股関節痛はストレッチで治しましょう。子供を産んでから、股関節が痛むようになった。思いっきり走りたいけれども、股関節が痛んで仕方ない。あぐらをかくと、股関節が外れてしまいそうになる。
あまり周りには言えないけれど、股関節に悩みを抱える人は少なくはありません。股関節が痛むと、歩くことにも走ることにも、座ることにも不具合を感じます。そのため、放っておいてはいけない痛みです。
そこで今回は、大きな声では言いたくないけれど、深刻な身体の不調の1つである「股関節の痛み」の改善法についてお伝えします。自宅でできる股関節痛のストレッチなので、出産後の股関節痛でも、今すぐに取り組めます。
そのままにしておいても、痛みが緩和されることはありません!正しい股関節痛のストレッチ方法で、毎日コツコツときちんと股関節痛のストレッチをこなしていくことが、何よりも大切です。
股関節痛はストレッチで解決!
根本から改善する方法
超簡単!寝ながらひざ倒しストレッチ
とても簡単にできる股関節痛のストレッチをお伝えいたします。寝ながらすることができるので、おやすみ前の習慣としてお試しになってはいかがでしょうか?
【寝ながらできる股関節痛のストレッチ】
①仰向けになって寝ます。
②その状態で膝を90度に曲げます。
③膝を90度位に曲げて、身体は仰向けのままで足を右に倒します。
どのくらい倒せるかは、お任せします。
④次に、状態を左に倒します。
⑤右、左を20回ずつ繰り返しましょう。
これはあくまでも、股関節痛のストレッチで痛みを和らげるものです。痛みを感じたら絶対に無理をしないようにしましょう。
力を抜いて足組みストレッチ
股関節痛のストレッチは、その痛みが緩和するまで、毎日コツコツと行っていくことが大切です。次にお伝えするのは、足を組んで行う楽ちん簡単な、股関節痛のストレッチです。ぜひ、お試しになってみてはいかがでしょうか。
【足を組む股関節痛のストレッチ】
①仰向けに寝ます。
②両足を伸ばして、肩足を膝に乗せます。最初は右足にしましょう。
(この時に力を抜いた状態をキープするようにして下さい。)③そして、右足を床に近づけて行くようにすればOKです。
④上記の流れを右足10回、左足10回繰り返しましょう。
いかがでしょうか?この股関節痛のストレッチは、多くの改善体操のなかでも、特に痛みを感じにくい種類です。痛みが強い場合には、ぜひこの体操からお試しくださいね。
うつ伏せで足を内側&外側ストレッチ
股関節痛をストレッチで和らげるためには、毎日欠かさずしていく必要があります。うつ伏せになって行えますし膝への負担もかからないので、早速試してみましょう。
【うつ伏せで行う股関節痛のストレッチ】
①うつ伏せになりましょう。
②その状態で、ふくらはぎから下を浮かせて、右足を90度にして曲げてください。
③お腹は付けたままで構わないのですが、左足の方へゆっくり倒していきましょう。
④内側に倒したら、次は②とは反対の方向に少しずつ倒していきます。
こちらは股関節痛が激しい人は、あまり無理をしすぎないようにして下さい。足組みの体操から入ることをおススメします。適度なストレッチで、心地よいと感じる程度に留めておきましょう。
あぐらで股関節の痛みを解消!
股関節痛に悩む人にオススメしたいのは、あぐらストレッチです。テレビを見ながらでも、本を読みながらでも気軽に行える股関節痛のストレッチなので、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
【あぐらで行う股関節痛のストレッチ】
①まずは、あぐらをかきましょう。方法は右足と左足の裏をぴったり合わせるだけでOKです。
②この時に体勢が崩れないように、足の真ん中にタオルや下敷きなどを挟むことをオススメします。
③注意すべきは、つま先を無理に持ち上げないことです。両方の膝の高さをしっかりと比べて体勢を整えていきましょう。
たったこれだけのストレッチで、あなたを困らせていた股関節痛から解消されるのです!何か他のことをしながらでも十分に行うことが出来ますので、ぜひお試し下さい。
うつぶせ寝で股関節痛のストレッチ
股関節痛が悪化すると日常生活に支障がでるので、できるだけ早い段階で解消しなければいけません。早速できる、毎日5分でできる股関節痛のストレッチをご提案しますね!
