突き指で腫れてしまったときにその場でできる応急処置

突き指で腫れてしまったときにその場でできる応急処置

Man Wearing Finger Bandage — Image by © Royalty-Free/Corbis

今日は突き指で腫れてしまったときにその場でできる応急処置をお伝えします。

バスケットボールやバレーボールなど、ボールを使う球技スポーツをしているときになりやすい突き指。しばらく痛みが残るものの、骨折よりは軽症であるという考え方があるためか、「放っておけば治る」という固定観念が広まっている印象もあります。

しかし、突き指になり患部が腫れているときに放置しておくと、骨折や後遺症(指の変形)など重大な症状に発展するおそれがあります。後々まで影響を残すこともあるため、何もしないままでいるのは本当に危険です。

そのため、「突き指だから少しくらい腫れても」などと侮らず、すぐに適切な処置をしなければなりません。この記事では突き指の症状の詳細と、腫れてしまったときの応急処置5つを説明しております。何か起こったときの参考にしてください。



 

突き指で腫れてしまったときに
その場でできる応急処置

 

突き指とは


まず、突き指の症状について正しく理解しましょう。突き指とは捻挫の一種であり、文字通りボールなどで指を強く突いたことが原因で発生します。体質的に突き指をしやすい人もいれば、全くしたことがないという人もいるのが不思議なところです。

いずれにせよ、指の靭帯がダメージを負い、その部分が内出血を起こすことにより関節が腫れあがる怪我のことを指します。正しい処置をして一定期間安静にしていれば回復しますが、ひどい場合には骨折に発展することも少なくありません。

 

応急処置1:引っ張らない、曲げない


突き指で多いのが、「関節同士がぶつかり合いのめりこんだ状態にあるのだから、引っ張れば治る」という誤解です。しかし実際に突き指をして指が腫れているときに引っ張るのは大変危険な行為なのです。

ただでさえ突き指をして腫れて内出血をしている患部を無意味に引っ張ると症状を悪化させてしまうからです。骨折や指の変形といった、さらにひどい症状につながります。一生治らない怪我を負うことにもつながります。

引っ張るのと同じように患部を曲げるのも危険です。関節の間の炎症がもっとひどくなってしまうためです。しばらくの間は引っ張るのも曲げるのもやめ、安静にしておくように心がけてください。

 

応急処置2:患部を固定する


突き指をした後すぐにしなければならない処置は、腫れている患部の固定です。突いてしまった指を引っ張らず、曲げない形で真っ直ぐにし、その部分を包帯やテーピングなどで固定します。当て木などがあれば活用するようにしましょう。

ただし、自己流でやるのではなく、必ず経験者やプロに頼んで固定するようにしてください。学校で球技中に突き指をしたのであれば保健室の先生に、スポーツクラブで発生した場合はその場の監督や経験者に頼むことをおすすめしています。

 

応急処置3:患部を冷やす


突き指をしてしまった部分の固定が終わったら、次は患部を冷やしましょう。氷水を入れたビニール袋や冷たい湿布などを腫れてしまった場所に当て、炎症を抑えるようにします。

逆に、患部を温めるような行為は避けるようにしてください。内出血を起こしているため、温めると突き指の腫れがさらにひどくなってしまいます。

 

応急処置4:指を心臓より高い位置に


突き指をした指の関節の間には内出血が発生し、腫れています。この腫れの症状を少しでも早く和らげるには、患部が心臓より高いところに来るようにしておきましょう。こうすることにより、余計な血が患部に行き届くことを妨げることができ、内出血の症状を改善することが可能です。

起きているときであれば机やテーブルなどの上に手を置いておけば、自然に患部が心臓の上に来るようになります。眠るときにも手を胸の上に置くなど、血が患部に回りにくいように工夫してください。

 

応急処置5:病院に行く


上に挙げた突き指の腫れの応急処置は自分たちでもできますが、応急処置が済んだ後は必ず病院に行くようにしてください。指があまりにも痛む・腫れている場合や骨が変形している場合は必須ですが、そうでない場合もきちんと病院で検査をしてもらうことが大切です。

「大したことない」と思って放っておき、後に思いもかけなかった重大な症状に発展するケースは後を絶たないのです。自分の身を守るためにも決して自己流にならず、医師の判断を仰がなくてはなりません。

 

突き指は骨折や打撲などの他の怪我と違い、スポーツ中に発生しやすい怪我の一種です。基本的には正しい応急処置をしたうえで安静にしていれば治りやすいので、放置してしまう人も少なくありません。しかし、何らかの処置をとらずにそのままにしておくと、骨折などの重大な怪我につながるケースは珍しくありません。

ただの突き指だからといって侮らず、この記事で特集した応急処置を実践するようにしてください。そして応急処置を済ませた後は必ず病院を受診し、見落としている症状がないかどうか知るためにも患部をしっかり検査してもらわなくてはなりません。

一つ一つのステップが将来を救うことになりますので、面倒くさがらず真摯に向き合うようにしましょう。

 

まとめ

突き指で指が腫れたとき、すぐに行うべき応急処置とは?

・突き指について正しく理解しましょう
・決して引っ張らない・曲げない!
・まずは患部を真っ直ぐに固定しましょう
・患部を氷水や湿布で冷やし、内出血を止めましょう
・突き指した部分を心臓より高い位置に置き、内出血を止めましょう
・軽度の怪我であっても病院に行きましょう

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