メタボが心配な人にとっては食生活が大切なポイントになり、食べる量や種類だけでなくバランスも考えることが大切ですよね。好きなものを好きなだけ、一日中食べ続けられたらどれほど幸せかと思う人は多いでしょう。
メタボは体重管理がとても大事、摂取カロリーが消費カロリーよりも多い食生活では体重が減ることはありません。だからといってカロリーだけを意識しても空腹との闘いや栄養不足になる恐れも出てしまいます。
メタボが不安な人は健康を取り戻すために普段の食べ方を見直してみませんか。人間の体は加齢とともに基礎代謝量が減っていきますので痩せにくい体質になってしまいます。
そのなかでどのようにメタボ予防をするか、本日は健康的に太らないための食べ方のコツについて詳しくお伝えします。
甘いものと油っぽいものを減らしましょう
メタボは内臓脂肪症候群と呼ばれる病態、原因は運動不足や食べすぎで近年とても増加しています。
太るだけなら大丈夫だと油断している方、メタボは内臓脂肪が蓄積され、加えて中性脂肪が高くなるため高血圧や糖尿病、心筋梗塞などの深刻な病気に進展するリスクを抱えているサインなのです。
健康診断でメタボの危険性を指摘されたらまず脂質と糖質の制限をスタートしてください。糖分が多いジュース、お菓子だけでなくお酒、ごはんなどの炭水化物も要注意。
さらに揚げ物などの油っぽい食べ物や加工食品なども脂質が多いため、HDLコレステロールが高くなる恐れがあります。油は善玉コレステロールが多いオリーブオイル、炭水化物は1日に1回にするなど回数を決めておくとよいでしょう。
高タンパク質の朝食で一日をスタートしましょう
メタボが気になる人は無理に食事回数を減らすのは逆に体重が増える原因になりますので、脂肪燃焼率を高めるために高タンパク質の朝食を心がけてください。
タンパク質は筋肉のもとになる栄養素、朝食に摂取すると基礎代謝量が高くなり効率的なダイエットができます。しかしタンパク質は過剰摂取すると内臓疲労の原因になるため、朝食では消化しやすい卵や豆腐などの豆類がオススメ。
朝食を抜いてしまうと昼食で摂取する脂質や糖質がそのまま吸収されて太りやすくなります。メタボの食生活は規則正しく胃腸活動を活性化して不要な脂質などは消化分解していきましょう。
食事30分前に水を飲みましょう
食べすぎは自覚しないまま継続されやすい傾向があります。腹八分目が良いといわれても、八分目の程度がわからない人は意外に多いでしょう。そこで食べ過ぎやすい人は食事の30分前になったらコップ1杯~2杯程度の水を飲み空腹感を抑えてください。
空腹状態でいきなりご飯を食べると血糖値が急上昇してインスリンが分泌されます。インスリンは脂質や糖質の吸収を高めるため太りやすくなる作用がありますので、食事はまず水分からはじめ続いて食物繊維が多い野菜、次に肉や魚、最後にご飯や麺類で調整してください。
食物繊維を豊富に摂取してお腹の脂肪を減らそう
メタボといえばぽっこりお腹が特徴ですが、脂肪がつきやすいウエスト周辺は便秘なども要因になる場合があります。正しい食事の食べ方として知っておきたいのは、メタボの危険性がある人は食物繊維をできるだけ摂取すること。
野菜や海藻、キノコ類などに含まれる食物繊維は脂質の吸収を抑える働きがありますので、効率的な食事制限になります。
とくにこんにゃくに含まれるグルコマンナンと呼ばれる食物繊維は人の消化酵素で消化できないものなので、胃の中で水分を吸収して何十倍もの大きさに膨れます。
すると空腹感をおさえ食べすぎる方にも好都合な食材になるでしょう。こんにゃくやしらたきなどをメニューにプラスして隠れメタボ予防をしてください。
ゆっくり時間をかけて食べましょう
肥満体質の人に共通するのが食べるのが早いこと、よく噛まずに食べると胃腸に負担がかかり脂質や糖質などがしっかり分解されません。咀嚼回数を増やすと満腹中枢が刺激され空腹感が満たされやすくなりますので、食べすぎ予防になります。
食事時間に余裕を持ち食べ物ひとつずつ味わって楽しみながらできる食事制限がオススメです。早食い、時間がない時の食事などは量を調整して1回30回の咀嚼回数を意識し、ゆっくり食べる習慣を作りましょう。
このように、隠れメタボが不安な方は今日から太りやすい食べ方を見直して、楽しみながら美味しく食べる食生活をスタートしてください。
病気になるのも治すのも毎日の食事はとても大切、肥満体型の方は目の前の高カロリーの食べ物をどうするか悩んだら、将来の自分の姿をイメージしてください。誰も好んで不健康な肥満体質にはなりたいとは思いませんよね。
多少の我慢と賢い栄養摂取がメタボ予防には欠かせない大切なポイントです。継続して正しい食生活を送るためには栄養価の高い食べ物を選び、調理方法も見直してください。
油で揚げるよりも茹でる、テイクアウトよりも手作り料理、健康に対する意識を高めると必然的に口にするものがメタボ予防につながっていくでしょう。