独身貴族というのは、男性・女性にかぎらず、進んで独身でいることを選択して独身という身分を謳歌している人の事を言います。独身貴族という言葉からも分かる通り、その身分は、まるで既婚者より高い地位にいるかのように優雅なものです。
しかし、世の中には結婚したいとか、結婚して子供を持ちたいと願う人も多く居ます。また、結婚をした方がいいというのは親も願うことですし、会社によっては結婚をしている人の方が出世しやすいという文化もあります。
このように一般的には人は結婚して家庭を持つことが幸せだとされている風潮の中で、独身貴族の人たちは、なぜ独身でいたいと思うのでしょうか。実は、独身貴族の人が自ら独身でいるのは、結婚しなくてもいいと思える程の魅力的な理由があるのです。そんな独身貴族が結婚しなくてもいいと考える7つの理由をお伝えします。
独身貴族が結婚しなくてもいいと
考える7つの理由
金銭的な自由
独身貴族が結婚に魅力を感じない理由の多くに、金銭的な自由を得たいと思う事が挙げられます。結婚をすると、夫婦で共働きをするにしてもマイホーム購入のため、子供の教育費のため、また、老後資金の貯蓄のために給料を家計に納めなければならず、お金を自分が好きなように使うことができません。
独身ならば、自分が頑張って稼いだお金がすべて自分の好きなように使えるため、結婚はしなくてもいいと考えてしまうのです。
居住地や住宅選びの自由
結婚をするとマイホームを購入するにしても、賃貸住宅に住むにしても、ある程度の間取りが必要になるため、都心に住みたいと思っても、費用的にかなわず郊外に住まざるをえないというケースが良くあります。
また、子供がいる場合には、繁華街に住むよりは、閑静な住宅街に住むほうがいいとされていますから、自分が好きな街に住める可能性が狭まります。しかし、独身貴族なら、自分が好きな街に好きな間取りの家を探して身軽に引っ越すことが出来るのです。
恋愛や交友関係の自由
結婚をしてから、配偶者以外の異性を好きになってしまうことが絶対にないとは限りません。しかし、結婚している以上、配偶者以外の相手と恋愛関係になると不貞行為になってしまうので、気持ちを抑えて我慢しなければいけないでしょう。
しかし、独身貴族であれば、好きな時に恋愛ができます。恋人がいる時に恋人以外の人を好きになったとしても、その時付き合っている恋人と別れればいいだけの話ですから、自由に恋愛ができたり、異性の友達と遊ぶことができます。
買い物をする時に自由に選択できる
独身貴族のメリットはなんといっても、すべてに置いて自由だという事です。夕飯に食べたいものがあれば、外食をすることもできますし、家具や家電も自分が好きな物を購入することができます。
しかし、既婚者は食事の予定を気分次第で直前に変えるというような自分勝手な行動ができません。また、何を購入するにも相手の同意のもと決める必要があります。特に家具の趣味が合わない配偶者と一緒に家具選びをするのは苦痛とも言えるでしょう。
時間を自由に使える
結婚をすると、他人と1つの家に住むことになります。そうなると、自分勝手に遅い時間に帰宅したり、無断で外泊をすることは喧嘩の原因になりえます。
しかし、独身貴族であれば、好きな時間に寝て、起きて、出かけて、帰宅をすることができます。1人でボーっとしたい時でも誰にも邪魔をされることがありません。夜遊び好きな人は特に、結婚生活で好き勝手に遊び歩く事ができないのが苦痛になるでしょう。
職業やキャリアプランを自由に決められる
独身貴族の人に多いのが、男女問わず起業家や会社経営をしている人です。そのような人は、家庭を持って家族を守ることよりも、自分の上昇志向を優先させるため、独身貴族でいることが心地いいのでしょう。
結婚をすると、常に安定を求められます。子供ができると特に、収入が途絶えるということは絶対に避けたいため、いくら独立して事業を起こしたくても、会社員を辞めることがリスクになるため選択しずらくなってしまうのです。
自由なライフプラン設計ができる
独身貴族でいる人に対して、世間一般の人が心配するのは老後の事です。老後に1人でいると何か会った時に助けてくれる人が居ないのです。
しかし、独身貴族に言わせてみれば、夫婦でいると、相手の病気や介護の心配までしなければいけないというデメリットがあります。また、ずっと独身であることを決めたら、老後に困らないように前もって準備ができるため、全く不安要素になりえないのです。
老人ホームに入居するために貯金をしたり、病気にかかってしまった時のために医療保険に入っていれば万全です。肝心なのは自分のライフプランを責任をもって自由に設計できるということなのです。
いかがでしたか。独身貴族というと、結婚をせずにいつまでも好き勝手に生きている人たちのことを想像する人が多いかもしれません。しかし、独身貴族は、たくさんの自由と引き換えに、人生を1人で生き抜く強さや綿密な計画性を求められるのです。
ただ楽しく人生を生きているようですが、それなりに責任もつきまとう独身貴族という生き方は、ある意味、本当の意味で自立した人間でないと務まらない身分なのかもしれません。とにかく何者にも縛られずに自由な生き方をしたいと思う人は独身貴族にチャレンジしてみましょう。
独身でいることに、最初は自由を感じて楽しめたとしても、いつか淋しさや不安を感じたならば、独身貴族には向いていないということなのでしょう。
まとめ
独身貴族が結婚しなくてもいいと考える理由とは
・独身ならお給料をすべて自分のために使えるから
・身軽に好きな土地や好きな家に引っ越せるから
・制約なしに自由な恋愛ができるから
・食べ物も家具も洋服も好きな物を揃えられるから
・時間を自由に使えて好きな事ができるから
・仕事に打ち込むのも転職をするのも好きなタイミングでできるから
・ライフプランは自分の分だけ考えればいいから