スピーチを結婚式に頼まれたけどなにを話せばいいかまったくわからない、そんな大切な場面をどうやって成功させたらいいか頭を悩めてしまいますよね。
スピーチは結婚式の乾杯、祝辞、披露宴など多くのシーンで行われますが、大勢の前で話をするだけでも緊張するのに、失敗が許されないプレッシャーもあります。そんな緊迫する瞬間になにを話すべきか、よいアイデアも浮かばなくなるでしょう。
冠婚葬祭のスピーチは使ってはいけな言葉、表現などのマナーを守りできれば皆さんが感動するような瞬間を演出したいものです。
そこで本日はスピーチを結婚式で頼まれたけどどうしていいかわからない人に向けて、注意すべき点とコツについてお伝えします。
スピーチの基本構成を覚えておきましょう
スピーチを結婚式で行う時ですが、スピーチには始まり、終わりがありひとつの構成にしたがい話を進めないといけません。基本的な組み立ては同じ、まず祝福の言葉からスタートして続いて自己紹介をしましょう。
その次はスピーチのメインとなる新郎新婦と自分とのエピソード。ここでどのようなエピソードにするかにより、スピーチが楽しくなるか、感動するか、まじめなものになるかが決まります。
自分の立場からみた新郎新婦、思い出話や仕事場でのエピソードなど印象に残る話を盛り込むと良いでしょう。スピーチの最後はふたりへのメッセージで締めくくります。
「お幸せに」などの言葉の後にお辞儀をしてスピーチが完了です。持ち時間に関係なく基本構成を頭に入れておくと話がしやすくなるでしょう。
時間は5分以内にまとめよう
たとえ一番の友達で色々なエピソードや思い出があっても、スピーを結婚式でする際は新郎新婦に向けたはなむけの言葉であることを忘れてはいけません。
自分が会場を盛り上がて目立ちたいというのは場違いなことですから、スピーチも簡潔に5分以内でまとめるように意識してください。スピーチは結婚式で次から次へと様々な人達が挨拶を行い、会場のゲストが途中で聞き飽きてしまうこともあります。
目安としてはスピーチは5分、原稿用紙3~4枚程度の文章量になりますので話すスピードでうまく調整してください。
正面を向いてアイコンタクトをとりましょう
スピーチを結婚式でするときは大勢のゲストを前に緊張するのは想定内のことですよね。ドキドキしながらスピーチの原稿を読んでしまい最後まで顔を下に向けたままでは、せっかくのお祝いの席なのになんとなく暗い雰囲気になる場合も。
緊張を和らげるためにも会場全体をゆっくり見合してみんなの視線に素早く慣れてください。そして正面を向いてアイコンタクトを取りながら落ち着いてスピーチしましょう。
なかにはお酒をどんどん飲んでスピーチの順番が来る前にすでに酔っぱらっている人もいますが、これではマナー違反になりますので、緊張を和らげるにはゆっくり深呼吸して呼吸を整えておきましょう。
声の大きさと姿勢に注意しましょう
緊張のあまりマイクを通しても会場全体に聞こえないほどの小さな声ではお祝いの気持ちが伝わりません。スピーチを結婚式で行う場合はイキイキした態度で声はできるだけ大きく、はっきりスピーチしてください。
早口だと皆さんが聞き取りにくく、さっさと終わらせたい様子にも見えてしまいます。原稿を読む場合はあらじめ時間をカウントしながら読む練習をすると安心です。
またスピーチを結婚式でする時の姿勢は胸を張って背筋をピンと伸ばした状態、お辞儀するときなどひとつひとつの身のこなしを丁寧に爽やかに演出してください。
使ってはいけない言葉に注意しよう
冠婚葬祭には様々なマナーがあり普段はさほど気にしないことでも失礼になる場合があります。スピーチを結婚式で行う時の注意として、使ってはいけない縁起の悪い言葉や表現があることを覚えておきましょう。
たとえば「終わる」「苦しむ」「逃げる」などの縁起の悪い言葉、「またまた」や「しばしば」などの重ね言葉、また下ネタなどの品のない話題も避けてください。
スピーチを結婚式に頼まれるなんて頻繁にはないことなので、マナーに関しては知らない部分も色々あるでしょう。失礼にならないように挨拶の例文など参考にして勉強しておくとも安心です。
このようにスピーチを結婚式で頼まれた時はあくまでもフォーマルな場所なので、マナーを守り素敵なスピーチをする姿勢が求められています。新郎新婦にとっては一生の思い出で、そんな二人の結婚式を少しでもスピーチで演出できると良いでしょう。
上品でありながらも自分らしさを少しプラス、会場のゲスト皆さんがみんな幸せな気持ちで聞けるスピーチを考えてください。友達や上司、幼馴染など色々な人達とのエピソードがわかる結婚式のスピーチ。
新郎新婦だけでなく家族も集まっていますから、スピーチで意外な二人の魅力がわかるチャンスになります。一生心に残るスピーチを結婚式でする際の重要ポイントは、新郎新婦の結婚を心から喜ぶ気持をそのまま言葉にすることなのでしょう。