円満に離婚するには知っておきたい5つのポイント

円満に離婚するには知っておきたい5つのポイント

離婚するにはどうすれば、、、という言葉を聞いてマイナスイメージが沸く人は多いですよね。その理由に離婚に至るまでにさまざまなトラブルを抱えることが多いからです。お互いための離婚だと言いながらも、どうしても自分の主張を押し通そうとしてしまい、結果円満離婚とは遠く、離婚=揉め事に発展しまう事も多々あります。

しかしできれば円満に離婚の手続きを進めたいものですよね。そこで今日は円満に離婚するには知っておきたい5つのポイントをお伝えします。ではご覧ください。

養育費は心理テクニックで解決

上手く離婚するには、お金の問題をしっかりと解決しておくことが必須条件になります。結婚してからの財産は例え妻が働いていなくても共有財産とみなされるため、均等に2分されるのが普通です。そして子供がいる場合、子供が20歳になるまで親権者に養育費を払い続けなければならないため、ここでもお金の問題が発生します。

そこで、心理テクニックを利用します。親権者がなるべく養育費を毎月高額を払ってもらいたいという場合、財産分与の金額はある程度相手の条件をのみ、その代わり、養育費の金額を希望額にしてほしいと申し出るのです。すると相手は自分の条件も通っているので、大抵の場合は希望金額が通るでしょう。毎月のことですし、養育費を高額にしておくことはとても生活費の軽減につながるので大切な交渉になります。

 

子供は二人で育てるスタンスにする

親権者側は別れたら子供には一切会わせないという人も多いようですが、それでは養育費だけもらって子供に会わせてもらえない側からすると、養育費を払いたくなくなるため、途中で養育費の振込みが途絶える場合が多く、トラブルに繋がります。

子供にとって母親と父親の存在は両親が離婚しても変わらないため、定期的に子供に会わせるようにして、子供の事などで気軽に相談できる関係になることが理想です。そのような関係を離婚した両親が築いていれば、子供も精神的に安定し、本当の意味で離婚してよかったと思えるでしょう。

 

新居は実家の近くにする

離婚が決まったら、新居を探さなくてはならない人も多いでしょう。そういった場合は地元である実家の近くに家を探した方がいいでしょう。離婚後は精神的にも不安定でどうしても心の支えになってくれる存在というものは必要になります。心許せる友人や家族がいる地元、実家の近くに家を探すことは安心して新しい人生を歩んで行けるベースになるでしょう。

 

離婚前に就職先を決めておく

専業主婦が完全に離婚した後に仕事を探すとなると当然リスクが伴います。貯金を切り崩して生活していても先は見えていますし、すぐに就職先が見つかるとも限りません。食べていけなくなっては元も子もありません。ましてや子供がいる場合はなおさらです。実際の話で、子供を連れて離婚した専業主婦が仕事も決まらず、幼い子供を預ける保育園も見つからないため、生活保護を受けての生活をする結果になってしまったというケースがあります。これでは円満な離婚とは言えませんよね。

しっかりと離婚の意志が固まったなら、その時から離婚後の生活をシュミレーションして環境の準備をしておくことはとても大切なことです。

 

離婚後の再婚した時の事を話し合う

離婚が決まった後に、どちらかが違う相手と再婚するといったケースは珍しくありません。しかし、ここでトラブルになるのが、やはりお金の問題です。慰謝料や子供の養育費を分割して払う約束をしていたものの、結婚が決まったら新しい家庭を持つため、お金が必要になり、今まで払えていた慰謝料、養育費が払えなくなるというパターンが多いのです。再婚していない側は「ちょっと待った!」と言いたくなるのは当然です。

こういったトラブルを防ぐためにも、お互いに違う相手と再婚した場合のお金の問題についてどうしていくのか、しっかりと話し合っておく必要があります。離婚する際のお金の問題は解決しても、離婚後のお金の問題までは見落としてしまう人が多いですが、とても重要な話し合いです。子供を連れた側が結婚した場合は、養育費を払わなくていいのか、それとも再婚うんぬんに関わらず子供が20歳になるまではしっかりと払っていくことにするのか、慰謝料はどうするのか、しっかりと色々なパターンを想定して話し合っておきましょう。

 

やはり円満に離婚するには、トラブルのもととなる事をしっかりと断ち切っておくことが必須条件です。そのためにはしたくない話合いをしなければならない場合が多いですが、それを避けて曖昧にして離婚してしまうと、後からもっと厄介なトラブルになってしまう危険があるので、しっかりと離婚が決まった時点で嫌な手続きでも進めていくことが一度結婚した相手へのマナーです。

お互いが幸せな新しい生活を送れるよう、しっかりと話し合い、準備をしておきましょう。


連記事
タイトルとURLをコピーしました