ビタミンカラーを生活に取り入れて元気になる7つの方法

ビタミンカラーを生活に取り入れて元気になる7つの方法
昔から、色が私たちの精神や身体の状態に少なからず影響しているということが言われてきましたが、最近では、その科学的根拠も明らかになってきました。

たとえば、黒い色に抱く恐れは何が根拠になっているのか、赤い色に情熱を感じるのはなぜなのか、原色と淡い色から受けるイメージの違いは何か、などは全て、人類が地球上に現れたころから脈々と続く本能的な感覚が作用しているとして説明がつきます。

世の中には多くの色があふれていますが、中でも明るく鮮やかで、程よくやわらかい風味を持つビタミンカラーは、心も体も元気にしてくれるパワーをたくさん秘めています。

そんなプラスのパワーがいっぱいのビタミンカラーを生活の中に取り入れて生かしていかない手はありませんよね。そこで今日はビタミンカラーを生活に取り入れて元気になる7つの方法をお伝えします。

 

ビタミンカラーを生活に取り入れて
元気になる7つの方法

 

レッドで活力をアップ

情熱的でパワフルなイメージのビタミンカラー・レッド。活力や意志力を高めてくれるので、自信を取り戻したい時や、やる気を引き出したい時、何か決断したい時にはオススメの色です。

また、アドレナリンの分泌を促進したり、自律神経を刺激し交感神経を目覚めさせる作用があるので、朝、元気よく一日を始めたい時には効果的です。朝の身支度に使うタオルや歯ブラシ、朝食に使う食器類など、アクセント的にレッドを取り入れてみましょう。

「アクセント的に」というのには理由があります。赤には攻撃的・支配欲・闘争心を刺激するといった一面があるので、カーテンやラグなど大きな面積かつ容易にどかせないものにはオススメできません。 心がレッドを求めている状態の時に見ること触れることができるものであることが理想的です。

医学的には、造血作用、血行促進、新陳代謝を上げる作用もあると言われています。 「赤パンツは体温と免疫力がアップする」とよく聞きますが、ちゃんとした根拠があったのですね。

イエローで記憶力アップ

明朗で快活なイメージのビタミンカラー・イエロー。実は非常に知性に長けた一面を持っています。ものごとを区別・認識する識別能力や記憶力を高め、規則性や明晰性を促すといった特性があり、集中力・学習意欲の増進に効果があります。 イエローは太陽光の色とも言われ、かつて人々は農業や徒歩での移動など、太陽のもと自然とイエローのパワーを得て生活していました。

しかし現代では、一日中ビルの中で働き、移動は地下鉄など、太陽光を浴びる時間などほとんどありません。一方で膨大な情報を処理しながら生きており、イエローのパワーはすり減る一方です。 そんな状態を続けていくと、やがて体にも支障をきたします。

特に消化器系や免疫系に影響が出ます。消化器系も免疫系も「体に何が必要で何が不要なのか」を認識・識別・処理するという共通点があります。 「便秘、疲労感」などは、イエローのパワーが不足していることを意味します。

インテリアにイエローを加えることでそのパワーを補うことができます。とくに、カーテンやトイレのカバー類などに用いると効果的です。

オレンジで気持ちを楽に

あたたかく陽気なイメージのビタミンカラー・オレンジ。オレンジには、心を開き、気持ちを楽にする作用があります。インドのチャクラでもオレンジは「人間関係を築く源であり、人生を楽しむ色」とされています。

インテリアやファッションに取り入れることで、親しみやすさが感じられ、人間関係がスムーズになったり、会話が弾みより楽しい時間を過ごすことができるようになるでしょう。

また、オレンジには心の傷を癒したり、恐怖や極度な緊張や不安などネガティブな感情をマイルドにし、再び活力を得るための手助けをしてくれる色でもあります。

オレンジの色を身近におくことで、気持ちの浮き沈みを小さくすることができます。 食欲を増進し消化吸収を高める効果もあります。

白熱灯のようなオレンジの明かりを中では食事があたたかくおいしそうに見えますよね。 知らず知らずのうちにオレンジのパワーを受けて生活しているんですね。意識的にオレンジを食卓に取り入れるだけで楽しくおいしい食卓が出来上がるなんて、まさに「人生を楽しむ色」と言えますね。

グリーンで心穏やかに

穏やかさと癒しのイメージのビタミンカラー・グリーン。窓から見える木々の緑や室内に置かれた観葉植物にほっとした経験は誰にでもあると思います。 グリーンは虹のスペクトルの中心に位置する色であり、暖色と寒色の中間の色でもあるように、調和のとれた安心感を与えてくれる色です。 リフレッシュ効果や、ストレスを弱める効果、凝り固まった心をほぐして、柔軟でバランスのとれた精神を取り戻す効果があります。

