浮気による慰謝料を請求する前に知っておくべき5つの事

浮気による慰謝料を請求する前に知っておくべき5つの事
配偶者の浮気、本当に腹立たしいですよね。離婚するかどうかはともかく、浮気相手にも慰謝料を請求したいと当然考えることでしょう。

でも、ちょっと待ってください。配偶者が浮気をした場合、それは不貞行為となりますので、浮気相手に慰謝料を請求するのは当然の権利なのですが、場合によっては単なる骨折り損のくたびれ儲けになる可能性があるのです。

それはなぜか。浮気相手への慰謝料請求は、浮気相手の認識や状況によって支払われるかどうかが大きく左右されてしまうから。

だからこそ、浮気相手に慰謝料を請求する前に知っておかなければならないことがあるのです。今回は、浮気による慰謝料を請求する前に、必ず確認しておくべきことをお話します。

 

浮気による慰謝料を請求する前に
知っておくべき5つの事

 

浮気相手は本当にあなたの配偶者が既婚者だと知っていたかどうか

まず、浮気相手に慰謝料を請求する前に真っ先に確認しなければならないのは、浮気相手は本当にあなたの配偶者を既婚者だと知っていたかどうかということ。

これはとても大きな問題です。もしも、配偶者が独身者と偽って浮気相手と付き合っていた場合、浮気相手からあなたの配偶者が慰謝料を請求されかねません。

浮気相手があなたの配偶者と同じ職場だったり、誰もがあなたの配偶者を既婚者だと認識したりしているような環境での浮気ならば、「独身だと思っていた」ということはまずないでしょうが、そうではない場合は確認と、できれば既婚者だと知っていて付き合っていた証拠を手に入れておく必要があります。証拠がなければ、最悪しらばっくれられてしまうかもしれないからです。

 

浮気相手が不貞行為を認めているかどうか

配偶者の浮気、それは不貞行為ですが、不貞行為として認められるかどうかを左右するのは、配偶者と浮気相手が本当に肉体関係にあったかどうか。

浮気相手があなたの配偶者と付き合っていたことを認めているならば問題ありませんが、そうではない場合は決定的な証拠を手に入れる必要があります。例えば二人でラブホテルに入る瞬間の写真や、お互いのメールやLINEのやりとりの中で決定打になるような言葉などです。

浮気相手に慰謝料を請求しても、肉体関係があったかどうかの事実確認ができなければ、却下されてしまう可能性が高くなってしまいます。

 

浮気相手の年齢

浮気相手の年齢も重要です。万が一浮気相手が18歳未満だった場合、あなたの配偶者が訴えられかねません。

また、18歳以上だった場合も、未成年の時は注意が必要です。未成年でも社会人として働いていれば、責任能力があるというのが一般的な考え方ではありますが、もしもあなたの配偶者と浮気相手の年齢が離れすぎていた場合、あなたの配偶者の常識を問われてしまう可能性も出てくるのです。

 

浮気相手の支払い能力の有無

複雑で面倒な慰謝料請求を浮気相手にやっとのことでしたとしても、その浮気相手に支払い能力がなければ、慰謝料を受け取ることはできません。

浮気相手が定職についているのか、大きな借金を背負っていないか等、浮気相手に慰謝料の支払い能力があるかどうかは事前に知っておく必要があります。

 

浮気相手へ請求する慰謝料の相場

配偶者の浮気相手に慰謝料を請求するのには、手間と時にはお金がかかるもの。自分が思い描いていた慰謝料と、実際に受け取れる慰謝料の金額にはギャップがあるかもしれません。浮気相手が支払う慰謝料の相場については、ある程度知識を身につけておいた方が良いでしょう。

浮気相手が支払う慰謝料の相場は、それぞれの事例によって差がありますが、夫婦関係が修復され離婚に至らなかった場合は、50万円前後と少額であることが多いです。

一方、今まで良好だった夫婦関係が、浮気相手の出現により破綻し、結果離婚に至るといった場合は、300万円以上の高額な慰謝料支払い命令が浮気相手に出ることもあります。

 

いかがでしたでしょうか。

大切な家庭を壊す原因を作った配偶者の浮気相手には、正式な手段を取って慰謝料を請求し制裁を与えたいところですが、場合によっては慰謝料を受け取れない場合もあるのです。

浮気相手に慰謝料を請求するためには、あなたが直接会う、あるいは内容証明を作成して送る、または弁護士に依頼するなどの方法がありますが、どの手段を選んだとしても、相当なストレスと手間、そして場合によってはお金がかかってしまうものです。

浮気相手が慰謝料請求に素直に応じない場合、裁判することも可能ですが、時間がかかり、しかも自分も足を運ばなければならず大変です。

それでも浮気相手から慰謝料を受け取れれば苦労も報われるのですが、そうできなかった時の疲労感は想像するだけでげんなりしてしまうことでしょう。浮気相手に慰謝料を請求するならば、その前に本当に受け取れるのかを調査することが重要なのです。

 

まとめ

浮気による慰謝料を請求するには

・浮気相手は本当にあなたの配偶者が既婚者だと知っていたかどうか
・浮気相手が不貞行為を認めているかどうか
・浮気相手の年齢
・浮気相手の支払い能力の有無
・浮気相手へ請求する慰謝料の相場


連記事
タイトルとURLをコピーしました