人前に立つと顔が赤くなる、好きな人を前にすると顔が赤くなる、というのは深刻な悩みですよね。顔が赤くなったことを意識すると、ますます緊張してしまうという方は多いのでは?
また、真っ赤な顔を他人に見られるのが恥ずかしいという方もいるでしょう。特に好きな人に「顔、真っ赤だよ」なんて指摘されたら顔から火が出るほどです。
こうなるともう顔が赤くなるどころの話ではありません。頬がかっと熱くなり、汗が滝のように流れ、心臓は破裂寸前です。
体のコンディションがこれなのに、目の前の難事、たとえばプレゼンだとか告白だとかをうまくこなせるはずはありません、失敗します。
そうすると、この失敗経験ゆえに次回はさらに顔が真っ赤に……負のスパイラルの始まりです。顔が赤くなることで致命的なトラウマができるということも珍しくありません。
ここでは、顔が赤くなるという悩みを抱えている方のために、顔が赤くならないよう緊張を改善する5つの術をお伝えします。
顔が赤くなる人が試すと効果あり★
緊張を改善する5つの術
顔が赤くなることを気にしすぎない
「病は気から」という通り、顔が赤くなることを気にすればするほど、顔は赤くなります。気にし過ぎが度を超せば、「顔が赤くなるのでは」という心配だけで顔が赤くなります。
こうなると、人前に立つのはおろか、日常会話にも支障をきたします。顔が赤くなることを気にしている方、顔が赤くなることを気にしすぎないようにしましょう。
なんていうと、「それが難しい」という声が聞こえてきそうです。気になるものを気にするなというのはたしかに難しいもの。こんなときには、「顔が赤くなる自分を認めること」が大切です。
顔が赤くなることを気にしている方は、人前に立つくらいで顔が赤くなるほど緊張する自分を恥ずかしい、あるいは、他人に緊張していることがばれるのが恥ずかしいと考えています。
そのため、赤面や緊張を隠そう・取り繕おうとし、ますます顔が赤くなることを気にしてしまうのですね。顔が赤くなることを恥ずかしいと考えることをやめることです。
顔が赤くなることは恥ずかしいことではありません。緊張することもまた然り、皆、誰しも人前に立てば緊張するものです。顔に出るかどうかの違いだけです。
顔が赤くなる自分を恥ずかしく思わないためのおすすめの方法は「あえて口に出してしまう」です。人前に立ったとき、開口一番「緊張で顔が赤くなっていますが」と言ってしまいましょう。
口に出して弱みをさらけだせば、緊張していることを隠す必要がなくなり、気が楽になりますよ。それ以上、顔が赤くなることも防げます。
事前練習と成功を繰り返し、成功体験を積み重ねる
自成功を積み重ねることで人は自分に自信を持ちます。信を持てば持つほど、本番での緊張は小さくなります。
顔が赤くなるのを改善するためには、人前に立って話す、プレゼンテーションを行う、異性と話す、このような成功体験を積むことが効果的です。
このとき、同じ成功体験でも「たまたま上手くいった」では得られる自信は小さなものです。「たまたま」ではなく、「練習した通りにやったら成功できた」という経験を積みましょう。
そのためには、まずは練習することです。プレゼンテーションの前は人の倍、準備をし、練習してください。そして、本番で成功する。
成功すれば、「自分は上がり症だけれど、これだけの準備・練習をしておけばうまくできる」という経験を得ることができます。
そうしたら、次の機会では「前回と同じだけの準備をした。だから、前回と同じように成功できるはずだ」という気持ちをもって、本番に臨むことができます。初めてのときよりも緊張が和らぐので、顔が赤くなりません。
本番前は深呼吸をしてリラックスする
緊張で脈拍が早くなると、血流がよくなり、顔が赤くなります。本番前にはリラックスしましょう。一番効果的なのは、呼吸をゆっくりにすることです。呼吸と脈拍は連動しています。
