ホピの予言!アメリカで大昔から語り継がれた言い伝えとは

ホピの予言!アメリカで大昔から語り継がれた言い伝えとは
予言者という単語を聞いたとき、あなたは誰を連想しますか?

1999年に世界が滅びると予言し1990年代の世界を賑わせたノストラダムスですか? それともブルガリアでは知らないものはいないと言われるほど有名な盲目のおばあさん予言者ババ・ヴァンガ(ヴァンゲリア・パンディヴァ・ディミトローヴァ)でしょうか。

個人として有名な予言者はたくさんいます。誰が最も優れた予言者であるかを決めることは難しいですね。しかし、予言者として有名な一族といえば、やはりマヤ族を除いて他にはいないのではないでしょうか。マヤ族という民族を知らないあなたも、マヤ暦、ホピの予言、カチーナという単語いずれかに聞き覚えはありませんか?

ネイティブアメリカンインディアンであるホピは、大昔から様々な予言を語り継いできました。下記ではそのホピの予言についてご紹介していきます。彼らの予言者としての神秘的な力について興味のある方は、ぜひ目を通してみてください。

 

ホピの予言!
アメリカで大昔から語り継がれた言い伝えとは

 

ホピ族の予言は時系列が完璧である

ここですべてをご紹介するには長くなりすぎるほど、ホピ族の予言は多岐に渡ります。その範囲は史実に残るような戦争に関する予言や自動車などの開発を暗示している文面、歴史の教科書には書かれなかったりする日常的なことにもおよび、内容も多様です。

しかし共通しているのは、その時系列にはまったく乱れが無いということです。未来のことを言い当てている優れた予言者は多くいますが、時系列までも正確にあてている予言者はホピ族を除いて他にはいないと言っても過言ではありません。このことからも、彼らの予言には信ぴょう性があるということがわかります。

 

飛行機、電車、自動車の開発を予言している

飛行機や電車、新幹線やフェリーに自動車と現代では様々な交通手段がありますよね。ですが主たる交通手段が歩きであった大昔の人々にとってはそれらはすべて魔法なようなものであり、想像もできないような移動手段であったと考えられます。

にもかかわらず彼らはその出現を予知していたのです。今では当たり前に移動手段として認識されている飛行機も、開発段階では羽ばたかない翼で重い鉄が空を飛ぶはずがないと言われていました。

しかしホピ族は徒歩での移動が主だったころから空にたくさんの道ができること、鉄で作られた動く家ができること、馬がいらない馬車ができることを予測していたのです。予知能力もさることながらそれを受け入れる思考の柔軟性も素晴らしいものであるといえますね。

 

現代ファッションへの変化を予言している

難しい話をする前に、身近な予言をひとつご紹介しましょう。彼らは現代のファッションに関する予言も残しています。それは男性の服を女性が着るようになることや、女性のスカートがヒザより上になるといった内容です。

今でこそ性別にかかわらず男女平等の理念を掲げる国も増えていますが昔は男性女性の仕事は明確にわかれており、その服装もきっちりと二分されていました。男性は男性の服、女性は女性の服を着ることが常識であった時代から、その差がなくなることを予期していたのです。

また、彼らは女性の肌の露出が増えることを予言し、そのことに苦言を呈しています。過度の露出は女性の聖なる体の価値を落としてしまうことになり、同時に他の多くのものが本来の価値を失うと伝えているのです。

 

世界大戦を示唆する文面がある

第一次世界大戦、第二次世界大戦と呼ばれているように、世界大戦は第三次まで歴史上の出来事として記録されています。しかし当然のことながら、第何次と呼ばれるようになったのは世界大戦が終わった後のことです。

第一次世界大戦の最中には第二次世界大戦が起こることなど誰も予想はしていませんでした。にもかかわらず彼らは世界大戦までも予知しており、さらには原爆の存在をにおわせる記述もあるのです。彼らの予言の中で原爆はひょうたんにたとえられています。

その部分を要約すると『灰がいっぱい詰まったひょうたんが発明されて、それがもし空から落とされたら海は煮えたぎり大地は焼けこげて何年も死の大地となるものだ』となります。まさに原爆投下を予言しているものだと感じませんか?

