尾骨骨折とは直接ぶつけたことにより発生する尾てい骨の骨折です。特に女性に多く尾骨骨折の症状には疼痛、圧痛、内出血斑、機能障害などがあり程度の差もありますがひどいときには触っても動いても痛く、くしゃみや咳でもひびき、直接椅子には痛くて座れない、仰向けにも寝れない、内出血が見えるなどととてもつらいものです。
下血があったら直腸を損傷している恐れがあります。尾骨骨折によって自律神経のバランスを崩すことがありその際は、下痢、便秘、生理痛、寝付けない、車酔いなどに現れます。そのため1日も早く完治させる必要があります。
そこで今日は尾骨骨折の完治までに気をつけるべき注意点をお伝えしますので、ぜひ参考にして下さい。
【尾骨骨折】完治するまで気を
付けるべき7つの注意点
カルシウムの摂取を心がけよう
骨を丈夫にするのはカルシウムです。ですがカルシウムは闇雲に摂取しようとしても、吸収し切れなければ排泄されてしまいます。カルシウムの吸収効率を高めるためにはビタミンDが欠かせません。
ビタミンDを多く含む食品にはしらす干しや焼き魚として食べる鮭やさんまなどがあります。またカルシウムは牛乳に多く含まれますが脂肪分が気になる方は、低脂肪のものでも構いません。牛乳が苦手な方は料理に利用したり、チーズで代替えして下さい。
乳製品全体が苦手な方は、ウエハースやせんべいなどのお菓子や、ご飯の素、カルシウムが強化された補助食品も有ります。カルシウムは尾骨骨折の完治の助けになりますので意識して摂取するように心がけてくださいね。
姿勢に気を付けよう
尾骨骨折したときは痛みがひどく姿勢を正しくしようと思っても無理、横向きに寝いているか立っているのが一番楽です。椅子に座るときは恐る恐るで尾骨が椅子に当たったらもう激痛、涙が出そうなほどです。
お尻半分だけで座るようにしたり、円座布団か、かなりフワフワしたクッションをうまく使ってくださいね。普段はイスに座って一番体重がかかる所が尾骨ですので、そこに体重がかからないように気をつけましょう。
横向きに寝てるのがいちばん楽、ですが寝たきりはよくないので気をつけましょう。
アルコールは控えめに
尾骨骨折のときのアルコールについてですが感覚が麻痺しているため、無意識のうちに患部に負荷をかけてしまう恐れががあります。大量のアルコールは血液が細胞に必要な栄養素や酸素を運ぶ働きを妨げます。
また飲みすぎると痛み物質や炎症物質を患部に運んでしまい治療の妨げにもなります。尾骨骨折が完治するまでは、飲酒は止めた方がよさそうです。どうしても飲みたい人は少しの量を時間をかけて飲みましょう。
運動も控えめに
尾骨骨折の際にはあまり痛まなくても必要以上に歩き過ぎないようにしましょう。走ったり階段の昇り降りも尾骨に負担をかけます。重い荷物を持つ事も腰に力が入り負担が掛かるので避けましょう。セックスも同じく避けるようにしましょう。
禁煙しよう
尾骨骨折の完治までは喫煙はなるべく控えましょう。飲酒と同じ様に急に禁煙する事はストレスに繋がってしまいますが、タバコは骨の癒合を阻害する大きな要因の1つです、骨折治療中はできるだけ禁煙しましょう。
喫煙の影響は尾骨骨折の治りが遅かったり、最悪の場合治らないこともあると言われるほど大きなものです。
入浴はなるべくシャワーで済ませよう
尾骨骨折のとき入浴は立った状態でシャワーを浴びる程度にとどめておきましょう。どうしても湯船に浸かりたいときはどこにも尾てい骨にあたらないように注意してください。
あたためることで血行がよくなり回復にもつながる反面、痛みが増す場合もありますので気をつけましょう。
自己流マッサージやストレッチはやめよう
自己流マッサージやストレッチは筋肉や神経を傷めてしまう事があるので絶対にしないようにして下さい。専門家の指示に従うようにしましょう。
さて、尾骨骨折のときは完治まで辛い時間になりますが一日も早くなおるように、食生活や姿勢、運動などに気を付けてくださいね。時間がたつと徐々に痛みも薄れていきますので完治まで安静を心がけて下さい。
骨が完全にくっついてから整骨院やカイロプラクティックに掛かるのも良いですね。その際も決して無理をしないように心がけて下さい。つまずいて更にけがを重ねないよう十分に気をつけて生活する事も大切です。
まとめ
【尾骨骨折】完治するまで気を付けるべきなのは
・カルシウムの摂取を心がけよう
・姿勢に気をつけよう
・アルコールは控えめに
・運動も控えめに
・禁煙しよう
・入浴はなるべくシャワーで済ませよう
・自己流マッサージやストレッチはやめよう