仕事では、考えなければならないことがいっぱい!そんな時、ロジカルシンキングで仕事の効率をあげることができたらうれしいですよね。ただ、「ロジカルシンキング」そのものも少々とっつきにくい言葉、試しに日本語に直してみても、「論理的思考」……「論理的に考えろ」なんて、そう言われただけで頭が痛くなってしまいそうです。
しかし、ロジカルシンキングを使うだけで、仕事の効率をあげたり、いつもうまくいかない仕事をうまくこなすことができるかもしれません。では、ロジカルシンキングを使いこなす、使いこなすだけでなくロジカルシンキングで仕事の効率をあげるためにはどうすれば良いのでしょう。
論理的思考が苦手な人が仕事の効率をあげる方法は?ということで、今回は仕事の効率をあげるロジカルシンキングの使い方をお伝えします。
問題点や解決すべき点を見つけること
仕事の効率をあげるためには、まずは仕事がうまくいかない理由や効率をさげている原因を見つけなければいけません。問題点や解決すべき点がわからないうちは、仕事の効率をあげるための的確な方法を考えることはできないからです。
いくらロジカルシンキングの達人でも、何を考えればよいのかわからないでは、ロジカルシンキングを使うことはできません。
ということで、仕事の効率をあげたいときには、まずは今現在の自分の仕事のやり方を見直すこと、そして仕事の効率をさげている原因を見つけることから始めてみてくださいね。
仕事の効率をあげる方法を論理的に考えること
仕事の効率をさげている原因がわかったら、次はその原因を取り除く方法を考えましょう。つまり、どうすれば仕事の効率をあげることができるのかを考えるのです。このとき、ロジカルシンキングで考えることが大切です。
「もっとがんばれば」「気合を入れて」なんて根性論を並べるのはだめですよ。たとえば、「僕の仕事が遅いのは、人よりパソコン入力のスピードが遅いから」というのが原因なら、仕事の効率をあげるためにはパソコン入力のスピードを上げればよい、これがロジカルシンキングです。さっそくタイピングの練習を始めましょう。
顧客の要望やニーズを理解すること
ロジカルシンキングは自分自身だけでなく、他の人を分析するのにも有効です。たとえば「顧客は何を欲しているのか」、顧客のデータや顧客が抱えている問題を分析することで、顧客のニーズを理解することができ、ニーズに合った商品を紹介したり企画を提案できるのです。
顧客が何を欲しているのか分からなければ、棚の端から順番に商品を紹介するしかありません。これでは仕事の効率はあがらないし、顧客のニーズにもこたえられない、結果的に顧客が何も手に取らず帰ってしまえば効率どころか仕事の成果がゼロになってしまいます。
顧客のニーズに的確にこたえることは仕事の効率や成果をあげるのに必要なこと、顧客のニーズを理解するためにロジカルシンキングを使いましょう。
「Aさんは今太った体型を気にしていて着痩せできるドレスを探している、着痩せのためには太ったお尻や太ももは隠してくびれはきゅっとなったデザインのドレスがよい……ということは、うちの商品ラインナップの中でAさんにおすすめすべき商品は」、こう考えることでAさんにおすすめすべき商品を決めることができます。
結論と理由を提示して自分の提案や主張を伝えること
ロジカルシンキングをすれば、その結果として「私の結論はYESだ。なぜなら~だからだ」というように、結論とその理由が生まれます。結論と理由がセットになることで、自分自身を「これで正しい」と説得することができるのですね。
実はこの説得力は他者にたいしても有効です。企画書や資料を作ったりプレゼンをするとき、ロジカルシンキングによる結論とその理由を軸に自分の企画や意見を主張することで、相手に自分の意見や考えを理解させやすいですし相手を説得しやすいです。
つまり、あなたの企画や提案が通りやすくなるということ!何度も企画書を書き直したり、没になることが少なくなるので仕事の効率も成果も上がりますよ。
失敗の原因を分析し改善すること
仕事に失敗したときこそロジカルシンキングの出番です。失敗の原因を見つけ、なぜ失敗したのかどうすれば失敗せずに済んだのかを分析し、次の仕事に生かしましょう。
このとき、「気合が足りなかったから」「真剣じゃなかったから」などの根性論や精神論はだめですよ。
ロジカルシンキングで「なぜ」「どうすれば」を突き詰めて考えることで、今回の失敗を次の仕事に生かすことができますし、仕事の効率をあげることができます。
このようにロジカルシンキングで仕事の問題点や失敗の原因を見つけ、分析することで、今回の失敗を次の仕事に生かすことができますし、仕事の効率をどんどんあげていくことができます。
重要なことは、問題点とその解決方法、また結論その理由をセットにすること!問題点だけ、あるいは結論だけでは仕事に生かすことができないし、説得力をもって相手に示すこともできません。
論理的に考え、論理的な説明で自分の意見を主張することが仕事の効率をあげる近道なのですね。また、ロジカルシンキングは自分自身だけでなく、相手を分析するのにも役立ちます。
顧客の抱えている問題を見つけ、それを解決する方法を見つける・提案することで、顧客を満足させることができるし、仕事の効率や成果をあげることができます。