韓国は遠くて近い日本の隣国です。日本国内の北海道や沖縄に行くよりも、韓国に行く方が時間的に近い場合もあるため、気軽に韓国旅行に出かける人も少なくありません。
しかしいくら韓国が親しみのもてる隣国だからと言っても、「違う国」に足を踏み入れる以上は、その国のマナーを頭に入れていくのは当然のこと。他国でマナー違反を犯せば、日本人全体の評判が下がることを心得て、大人としての行動を心がけましょう。
また、先進国であろうとも、どこの国でも外国人旅行者を狙った犯罪の危険は潜んでいます。韓国に旅行する際に、そういった危険がどんなところに潜んでいるのかを、あらかじめ頭に入れておくといいですね。
そこで韓国旅行に潜む危険を紹介するので、以下の点を注意して旅行を楽しんでください。
韓国は危険?!
旅行するとき気をつけるべき7つの対策
タクシーのぼったくり
韓国のタクシーにはぼったくりが多いと言います。初めての韓国旅行の時などは、タクシーの相場もわからずに運転手さんの言い値で乗ってしまうこともあります。
メーターを動かさずに言い値を伝えてくる運転手さんは危険です。実はぼったくる気なのかもしれません。そこで、タクシーに乗った時に、メーターが動いているかを確認した方が良いです。
また、乗る前に簡単な空港からホテルまでの道などを確認して、遠回りや旋回をしていないかを確認してください。自分では自覚がなくとも、「初めての旅行者」の雰囲気は、犯罪者からしたら一目瞭然なのです。
撮影禁止の空港もある
韓国の空港は、国防上の都合からか、写真の撮影を禁止している場合があります。どうしても、記念写真などを撮りたいときには、空港の職員に一声かけて、撮影できるかどうかを確認してからにしましょう。
勝手に色々なところを撮りまくっていると、危険人物扱いをされる場合もあります。空港によっての規則も違うため、自分が利用する空港のルールをあらかじめ調べてから行くといいです。
屋台は最初に値段確認を!
タクシーに続き、街中の屋台にも危険は潜んでいます。韓国の繁華街に屋台は多いのですが、日本のような感覚で屋台に入ってはいけません。
入ってから、食事を注文する前に、必ず値段確認をする必要があります。韓国語が話せなくても、紙に値段を書くなどして、金額の交渉はできます。必ず食べる前に値段確認をしましょう。そうでなければ、ぼったくられる危険があります。
深夜の出歩きをしない
韓国には、深夜から早朝までやっている大型ショッピングセンターなどがあるため、深夜遅くまで買い物をする観光客が大勢います。深夜であっても人ごみでにぎわっている東大門など、一見危険はなさそうなのですが、観光客を狙った犯罪も少なくありません。
賑やかな通りから少し裏通りに入ると、強盗やすりなどの犯罪にあう人も多いのです。海外旅行に限らずですが、いくら煌々と電気に照らされていても、深夜は深夜です。正常な人間のほとんどは太陽とともに行動します。
「深夜」というだけで、よからぬことをたくらむ危険な人の割合が増えると考えましょう。海外旅行で興奮する気持ちもわかりますが、危険な深夜よりも、安全度の高い日中に観光や買い物を楽しむことをお勧めします。
胃薬は必需品
韓国と言えばキムチですよね。韓国旅行を一度でもしたことのある人ならばわかると思いますが、韓国で食べる食品には、辛いものがとても多いのです。辛いものが苦手な人には韓国旅行は苦痛ですね。
中には、辛いものを食べ過ぎて胃痛になる人もいるくらいです。慣れない外国で、慣れない食品を食べ過ぎる危険を犯さないように注意しましょう。辛い食品に不安のある方は、胃薬を日本から持参していくといいです。
街中の写真撮影
上述したように、韓国の空港には撮影禁止の場所もあります。また、街中であっても国防上の理由から、写真撮影を禁止している場所もあるのです。
うかつに街中で写真を撮りまくっていると、警官に職務質問される場合もあります。観光地であっても同様です。そこで、写真撮影をしていい場所かどうかを、付近の警官や係員に確認してから撮影するといいです。
写真撮影を、なぜそこまで警戒するかはわかりませんが、「国防上の理由から」ということなので、日本人として気持ちを引き締めるべきです。
ただでさえ、戦時中の日本の侵略によって韓国や中国とは深い溝があります。一般市民の観光であっても、国全体の印象を落とさないように注意するべきです。
デモ隊には近寄らない
韓国に行く前に、誰しもが「反日感情が強いのでは?」と不安になります。しかしマスコミに煽られて反日デモなどが取りざたされることもあるのですが、実際はそこまで反日感情が強いわけではないのです。
日本も韓国も、一般市民は「隣国同士仲良くしたい。」と考えている人が圧倒的多数です。しかし日本人として韓国に足を踏み入れた以上は、「反日感情」をあおらないように注意する気持ちは必要です。
韓国でのどんな行動が反日感情に火をつけるかわかりません。なるべく目立たずに、「人様の家にお邪魔する」くらいの謙虚な気持ちで行動すれば、危険な目にも合わずに済みますね。
さて、韓国旅行において、危険が潜んでいる場所と、それに対する対処法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
韓国旅行に限らずですが、「郷に入りては郷に従え」とのことわざの通り、韓国に行く以上は、韓国のルールをきちんと守って行動するべきでしょう。「日本はこうだから!」と自分の信じているルールがどこでも通用するわけではないのです。
ルールを守らない人間は目立つし、犯罪者の格好の獲物となってしまいます。韓国と日本は遠くて近い隣国です。旅行を通してお互いの良さを認識しあうためにも、危険や犯罪をあらかじめ回避した行動を心がけましょう。
また、何度も韓国に訪れている旅行者は、挨拶や基本的な旅行用語くらいは勉強してから行くといいですね。
まとめ
韓国旅行のとき気をつけるべきことは?
・タクシーに乗る前に値段確認をする
・空港で写真を撮らない
・屋台は食べる前に値段確認をする
・深夜の出歩きをしない
・辛いもので胃を痛めないために胃薬を持参する
・街中の写真撮影は係員に断わってからする
・反日行動を挑発しないためにデモ隊には近寄らない