また、グリーンは目の疲労回復効果やデトックス効果のほか、心臓に働きかけ血圧を正常に保つ作用、体の細胞の調和を保つ作用から腫瘍にも効果があるとされています。いくら医療が進んだとはいえ、自然の与えてくれるグリーンのパワーから切り離せない存在であることを感じますね。

素敵なパワーを持つグリーンですが、室内を極端にグリーンでまとめてしまうと、刺激が無くなって脱力感を感じたり、積極さや意欲を減退させる場合もあるので注意しましょう。 緑の植物をたくさん置いたり、アクセントとしてグリーンを置くことをオススメします。

ピンクで幸福感を

愛情と幸福のイメージのビタミンカラー・ピンク。ピンクを好む人には潜在的に「愛されたい、甘えたい」という欲求が強い傾向があります。 言葉だけ聞けば自己中心的にも聞こえるかもしれませんが、ピンクを身にまとうことによって幸福感が満たされ、周囲の人にも気配りや思いやりを注ぐことができるようになります。 そんなやり取りの中で、周りも愛情深く思いやりのある自分に気付き始め、いつしか本物の愛情を引き寄せることができるようになります。それがピンクのパワーです。

また、ピンクは女性ホルモンを整える作用があります。女性ホルモンの乱れが女性の心身の乱れにつながるのは周知の事実ですから、ピンクが女性に好まれる女性らしい色であるのにはこのような理由も影響しているのでしょう。

ピンクをファッションに取り入れると、女性本来のやさしさや柔軟さを引き出して、より女性としての魅力がアップします。男性や小さな子供もピンクには親しみを感じるようです。ピンクは日本人の肌の色ととても相性が良いので、積極的に取り入れてみましょう。

バイオレットでパワーを充電

スミレやラベンダーのように柔らかい癒しのイメージを持つビタミンカラー・バイオレット。 虹のスペクトルにおいて赤の反対側の端の色であり、その作用についても赤のパワーが過剰になるのを抑えるかのように、精神を鎮めつつ、再び活力を得るための充電効果を得ることができます。

体の中枢神経に作用し、心と体のバランスを整える作用もあるので、体の自然治癒力を高めたい時にもバイオレットの力を借りると効果的です。 特に、一日の終わりに、バイオレットに色づくラベンダーの入浴材などを入れたお湯につかると、質の良い眠りが得られて、翌日には新しい気持ちで一日がスタートできるはずです。

また、バイオレットは可視光線(目に見える波長の光)の始まりと終わりの色であり、未知の領域を象徴する色でもあります。そのパワーには、想像力を掻き立てたり、感受性を高める作用があります。 バイオレットを身に着けることによって、理想を現実に近づけたり、秘められた能力を開花させる効果が期待できます。新たな可能性を見出したい時には最適な色ですね。

スカイブルーで精神を落ち着ける

平和や慈愛と言ったイメージのビタミンカラー・スカイブルー。周りを見渡すと、意外にスカイブルーのものは自然界には少ないことに気づきます。 スカイブルーは空や海といったあまりにも広大で大きな存在としてあるものなのですね。ゆえに、小さなことには動じない冷静さや、包み込むような慈愛を象徴するのでしょう。 しかしそれは単に象徴にとどまりません。目隠しの状態で青一色の部屋にいるだけで、脈拍が低下し、涼しさを感じるといった実験結果もあります。

スカイブルーには、脳の緊張を解きほぐし、精神を穏やかにする作用があるので、寝室に用いるのがオススメです。 ただし、スカイブルー一色にまとめすぎると体を冷やし、孤独感を強めてしまうので、オフホワイトなどの柔らかい色を基調にするとよいでしょう。

また、白い照明は青みを強めてしまうので、白熱灯などの温かみのある色のものを用いるのが良いとされています。また、筋肉の疲労や緊張を感じるときには、ほぐす作用も期待できるそうなので、ゆっくりと休むことができそうですね。

 

このようにビタミンカラーにはそれぞれ個性的で魅力的なパワーが秘められています。それらの特性を理解して、上手に生活の中に取り入れるだけで、あなたの望む「自分」に出会えるかもしれません。

また、その日のあなたが何色を好むかによって、その日の心や体の状態がどうなのか、客観的に知ることができるでしょう。 そして、心や体をいつもベストな状態へとコントロールするすべとしてビタミンカラーを活用すれば、充実した毎日がすごせること間違いなしです。

今日のまとめ

ビタンカラーを生活に取り入れて心身ともに元気になるコツ

レッドで活力アップ
イエローで記憶力アップ
オレンジで気持ちを楽に
グリーンで心穏やかに
ピンクで幸福感を
バイオレットでパワーを充電
スカイブルーで精神を落ち着ける


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