【うつ伏せ寝でできる股関節痛のストレッチ2】
①うつ伏せに寝ましょう。
②顔は左を向きます。右手は思いっ切り伸ばしましょう。
③この状態で、左足をズリズリと上半身の方向にずり挙げていきます。
④限界までずり上げたら、15秒キープしましょう。
(この時には、痛みを感じない程度に引き上げることがポイントです。)
膝曲げストレッチで股関節痛緩和!
股関節痛にお悩みの人は、同時にひざの痛みにも悩んでいる人がたくさんいます。そのような方は、ひざに強い刺激を与えないようにストレッチにも配慮する必要があります。
けれども中には、ひざの痛みは感じないという人もいますよね?これからお伝えする股関節痛のストレッチは、ひざの痛みを感じない方限定のものなのでご注意ください!
【膝の痛みのない方限定!のストレッチ】
①基本姿勢は、立った状態になります。
②両足を肩幅の広さに開いて、つま先を外側に少しずつ開いていきましょう。
③背筋を伸ばした状態で、両手を後頭部に当てます。
④この状態で、ひざをゆっくり曲げていきましょう。
⑤曲げた状態で3秒キープ!
(少し辛いとは思いますが、ゆっくり伸ばしていきましょう。)⑥上記の動作を30~50回繰り返します。
最初はきついと感じることもあるでしょうが、慣れると楽に股関節痛のストレッチを行うことができます。ぜひ、自分のペースで進めて下さい。
これは効く!足指ストレッチ
股関節の痛みを緩和するためには、足の指をストレッチする方法も効果的です。早速、ご紹介します。
【股関節痛に効く足指ストレッチ】
①床に座ります。
②両足を大きく広げましょう。
(股関節に痛みを感じている時には、無理をしないようにしてください。)③足の親指を内側に回転させるように回しましょう。
④今後は反対です。足の小指を外側に回転させるように回しましょう。
⑤1セット5回を、1日に3セットこなすようにして下さい。
いかがでしたか。今回は、股関節の痛みを少しでも改善するための、股関節痛のストレッチ方法を、まとめてお伝えしてきました。股関節が広がるとO脚傾向になり、太もも内側の筋肉や下腹部の筋肉も衰えやすくなります。ストレッチと筋肉トレーニングで、シッカリと股関節を守りましょう。
股関節が痛むと、日常生活にも支障が生じてしまう事態にもなります。ひどくならないうちに、きちんと治療していかなければなりません。今は痛くなくても股関節の痛みが急に発生する場合もあります。
強い痛みを感じる時は整体に通いながら、自宅でも小まめにストレッチを行っていく方法が良いでしょう。股関節の開きは日々の姿勢と生活習慣も影響した結果ですから、1日で劇的に改善するかは分かりません。けれども、だからこそ毎日コツコツとストレッチを続けて、姿勢や骨格の習慣を変えることで、確実に良くなっていきます。
まとめ
その股関節痛を和らげる、自宅でできるストレッチ
・寝ながらひざ倒しストレッチは、就寝前の習慣に
・股関節の痛みが強いなら、力を抜いて足組みストレッチ
・膝の負担がかからない、うつ伏せで足を内側&外側ストレッチ
・テレビを見ながらもできる、あくらで股関節の痛みを解消
・1日5分の習慣で改善!うつぶせ寝で股関節ストレッチ
・膝に痛みがないなら、膝曲げストレッチに挑戦
・股関節痛にも意外と効果大の、足指ストレッチ