呼吸がゆっくりになれば、脈拍も落ち着きます。本番が近づき、心臓がドキドキバクバクしてきたなと思ったら、すかさず深呼吸。
深くゆっくりとした呼吸をして、緊張を和らげましょう。このとき、目は閉じてください。目を閉じ、視界からの刺激をシャットダウンすることで、落ち着きを取り戻しやすくなります。
失敗しても脳内反省会はだめ!失敗はきれいさっぱり忘れる
上がり症の方は基本的に真面目な性格、失敗の後は自分できっちり反省し、次の機会に生かそうとします。このサイクルが上手くいっている方は、このまま失敗をばねに頑張ってください。
しかし、顔が赤くなる方、失敗後の反省が裏目に出ています。反省することで失敗の記憶が脳に鮮明に刻まれます。
鮮明な失敗の記憶は、次の本番でフラッシュバック、「また失敗するのでは」という不安を大きくします。一種のトラウマになってしまうのですね。
顔が赤くなる方は失敗を引きずる性格です。失敗後は反省するのではなく、「忘れる」ように努めましょう。失敗後はおいしいものを食べて、飲んで、ちゃっちゃと寝ることです。
一人だと悩んでしまうという方は、友達や家族に愚痴を吐きましょう。一人でうじうじと悩むのではなく、口に出して吐き出すことで、気持ちはすっきり!夜もぐっすり眠れます。
こうして、失敗を忘れる・なかったことにすることで、次回、似たような場面に立ち会っても前回の失敗を思い出さずに済みますよ。
顔が赤くなるときはファンデーションとコンシーラーで隠す
前回までは、顔が赤くならないための緊張緩和術をご紹介してきました。最後は、「顔が赤くなったときにそれを隠すことで緊張を緩和する術」をご紹介します。
顔が赤くなっているのがばれるの嫌、鏡で赤面した顔を見るとますます緊張してしまうという方におすすめです。使うのは化粧品、ファンデーションもしくはコンシーラーです。
女性はいつもよりも厚めに、男性は自分の普段の肌色に合ったファンデーションを塗っておきましょう。赤みが気になる部分(頬や額)は特に念入りに塗っておくとよいです。
コンシーラーは部分用、目の縁が赤くなる、ニキビの箇所だけ赤くなるという方は、その部分にちょこちょこっと塗っておいてください。
また、女性では化粧下地を色を工夫してもよいですね。プレゼンテーションやデートの日には、肌の赤みをおさせるグリーン系の下地を使ってみましょう。
いかがでしたか。
以上が、顔が赤くなる人が試すと効果あり★緊張を改善する5つの術でした。要は「気にしすぎない」「引きずらない」ことです。
顔が赤くなるのは一つの生理現象、走って息が切れる、びっくりしてしゃっくりが出るのと同じことです。もう少し詳しくいえば、緊張で心臓の鼓動が早くなると、血流がよくなりますよね。
酸素の多い新鮮な血液がどんどん流れてくるために、血管が広がる。すると、たとえば皮膚の薄い頬あたりでは血管の色が浮き出て赤くなってしまうのです。
さらに体温も上がることで、皮膚がますます赤く、ということが起こっているわけです。ほら、何もおかしなことは起きていないでしょう?
同じことは、やる気がみなぎっているときにも起きますから、顔が赤くなったら「今の俺はやる気満々だ!このやる気でアピールだ!」と考え直せばよいのです。
そして、仮に失敗したとしても引きずらないことです。食べて、寝て、忘れましょう。大丈夫、あの日あの時、あなたの顔が赤かったことも、舌を噛み噛みだったことも誰も覚えていませんよ。
まとめ
顔が赤くなる人が試すと効果があることとは
・ 顔が赤くなることを気にしすぎない
・ 事前練習と成功を繰り返し、成功体験を積み重ねる
・ 本番前は深呼吸をしてリラックスする
・ 失敗しても脳内反省会はだめ!失敗はきれいさっぱり忘れる
・ 顔が赤くなるときはファンデーションとコンシーラーで隠す