 

科学の発展による自然破壊を予知している

『気候が違えば、変化も違ってくる。熱帯が氷で覆われ、北極が熱帯になることもありうる。これらは地軸逆転・地軸変動などの自然現象によって起きるとされているが、もし人類が環境を破壊するならば、それを待たずして気候変化はやってくるだろう』

こちらも要約になりますが、人間が自然破壊を続けることによる気候の変化について述べていることがわかりますね。しかし思い出してみてください。この予言を残した頃の人々は今の私たちでは不可能なレベルで自然と共存し、科学的なものには全くたよらない生活を送っていたはずですよね。

自然を破壊する手段も持たなかった頃の人々が自然破壊を予言していると考えると、恐ろしくさえ感じられるのではないでしょうか。

 

利便性を追求することによる危険性を警告している

上記でご紹介したように、彼らは地球温暖化によるオゾン層の破壊を推察できていたと読み取ることが出来ますね。このほかにも彼らは私たちの利便性を追い求めすぎる性質について警告を発してくれています。

私たち人間には理性があります。野生のままに食物連鎖に従って生きている動物たちと比較して知能が発達しているばっかりに、利便性を追い求めすぎてしまうきらいがあるのです。自分たちの生活を楽に便利にしていった結果が自然破壊や人口の増加に伴う資源不足を招いてしまっていることはもはや周知の事実です。

便利であるからと言って原子力発電によって処理しきれない化学物質を増加させたり、工場を稼働させすぎて排気ガスを排出させることをやめなければ、いずれは取り返しのつかないことになるという事実を今一度重く受け止めなければならないのではないでしょうか。

 

このままでは世界は滅亡する

最後になりますが、彼らの予言で最も重く受け止めたいのがこの一点です。このまま科学の発展に頼り切って今のような生活を続けていくと、そう遠くない将来世界は滅亡します。このことはホピ族の予言でも告げられていますが、予言されなくとも私たちは自分たちの存在が地球にとって害になっていることに気づいているはずです。

いきなり文明を廃して古代のように生活することは不可能だとしても、環境に配慮した生活を心がけることは不可能ではないでしょう。ごみを減らしたり生活排水をなくしたりと、まずは小さなことから環境に配慮していくことが大切なのではないでしょうか。

 

いかがでしたか。我々現代人のように周りの情報をインターネットですぐに入手できるわけではないということを踏まえると、彼らの予言者としての能力がいかに優れているかがおわかりいただけたのではないでしょうか。彼らは未知なる未来の出来事に対して様々な予言を残し、それを的中させています。

ですが根底にある彼らの教えはとてもシンプルなものです。『母なる大地を大切にせよ』という言葉に続けて『そうすれば大地も貴方を大切にしてくれる』と述べているように、善行を積めば善行が返ってくると説いています。日本にも『情けは人の為ならず』という慣用句がありますよね。

予言の中には未来の不確定さや破滅を予知しているような内容もありますが、私たちが思いやりの心を持ち続ければ最悪の事態を回避することもできると告げてくれているのです。良いことをすれば良いことがあるし、悪いことをすればその報いがあるということを頭において、自然に配慮した快適な生活を送りたいものですね。

 

まとめ

ホピの予言!アメリカで大昔から語り継がれた言い伝えとは

・ホピ族の予言は時系列が完璧である
・飛行機、電車、自動車の開発を予言している
・現代ファッションへの変化を予言している
・世界大戦を示唆する文面がある
・科学の発展による自然破壊を予知している
・利便性を追求することによる危険性を警告している
・このままでは世界は滅亡する


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