。
あなたと彼を隔てる障害を満月の力で乗り越えよう
立場や住所に隔たりがあり、関係を進めるのが難しい彼。そんなときは、このおまじないで満月の力を借りましょう。用意するものは水の入ったガラスのコップだけ。できるだけ他の人に見つからないようにして実行しましょう。
1.コップを利き手に持ち、満月の見える外(ベランダなどでもOK)に出ます。
2.コップを持ち上げ、コップの底から満月を透かし見ます。見えたらそのまま目を閉じます。
3.彼と今後どうなりたいかを唱えます。「○○さんと、××という障害を乗り越えて結ばれたい」のような唱え方でOKです。
4.唱え終えたら、コップの水を飲み干します。
心の中では、あなたと彼を隔てる障害が欠けていく月のように消えていくイメージを持ちます。
煮え切らない彼から告白されよう
きっとお互い好き同士なんだけど、なかなか彼が告白してくれない…。ちょっとシャイな彼との関係、なんだかやきもきしてしまいますよね。そんなときには、この方法で満月の力を借りてみましょう。
用意するのはワイングラスと炭酸水(透明かグリーン系の炭酸飲料でもOK)だけ。
1.炭酸水を注いだワイングラスを掲げて、そのグラス越しに月を見ます。
2.「アルテミスよ、彼の気持ちを教えて」と唱え、 炭酸水を一気に飲み干します。
一気に飲まなければいけないのであまり多く注がないほうがいいのですが、あまりにも少なすぎると効果が半減してしまいます。自分が一気に飲める量を知るために、事前にリハーサルすることをおすすめします。
ジプシーの強力なおまじないで彼を振り向かせよう
これは満月の夜にジプシーの女性たちが行っていたおまじないです。普段つけているお気に入りの香水を用意してください。
1.入浴し、体を清めて、髪も乾かします。
2.体に香水をふりかけ、心を穏やかに静めます。
3.髪の毛を一本抜いて、彼の住む方角に吹き飛ばします。それと当時に彼の名前を3回唱えます。声は大きいほうがいいのですが、誰かに見られてはいけないので無理のない声量でOKです。
4. 15分ほどは彼の事だけを心に思い浮かべるようにします。
別れた彼とやり直したいなら試してみよう
一度は別れてしまったけど、やり直したい。そんな恋愛もありますよね。そんなときにはこれ。青い紙と青いペンを用意してください。
1.青い紙と青いペンを使って、別れの原因を書き出します。数はいくつでも。具体的なほど効果がアップします。
2.書き終わったらそれを細かく破り、最後は燃やします。
3.燃やしながら「私は彼と結ばれる」と3回唱えます。
必ず満月の夜に実行してくださいね。
以上が満月の夜に試してみてほしい恋愛のおまじないですが、意外と簡単そうで、次の満月が来たらすぐにやってみたくなるものばかりでしたよね。
満月には人の心に働きかけるパワーがある、ということは冒頭にも書きましたが、そのためにひとつだけ注意してほしいことがあります。満月のエネルギーは強力であるがゆえに、あまり何度も軽々しく使うものではありません。
ですので、ここに挙げたおまじないは、あなたが本気で手に入れたいと願う恋のときにだけ使うようにしてほしいのです。
そして、おまじないをしている姿は誰にも見られないように、気づかれないようにしてくださいね。これらのおまじないで満月のエネルギーを正しく使って、大好きな彼と結ばれましょう。