脇汗をきちんと治したい時に手術はとても効果的です。手術というと入院の前後や、どのくらい痛いのか等々心配もつきものですが、脇汗の医学的治療で最近人気のボトックス注射の効果が約一年で永久的ではないので毎年悩みを抱えていかなくてはいけません。
脇汗が気になり始めたら病院に繰り返し行くのもだんだんつらくなってきますね。そんなつらい気持ちにならないために、脇汗手術を検討しましょう。
脇汗の手術といってもいくつかの種類があります。レーザーで汗腺を刺激して汗の放出を少なくする方法、汗を出そうとする司令塔の神経をブロックするもの、汗腺そのものを丁寧にそぎ取るものさらに丁寧に汗腺を取り除くマイクロ法など今回それぞれ汗腺を克服した方たちの体験談をまとめました。
脇汗は手術で治るのか?
実践者が語る驚き5つの体験談
エステ感覚痛みの少ない脇汗レーザー手術をしたAさん
病院というには程遠いエステサロンのような施術室で3回目のレーザー治療を受けています。脇汗の根治を願い手術を受けることにしましたが、手術というよりもエステを受けている感覚で時折バチッと痛みはあるが毛を抜く程度の痛みです。
レーザー治療は他の手術に比べると脇汗治療の効果は低いといわれますが、これまでの2回で効果は感じています。心なしか脇の肌もすべすべになってくすみが取れてきました。今回でラスト脇汗を気にしないで通勤できる明日が待っています。
次の日から仕事もいける脇汗手術(吸引法)を行ったBさん
通勤電車の吊革につかまれず過ごしてきた毎日にサヨナラすべくネットで評判の良い皮膚科を受診しました。初診の当日には手術日が決まりいよいよ脇汗手術を行います。手術台の緊張感は半端ないですがそのおかげで脇の施術部位への局所麻酔の痛みが紛れました。
「ココは痛いですか」と聞かれましたが、触った感覚はあるけど、痛みはないです。キュキュと汗腺を吸引する音が響き渡ります。日頃の疲れからか居眠りをしている間に手術は終了しました。内服薬を渡され帰路につきます。明日も仕事を頑張ろうと思います。
脇汗手術が家庭でもできるイオントフォトレーシスをしたCさん
脇汗手術で80~90%と高い成功率があるというイオントフォトレーシスをするために上京してきました。欧米では脇汗治療の主流とはいえ国内では限られた病院でしか取り扱われていません。脇汗の手術の中で副作用が少なく、初回の施術以降は機器を購入して自宅で週に1~2回施術すれば脇汗は解消できます。
機器の値段は約12万円だが一年限定の治療効果の注射でも10万円くらいかかるので安いものです。しかも、手術とはいえ切らない、痛くない、脇に電流を流すだけで、副作用もありません。週末の楽しみがこれでまた一つ増えた気分です。
神経ブロックで脇汗ブロックしたサーファーのDさん
誰にも気づかれないで脇汗を手術できないかと探した方法が「神経ブロック」でした。カテーテルを腕の付け根に挿入し麻酔薬を注入するだけです。効果は1~3か月ですが、思ったよりも効果が高く、予約制のクリニックなので待ち時間・施術時間もごくわずかでできます。
何より、Tシャツ越しの薄く透ける脇汗を気にしないで過ごせます。服を脱いでも傷跡がないから思う存分着替えもできます。先生からは脇汗の根治のために麻酔薬でなくレーザーの方法も進められましたが今はこれで充分満足です。
長い経過で反転剪除法の脇汗手術を受けたEさん
脇汗の治療のため皮膚科に通い始めて数年がたちます。塗り薬をはじめ、注射もレーザーも試しましたが思うような効果が得られませんでした。先生から「手術を検討してみませんか」とすすめられました。健康保険も使えるから他の治療に比べると扶養負担も少なく、成功のあかつきには半永久的に脇汗とオサラバできるといいます。術後は2~3日痛みがあるといいますが、これまでの通院がなくなるというなら有休を使おうと思いました。
手術中は痛みがなく2~3cmの傷は残ったが日常では目立つことはありません。帰りの電車でふと吊革につかまりました。いつものジワリとまとわりつく感じがありません。手術をしてよかったと思っています。
いかがでしたか。脇汗の手術は病巣が汗腺であるため「ワキガ」の治療と非常によく似ています。手術の成功率はどの方法をとっても「ワキガ」の方が、治療効果が高いように言われていますが、統計を取る時に「ワキガ」の方が圧倒的に治療している症例が多いため、脇汗と同じように成功率を算出したときに低めに出てしまうのです。
今回まとめた5つの脇汗手術は脇汗の程度・原因により一概にこの方法があっているかは医師の診察によります。ただ、脇汗を取り扱っている診療科により治療方針が異なる傾向にあります。
保険の範囲内で無理なく治療する皮膚科。手術の傷をできるだけ目立たなくしてくれる形成外科。カウンセリング付きでプライバシーを大切にする美容外科(料金は少し高め)。大きい病院の案内窓口によっては内科や、総合診療科、神経内科、麻酔科を案内されるところもあります。
脇汗の程度によりますが「ワキガ」「多汗症」をあえて診療内容に掲げているクリニックがおすすめです。
まとめ
脇汗の手術をした体験談
エステ感覚痛みの少ない脇汗レーザー手術をしたAさん
次の日から仕事もいける脇汗手術(吸引法)を行ったBさん
脇汗手術が家庭でもできるイオントフォトレーシスをしたCさん
神経ブロックで脇汗ブロックしたサーファーのDさん
長い経過で反転剪除法の脇汗手術を受けたEさん