40代の結婚はとても喜ばしいことですよね。人生長く生きてきて、やっと人生を共に歩む伴侶に巡り会えたのですから、なんと素晴らしいことでしょう。しかし、40代の結婚では、20代や30代の結婚では起こる可能性が低い問題が数多く発生します。
社会に出て20年ほど仕事をしてしっかりと自立した生活を送ってきた男性と女性が一緒に暮らして生活を共にするのですから、それは自然なのですが、そのような問題にも対処しなければいけません。
また、生活面以外でも、年齢的なことが要因となって生じる問題もあります。40代は、まだまだ若い年齢ですが、女性には年齢に応じた体の変化もありますし、お互いの家族の事を考えると様々な問題が発生します。そこで今日は40代の結婚で起こりうる7つの問題解決策についてお伝えします。
40代の結婚で起こりうる
7つの問題解決策
住宅購入でローンの審査が厳しくなる
40代の結婚で多くの人が壁にぶち当たる問題が住宅ローンの借り入れ審査の難しさです。結婚して新居を探すなら、せっかく40代まで頑張って働いてきたのですから、持ち家を手に入れたいでしょう。
しかし、住宅ローンを組む時にネックになるのは、借り入れ年数です。40代の場合、定年退職まで約20年ほどしかありませんから、それだけ借り入れ審査が難しくなるのです。結婚が決まったらできるだけ頭金を用意して住宅ローンの借入額を減らすようにしましょう。
子供が欲しくても年齢的に難しい
子供が欲しいと思っているカップルにとっては、40代の結婚ではまず子供が持てるかどうかが問題になるでしょう。
女性側が出産の際にリスクを伴うことももちろんですが、子供が生まれたとしても、子供が成人する時に自分たちがリタイアをしている年齢になってしまうため、将来への不安もあるでしょう。そんな夫婦には、子供が生まれたら早めに学資保険に加入しておくことをおすすめします。
また、子供を産むことを諦めた場合、犬などのペットを持つこともおすすめです。ペットは夫婦が険悪になった時も仲裁したり、仲直りのきっかけになってくれます。家族として受け入れてあげましょう。
家計費の管理権限で衝突する可能性が高い
40代の結婚で問題となる可能性があることの一つに家計費の管理権限を夫と妻のどちらにするかという問題があります。30代までに結婚する夫婦はお互いにまだ収入がそこまで高くないため、結婚したら家計費として給料を一括に集めてどちらかが管理します。
しかし、40代になるとお互いにある程度の収入があるため、どちらかに自分の給与を預けることに抵抗があるのです。そのような場合は、別財布にしたり、住宅費用は夫、食費は妻、など分担して管理するとスムーズに行くでしょう。
価値観の差を埋めるのに一苦労
40代の結婚で、結婚生活スタート後しばらく経ってから発覚する問題が、価値観の差です。家具や食器を購入するのにどこにお金をかけるかというのは人それぞれです。
食器はいいものがいいと考える妻もいれば、食器はホームセンターの安いものでいいと考える夫もいます。それは、年齢を重ねた人だからこそ持つ価値観です。先ずは、お互いの価値観を理解して譲歩しながら買い物をするようにしましょう。
生活習慣が違いすぎて理解できない
40代の結婚では、一緒に住み始めて唖然とするほど相手を理解できないと思うことがあるでしょう。20代の結婚では、せいぜい実家での習慣程度しかないため、相手の生活習慣を珍しいと思っても割りとすぐに合わせることができます。
しかし、40代の結婚では、それまで一人暮らしをしてきた人は特に習慣を正したり、相手に合わせることが難しいのです。そんな時はお互いに干渉せずに相手の習慣を尊重するように意識しましょう。
親の介護の可能性があることを意識する
40代の結婚で避けて通れないのが親の介護問題です。40代の二人の親となると70代以上の場合がほとんどでしょう。そうなると介護問題は必然的について回ってきます。
結婚生活をスタートしてすぐに相手の親御さんの介護が必要になったとか、同居せざるを得なくなったなどの事態が起こることを想定して、心の準備をしておきましょう。結婚時に相手の両親の事を事前に話し合っておくことも大切です。
家事の分担問題でもめる可能性あり
40代の結婚で意外な問題となるのが、家事の分担問題です。そんな些細な事でいい大人が揉めるとは考えにくいかもしれませんが、40代である程度キャリアがあってお互いにバリバリ働いている夫婦には必ずといっていいほどこの問題が発生します。
ふたりとも自分が一生懸命働いているのだから家事までできないと思うためです。この問題に対処するには、結婚当初に予め大体の家事の担当を決めておくことが重要なのです。
いかがでしたか。40代の結婚は、お互いに大人同士が一緒に生活を始めていくので、揉め事などは少なそうに思われがちですが、実は、お互いに自立して生きてきた分頑固なところが多く、何かと問題が発生してしまうのです。
ただし、どんな問題に対してもお互いを尊重することが大事です。自分の意見がいつも絶対に正しいと主張せずに、自分の考えを述べた上で、相手の意見も心から理解しようとする姿勢を持ちながら、楽しく結婚生活を送ってみましょう。
今日のまとめ
40代の結婚では
・住宅購入でローンの審査が厳しくなる
・子供が欲しくても年齢的に難しい
・家計費の管理権限で衝突する可能性が高い
・価値観の差を埋めるのに一苦労
・生活習慣が違いすぎて理解できない
・親の介護の可能性があることを意識する
・家事の分担問題でもめる可能性あり