雑談力が足りないと思ったら読む、会話をはずませる話し方

雑談力
自分の雑談力が足りないために、友達や恋人、職場の同僚との会話がはずまないと申し訳ない気持ちになりますよね。

「退屈にさせてしまった」「僕をつまらない人間だと思っただろうなあ」「もっと話題の豊かな人間になりたい」、会話の沈黙の時間が長くなるごとに、あるいは相手がためいきをつく度に、雑談力のない自分を情けなく思ったり雑談力のある人間になりたいという気持ちは大きくなるはずです。

しかし、おしゃべり上手やおしゃべり好きは生まれつきの性格によるところが大きく、今雑談力がないといって悩んでいるあなたが一晩でおしゃべり上手になるということはできません。

ただ、根っからのおしゃべり上手にはなれなくてもちょっとした工夫で会話をはずませることはできますよ。ということで、今回は雑談力が足りない方のために会話をはずませる話し方をお伝えします。

会話の序盤のうちに相手を会話の主役にすること

雑談力が足りないのに、会話の主役や進行役になってはいけません。雑談力が足りないあなたが会話の主導権を握れば、会話がはずまないことは火を見るよりも明らかです。会話の序盤で、相手を会話の主役にしてしまいましょう。

コツは「今日元気ないね、何かあった?」「この前の旅行は楽しかったの?」「話を聞かせてよ」です。このようにして、相手を話し手にして、あなた自身は聞き役に回れば、会話がはずむかはずまないかはあなたではなく相手の雑談力に任せることができますよ。

 

相槌に一言プラスすること

「へえ」「ふーん」「そう」、このような相槌では、話し手の相手も話しながら気が乗りません。最初はぺらぺらと話していた相手もそのうち言葉少なになってしまうでしょう。

相手を乗せて楽しくおしゃべりを続けてもらうために、あなたは調子のよい相槌や合いの手を入れてください。「すごーい」「さすが○○ちゃん」「そんなことがあったの?教えて、教えて。もっと詳しく聞かせてよ」、こんな感じであなたは相手のおしゃべりに合いの手を入れます。

このとき、声もワントーン高くすると、相手にあなたの興味や関心を伝えることができますよ。相手は気持ちよくしゃべり続けることができるはずです。

 

オウム返しで会話の沈黙を埋めること

会話がはずまなくなってきた、お互いに黙りこくっている時間が長くなってきた、会話を盛り上げたいけれどもう話のネタがないというときには、相手の言葉をオウム返しして、会話の沈黙を埋めるのがおすすめです。

「昨日、○○ちゃんと会ったんだ」と相手が言えば、「へえ、○○ちゃんと会ったの」と言います。「○○ちゃん、彼氏ができたんだって」「えっ、あの○○ちゃんに彼氏ができたの!?」とこれまた、オウム返しします。

一見意味のない返事のように見えますが、実はこのオウム返しが会話をはずませるためにはとっても大切!というのも、沈黙は沈黙を呼ぶからです。意味のないやり取りでもしゃべり続けて空白の時間を作らないことで、会話をもう一度はずませることができます。

また、オウム返しは相手の言っていることを肯定するのと同じこと、あなたに全面的に肯定された相手は気持ちよくおしゃべりをすることができるのです。

 

相手をほめること

雑談力が足りない方が一番簡単に会話をはずませる方法は、相手をほめることです。相手をほめて、ほめて、相手の自慢話を引き出しましょう。普通は、自慢話なんて誰も聞いてくれません。

自慢話を始めたとたん、友達も家族も恋人にだってそっぽを向かれるのが普通、誰も自慢話を喜んで聞いたりしません、雑談力が足りない人を除いたら。ということで、雑談力が足りないと自覚している方、相手の「話したい」欲求を満たすことで会話をはずませましょう。

あなたに会話をはずませる力がなくても、相手は勝手にしゃべり続けてくれますから、あなたはただ「すごい」「見事!」「さすがだね」と合いの手を入れるだけです。

 

悩みを相談すること

雑談力が足りないと自覚している方には、他人に自分の弱みを見せることができない方が多いです。悩みごとや相談というのは、会話のテーマの一つ、それができないということは最初から会話のネタを一つ捨ててしまっているのと同じことです。

雑談力が足りない方、どんなくだらない悩みでも、実は別に悩んでいないことでもよいので、相手に悩みを相談してみましょう。「今、ちょっと悩んでいて」と言えば、相手は親切心や興味からあなたの話を聞き出そうとしてくれますし、あれこれとアドバイスをしてくれます。誰だって頼られるのはうれしいものです。

お金を貸したり実際にあれこれ動くのは嫌ですが口先のアドバイスで事足りるのなら負担にもなりません。それに、他人の弱みを見るのはちょっとした快感でもありますよね。

悩みを打ち明けたあなたは、あとは相手のアドバイスをふむふむと聞き、最後に「ありがとう」と「○○さんに相談してよかった」「そんな解決策があったとは。○○さんって頭いいのね」と感謝を伝え、相手の智恵をほめます。

 

以上が雑談力が足りない方のための会話をはずませる話し方についてでした。雑談力が足りないのであれば、会話の主役になってはいけません。会話の序盤で、相手に会話の主役になってもらい、会話の主導権を握ってもらいましょう。

これで、会話のはずむ/はずまないは相手の手腕次第、あなたは相手の雑談力に任せ、ただ相槌を打つだけでよいですよ。時々、相手への助け舟として「すごーい」「さすが」などの合いの手を入れてあげてください。

あなたが会話をはずませるときには、とにかく相手をいい気分にさせることが大切!相手をほめ、悩みごとにのってもらい、相手の自尊心をくすぐりましょう。

ほめられ、頼りにされ、感謝される、これで会話の内容自体はつまらなくても、相手はとてもよい気持ちで家に帰ることができます。


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