胸元のニキビにサヨナラ☆すべすべ肌を維持する秘密テク

あなたは胸元にニキビができたことはありませんか?顔のニキビについては、その予防やケアのための多くの医薬品や薬用化粧品も販売されていますが、胸ニキビについては、ケアのための商品のコマーシャルさえ見たことがありませんよね。でも、実は意外に多くの人が、胸ニキビに悩んでいるのが現実なのです。

場所が場所だけに、友人はもちろん家族にさえも、その悩みを打ち明けにくい「胸ニキビ」。ましてや、彼氏や彼女に知られてしまうと、そのことで二人の関係が危うくなってしまうかもしれません。そのような事態を招かないためにも、胸ニキビには、日頃からのケアが大切になります。どこから見ても完璧な素肌をゲットするために、胸ニキビの対策をお伝えします。

 

胸元のニキビにサヨナラ☆
すべすべ肌を維持する秘密テク

 

なぜ、胸にニキビができるの?

顔にニキビが出来ることは、皆さんご存知ですし、その原因も「アクネ菌」ということは、広く知れ渡っていますが、では胸ニキビの原因は何でしょうか?まず、胸ニキビだけでなく、身体全身の場所に出来るニキビの原因は、「アクネ菌」ではなく、真菌(カビ)の一種の「マラセチア菌」だということを知っておきましょう。ですから、アクネ菌対策の石鹸や、医薬品を使っても効き目はほとんどありません。

では、その「マラセチア菌」が、どのように胸にニキビを作るのでしょうか?胸にニキビが出来る過程は、アクネ菌が顔にニキビを作る過程と同じです。まず、毛穴に角栓が詰まり、毛穴がフタをされた状態になります。その毛穴の中で皮脂が溜まっていき、その溜まった皮脂の中で「マラセチア菌」が繁殖して、炎症を起こし、赤く腫れたり、そのまま放置しておくと、膿みを持って、痒くなったり、ひどい時は痛みを伴ったりします。

この段階で無理やりつぶしたり、何も治療を施さず放置していたりすると、ニキビ自体は治っても、その跡が赤く残ってしまうこともありますので、適切な処置が大切です。

 

なぜ、角栓が詰まるの?

胸ニキビを作らないためには、まず、毛穴に角栓を詰まらせないことが重要です。では、毛穴に角栓が詰まる要因となるものを考えてみましょう。その原因は二つあり、内的要因と外的要因が考えられます。

内的要因とは、身体内部からの原因です。顔の皮膚を始め、身体全身の皮膚は28日間を1サイクルとする「ターンオーバー」という機能により、古い皮膚が剥がれ落ち、その下から新しい皮膚が出てくる、という新陳代謝をおこなっています。この「ターンオーバー」が正常におこなわれている皮膚は、いつも新鮮なため、みずみずしいお肌を保つことが出来ます。

赤ちゃんや小学生高学年までの子どものお肌が、この状態です。ところが、睡眠不足や過労等の身体的疲労や、何らかの心因的ストレスなどにより、体内のホルモンバランスが崩れると、この「ターンオーバー」がうまく機能しなくなり、古くなった皮膚がなかなか剥がれ落ちず、それが新しい皮膚の毛穴に付着してしまうことにより、角栓となってしまうのです。

顔のニキビの原因が、第二次成長期になると、皮脂が過剰に分泌されて、そこにアクネ菌が繁殖してニキビになってしまうのとは、少し違っています。また外的要因とは、身体の外からの原因です。入浴した際の石けんカスや、シャンプーやコンディショナーなどが髪から滴り落ちたものが、胸元に残り、それが毛穴をふさいで、胸ニキビの原因となります。

さらには、衣類に残った洗剤や柔軟剤成分が皮膚に付着し、それが角栓となって毛穴をふさぐこともあります。また、忘れてならないのが「汗の処理」です。特に女性は、胸を締め付ける下着を着用していることが多く、そういう下着類がナイロンなどの化学繊維だと、全く汗を吸わず皮膚の上に溜まってしまいます。その溜まった汗の中で、細菌が繁殖して、毛穴に入り込み、胸ニキビを引き起こす原因ともなります。

 

どうしたら、胸ニキビはできなくなるの?

上にあげた原因を、ひとつひとつクリアーすると、胸ニキビはできにくくなっていきますので、それぞれについて対処法を見ていきましょう。まず、内的原因からです。皮膚の正常な「ターンオーバー」を維持するためには、身体が健康であることが必要となってきます。規則正しい生活に、バランスのとれた食事など、何も特別なことではありませんが、これが胸ニキビを作らないための、いちばん大切なことです。

さらには、ストレスを溜めないことも大切です。ストレスにより自律神経の働きが弱り、ホルモンバランスが崩れてくると、皮膚の「ターンオーバー」に影響があるのみならず、頭痛、肩こり、不眠等、身体全体にその影響が現れてきます。ストレスは、軽いうちに発散しましょう。次は、外的要因です。まずは「汗対策」です。「汗をかいたら、すぐに拭き取る」をモットーにしましょう。

女性の場合は、そう頻繁に胸元の汗を拭き取ることは出来ませんので、胸回りの下着類を、汗をよく吸収してくれる綿製品にしましょう。汗取りパッドを使うのも良いでしょう。いずれにしても、男性女性にかかわらず、制汗スプレー等を使って、汗が流れるのを防ぎましょう。

 

以上の処置をしても、胸ニキビができてしまう場合は、入浴の際のシャンプーの仕方を見直してみることや、衣類を洗濯する際のすすぎの回数を増やすことなどもしてみましょう。意外にこういうことが原因の場合もあります。どうしても胸ニキビが改善しない場合は、皮膚科などの医療機関に行くことをお勧めしますが、医療機関で出される処方薬は、対処療法のものとなりますので、根本的な解決にはなりません。

ですから、胸ニキビができない身体になるためには、その原因を徹底的に探り出し、そこを改善することがいちばんです。「人の身体」は、疲れが溜まったり、ストレスにさらされてりして、身体の機能が衰えてくると、どこかにサインを出します。

それは人それぞれによって違っており、胸ニキビだったり、腰痛だったり、口内炎だったり、ものもらいだったりと、現れる場所も症状もさまざまです。胸ニキビができやすいあなた。胸ニキビができた時は、それが身体からの不調のサインということに気付いて、今の生活を見直すようにすることが、いちばんの解決法となるでしょう。

 

まとめ

胸ニキビを作らないためには

・規則正しい生活を心掛けましょう
・バランスのとれた食事も大切です
・ストレスを溜めこまないこと
・患部となる部分を清潔に保ちましょう
・患部に石けんカスなど残さないようにしましょう
・衣類のすすぎもしっかりと


連記事