お金がないということは、切実な悩みです。生活をするには必ずお金が必要であり、またそれ以外にも、自分がやりたいことを実現するためにはお金が必要な場合が多々あります。
悩みがあれば解決したいと考えるものですよね。だけど、お金がないという問題だけはちょっと別物かも…。もし、そう思っていたら大間違い。その考え方はとっても危険です。実は、お金がない状態から抜け出せないのには、その人自身に大きな原因があることが多いのです。
いつも「お金がない」と呟き、本人は頑張っている自覚があるのになかなかお金がない状態から抜け出せない、そんな人にはいくつか特徴があるのです。
今回は、お金がない状態から抜け出せない人の特徴についてお話します。
お金がない状態から抜け出せない人の
8つの特徴
調査する能力が低い
お金がないという悩みを解決するためには、どうしたらお金を得ることができるのかを調べる必要があります。しかし、常にお金がないと悩んでいる人に限って、この調査する能力が低いのです。
自分が抱えている問題点と正面から向き合い、どうしたら良いのかを考え、わからないことを調べる。これはお金がないという悩みに関わらず、全ての悩みを解決するために必要なことです。それができない人は、いつまでたってもお金がない状態から抜け出すことはできません。
知的好奇心が低い
お金がない状態から抜け出せない人は、興味の分野が狭かったり、極端だったりすることが多いです。常に自分が興味のある範囲内でしか行動をしないため、新しい情報が入ってきません。
そして、常に自分が興味ある範囲内で行動している今現在、お金がないということは、その世界にお金を増やす為の方法がないということです。
お金を増やす方法はどこに転がっているかわかりません。知的好奇心が強い人は、色々な分野に興味を持ち、たくさんの人と接する機会があります。お金は人が使うもの、人とのつながりは出費に繋がるように見えて、実はお金を増やすために必要不可欠でもあるのです。
身の程に合った節約ができない
お金がない人は「お金がないから節約をしている」と言いますが、実はその節約が全く身の程に合っていないということが良くあります。
例えば、「節約のために服はファストファッションしか買わない」と言うかもしれません。しかし、ファストファッションよりも安く服を手に入れる方法はいくらでもありますし、そもそも本当にお金がないのであれば、服を買わないという選択肢もあるのです。
お金がない人は、自分の状況から考えた節約ではなく、周囲に比べたらという条件下で節約をします。節約とは、本来まずは自分の経済状況を良く観察して出費を抑えることが重要なのに、比較対象が自分ではなのですから、殆ど意味がありません。
自分の出費がどれだけか把握できていない
お金がない人が、なぜいつまでたってもその状況から抜け出せないのか。その最大の原因は自分の出費がどれだけか把握できていないということ。なんとなく節約してみた、なんとなく買ってしまった、そんな繰り返しなのです。
お金がない状況を打破するためには、収入を増やすか支出を減らすかのみ。お金がない状態から抜け出せないような人は、大抵転職や副業をしませんから、支出を減らすしかないのですが、それをきっちり行うためには、自分が何にいくらお金を使っているのか把握する必要があります。
お金は計画を立てないとなかなか貯まりません。常に「お金がない」と言う人は、家計簿などつけておらず、計算するのも計画を立てるのも苦手。それではお金が貯まるはずないですよね。
見栄っ張り
「お金がない」と悩んでいる人は全て収入が低い、そう思ったら大間違いです。年収300万円でも「充分満ち足りている」という人もいれば、年収1000万円でも「お金がない」と嘆く人もいます。
この差はどこから来ているのかというと、その人の価値観。人から見たら充分な収入があっても「お金がない」と悩んでいる人は、総じて見栄っ張りです。本当にお金がなくて困っている人から見たら「ではなぜそんなに高価な服を着ている?」と小一時間問い詰めたくなるような恰好をしていたりします。
見栄っ張りは、自分を着飾るだけではなく、気前良くおごったり、使わなくて良い場面でお金を使ったりします。それは決して悪い事ではありませんが、もしもお金がない状況から抜け出したいのであれば、改めなければならないでしょう。
周りに流されやすい
お金がない人は、「お金を貯めたい」と思っても、周囲の状況に流されてお金を使ってしまいます。お金がない時でも、誘われれば応じるし、皆が1000円のランチを食べていれば、例え500円のランチが別にあったとしても、皆と同じものをつい選んでしまうのです。
お金を貯める、もしくは増やすためには、強い意志と実行力が必要ですが、お金がない状況から脱出できない人は、意思が弱く周りに流されやすい傾向にあります。
残らないものばかり買う
「なんだか良くわからないけどいつもお金がない」「そんなにお金を使っていないはずなのにお金がない」という人もいますよね。このような人は、本当にお金を使っていないわけではありません。使わなければお金は減らないのです。
では、何に使っているのかというと、残らないもの。具体的には食べ物や消耗品、そして交際費やレジャー費ですが、残らないというのは何も形が残らないものだけとは限りません。思い出に残らないものも含まれます。
目の前から消えてしまうもの、心に残らないすぐにガラクタになってしまうような物ばかりを買う人は、お金がない状況から脱することは困難でしょう。
他力本願
お金がない状況から抜け出すには、自分が努力するしかありません。もっと収入が高い仕事に転職する、それが無理ならそういった仕事に転職できるようにスキルアップする、仕事を変える気がないのであれば、出世をするために頑張ったり、節約をしたりする、そういった具体的な努力と行動が必要なのです。
しかし、常に「お金がない」と言っている人は、行動力がなく結構怠け者。でも初詣には必ず行って、神様にたくさんのお願いごとをしたり、お金がないのに宝くじを買って爪の先ほどの可能性に賭けたりするのです。
要するに、他力本願。お金がないという困った状況も、いつか自然と解決するだろうと思っています。ある意味超お気楽主義者なのです。でもそれは、決して短所ではありません。ストレスのたまらない楽しい生き方でもあります。
いかがでしたでしょうか。
お金がないという悩みを解決するためには、やはり努力と忍耐が必要です。お金がない状況から抜け出せない人は、この努力と忍耐が足りません。
だけど、そういうタイプに限って、「お金がない」と常に呟きながら、実は心底困っているわけではなく、頭の片隅で「どうにかなるさ」と思っているものなのです。非常に無責任ではありますが、どんな時も楽観的でいられるというのは、その人の長所なのかもしれません。
本当にお金がなくて困っている人は、「お金がない」と口にする余裕もありません。案外「お金がない」と呟けるうちは、まだまだ余裕があるものなのです。だからこそ、気力も体力も残っている余裕のあるうちに、自分の行動を振り返って、この状況から脱するために頑張ってほしいですね。
まとめ
お金がない状態から抜け出せない人は
・調査する能力が低い
・知的好奇心が低い
・自分の出費がどれだけか把握できていない
・身の程に合った節約ができない
・見栄っ張り
・周りに流されやすい
・残らないものばかり買う
・他力本願