アロマオイルの効能を高める7つのポイント

アロマオイルの効能を高める7つのポイント

テレビである匂いを嗅ぐことで認知症を予防するという報告がなされていました。認知症は脳細胞が破壊され萎縮してしまう恐ろしい病ですが、まだ完全な治療法は確立されていません。

そんな中日本人の医師鳥取大学医学部の浦上克哉先生画期的な認知症予防の研究結果を発表されました。それはある匂いを嗅ぐと脳の若返りが期待できるというものです。ブレンドされたアロマオイルを毎日昼と夜嗅ぐだけで、認知症を予防できるそうです。

アロマオイルの基本的な効能は、日常の生活で何かとストレスを感じるとか、疲れを癒したいといった場合に、アロマオイルの香りによってストレスを緩和したり、気持ちを癒す効果があります。そこで今日はアロマオイルの効能を高めるポイントについてお伝えします

 

アロマオイルの効能を
高める7つのポイント

 

アロマオイルをブレンドする際のコツ

初めてアロマオイルを使用される多くの方の場合、単品で使用した際に香りがキツイと感じたり、苦手だと感じることがあるかと思います。そのような時は、アロマオイルをブレンドして自分好みの香りでアロマテラピーを行うことができます。

(1)同じグループ内同士でブレンドする
例えば、フローラル系の中でローズ&ラベンダー、とか、ウッディ系の中で、ユーカリ&サイプレス、といった具合で混ぜます。

(2)グループの隣同士でブレンドする
これも相性が良いとされるブレンドです。例えば、フローラル系&シトラス系、シトラス系&ハーブ系、ハーブ系&ウッディ系、スパイス系&レジン系、エキゾチック系&フローラル系などです。

 

個性のある香りを和らげる方法

ちょっとクセのあるタイプのアロマオイルでも、比較的馴染みのある香りと合わせることで、受け入れやすくなることも多々あります。例えば、イランイランの香りはやや個性的。そこにオレンジスィートをプラスします。するとイランイランの香りがいい意味で抑えられ、バランスのとれた印象になります。

また、ブレンドには限度がありません。同じ2つの精油を混ぜても、入れる比率が変われば違う香りになるのです。いろいろとチャレンジして、自分だけのベストブレンドを見つけてみてくださいね!

 

キャリアオイルの選ぶ際の注意点

マッサージオイルは、アロマオイルをキャリアオイル(植物油)で希釈して作ります。そのキャリアオイルを購入する際の注意点をですが、食用オイルは肌に塗ってはいけないということです。

食用オイルは口に入れるものとしては適していますが、肌用ではないため処理方法がスキンケア用にはなっていないと考えられます。この辺は、個人の好みもありますが、一般的には肌に塗るものは化粧品グレード(アロマテラピーショップや薬局で販売されている)をおすすめします。

 

アロマオイルの効能を高めるお勧めのキャリアオイル

実際のサロンや家庭でアロマテラピーを楽しむために使われているキャリアオイルは数種類です。代表的なものとしては「ホホバオイル」「スィートアーモンドオイル」「オリーブオイル」などです。

・ホホバオイル
ツゲ科のホホバという樹木の種から圧搾されます。黄金色をしたホホバオイルですが、主要成分はロウです。
そのため、外気が寒くなる冬などは常温で固体になります。

・スィートアーモンドオイル
バラ科のアーモンドの1種。食用にもされる美味しい実がありますが、あれを圧搾してオイルを得ます。
主要成分はオレイン酸です。

・オリーブオイル
食用でとても有名ですが、薬局でも売られるように、潤滑油や保湿オイルとして有名です。

 

アロマオイルはローテーションして使用する

薬やアロマオイルは「脂溶性物質」であり、連続摂取すると肝臓に負担をかけてしまいます。よって、アロマオイルも同じものを長く使いすぎると肝臓に負担となり、蓄積して分解しきれなくなった場合はアレルギーを引き起こします。

アロマオイルの効能を最大限に高める為にも、1週間ほど毎日使ったアロマオイルは、必ず1週間お休みをして下さい。その間、同じ効果のアロマオイルが必要な場合は、同じような効果を持つ別の植物のアロマオイルを代用することが、アロマオイルのローテーションの方法です。

これを少しでも意識していただくと、毎日同じアロマオイルで香りを楽しんでいても、ずっと使い続けることは注意するようになりますし、1つ作ったマッサージオイルを使ったら、次は別のレシピのアロマオイルでマッサージオイルを作ろうと考えるようになって頂けると思います。

 

原液のまま使わない

アロマオイルは、皮膚刺激を起こす可能性があります。原則的に原液での使用は避け、適度な濃度に希釈することが望ましいでしょう。希釈した場合でもアレルギー反応を引き起こすおそれはあります。

使おうとする濃度でブレンドしたオイルでパッチテスト(目立たない場所につけて24時間は様子をみる)を行って、反応が出ないことを確認してから、使ってください。

また、100%天然で香りが良いアロマオイルとなると、直接顔に塗って美容液にしたくなりますが、これは絶対にやめましょう。オリーブオイルなどの植物油に精油を混ぜればトリートメントオイルになります。このときは精油の濃度が1%以下になるように作ります。

顔用は0.5%以下の濃度におさめ、二の腕の内側などの肌が柔らかい部分でパッチテストをしてから使いましょう。

 

保存は冷暗所で

アロマオイルは生き物です。長く使う為にも冷暗所で保存することをお勧めいたします。必ずしも冷蔵しなくてもいいですが、夏場は冷蔵庫に避難させたほうが安心です(特にモノテルペン類を多く含む柑橘系オイル)ローズオイルなど冷蔵すると固化する精油もありますが、常温に戻せば使えます。

酸化したエッセンシャルオイル(精油)は成分組成が変わっており、皮膚刺激・光感作などのリスクが高くなります。ニオイ、味、見た目に異常を感じたら、使用をやめて、家事用にお下がりさせましょう。また幼児・子供の手の届かないところに置きましょう。

 

如何でしたか。アロマオイルの効能を高めるためポイントをお伝えしました。様々な効能があるアロマオイルですが、トータルとしての香りを心地よく感じるかどうかというのは、アロマテラピーを行なう上で非常に大切です。

人は心地よいと感じたときに、はじめて安らぎを実感することができるそうです。同じ品種のぶどうを使ったワインでも、産地によって味や香りが異なるように、同じラベンダーオイルでも、産地が異なれば香りも異なってきます。

まずは自分の好みに合ったアロマオイルを選ぶことからはじめてみませんか。

 

今日のまとめ

アロマオイルの効能を高めるポイント

・アロマオイルをブレンドするにはコツがある
・個性のある香りを和らげる方法もある
・キャリアオイルの選ぶ際の注意点を抑えよう
・アロマオイルの効能を高めるお勧めのキャリアオイル
・精油はローテーションして使用する
・原液のまま使わない
・保存は冷暗所で

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