スポーツしないのにテニス肘と言われる理由とその治療法

スポーツしないのにテニス肘と言われる理由とその治療法

テニス肘に負担をかけていたり練習のし過ぎであったりと、腕を酷使することで発生する痛みです。ですのでテニス肘の症状が出た場合絶対安静にすることが重要となります。

ところであなたは、テニス肘はテニスやそれに似かよった運動をする人がなるものだと決めつけてはいませんか? だとすれば、それは大きな誤りです。実は昨今、テニスをしたこともないのにテニス肘の症状を訴える方々が急激に増加しているのです。

ではその原因は何だと思いますか? 肘、と考えると分かりにくいかもしれませんが、手首と考えるとどうでしょう。わたしたちの日常生活の動作で、手首に負担をかける行動と考えるとおのずと答えは出てくるのではないでしょうか。

今回は、スポーツをしないのにテニス肘だと言われる理由とその治療法についてお伝えます。スポーツはしないから無関係だと思わずに、目を通してみてください。

 

スポーツしないのにテニス肘と言われる理由と
その治療法

 

基本的には絶対安静が治療法

スポーツに起因するものではないテニス肘があることは冒頭でお告げした通りです。ではスポーツ以外を原因とするテニス肘は、いったい何を原因として発症するのかという疑問がでてきますよね。

スポーツ以外の原因についてはこれからご紹介していきますが、まずはその前に一番の治療法をお伝えしておきます。どんな原因であれ、テニス肘かなと思った場合は絶対安静が一番の薬です。気のせいだろうと放置すれば当然悪化しますし、肘に負担をかけるような行動は慎んだ方が良いでしょう。

 

スマホ、iPhone、タブレットなどの多用を控える

これからはいよいよ原因をご紹介していきます。スマホ、iPhone、タブレットなどの端末をお持ちの方であれば、まず一番に考えられるのはこれらの端末の使い過ぎです。スポーツもしないのにテニス肘と似たような症状が出ているというあなた、あなたは今挙げた端末を一日中いじっていたりしませんか?

もしかしたらあなたのテニス肘の原因は、携帯端末の使い過ぎかもしれません。携帯電話も普及していなかった昔では考えられない発症原因ですが、スマホなどを片手で操作するという方はそれが手首の酷使、ひいてはテニス肘に繋がっている可能性も大いにあります。端末をいじる理由がゲーム等であれば、少し使用を控えましょう。

 

控えられない場合は手を持ち替える

携帯端末をいじる理由が自分の趣味などではなく、仕事上どうしても必要だからだという方は使用を控えるのは難しいですよね。そういった場合の対処法の一つとして、端末を使用する手を替えるという方法もあります。

右手もしくは左手で必ず文字入力をしているという方は逆の手を使用してみるのも有効ですし、常に手に持って使うという方は机に置いたり何かに立てかけたりして文字入力を行うのも負担の軽減に一役買ってくれることでしょう。少しでも安静に出来るように対策を立てましょう。

 

タイピングに変な癖が無いか確認、あれば矯正する

キーボードの入力が多い事務作業の方や専門職の方、もしくは趣味でブログを毎日更新しているという方はタイピングが原因かもしれません。入力作業の多い方は単にタイピングの時間が多いから負荷がかかっている可能性が高いです。

ですがさほど入力作業時間が長いわけではないのにテニス肘に似た症状が出ているというのであればタイピングに変な癖がついているという可能性が考えられます。

前者の場合はなんとか作業時間を見直すしかないので治すのには時間がかかりそうですが、後者の場合であれば矯正すれば負担がかからなくなることから、わりとすぐに症状が出なくなる期待もあります。

ついてしまった癖を改めるのは大変ではありますが、患部が痛まないように入力作業をしているうちに自然と癖が矯正されることもありますので、負担をかけないように意識してPCを使用すると良いですね。

 

出来る限り休憩を挟む

それが出来れば苦労はしないと思われそうな対処法ではありますが、できるかぎり休憩を挟むことが完治への第一歩です。一度症状が出てしまったら、その時点で自分が腕を酷使していることを念頭に置くべきです。痛みがなくなったからといっても無理は禁物。我慢できるからと無理をすると悪化するのは目に見えています。

タッチパネルやキーボードはもはや生活と切り離せないという方は多いでしょうが、せめてなるべく休憩を挟むことを心がけましょう。いつもは数時間ぶっ続けで作業するのであれば一時間に一度は必ず小休止するように善処しましょう。

 

肘に痛みが出たら作業を停止する

痛みが出ているが仕事はしなければならないから我慢して作業しているという方、出来れば痛みが出たときはタイピング作業などはやめて他の作業に移りましょう。

他の人に代わってもらえる作業であれば代わってもらうと良いのですが、あなたにしかできない作業だというのであれば一旦後回しにして別の作業を先に片付けましょう。痛みを堪えながら仕事をしても効率が悪いですし、治癒にもつながりませんからね。

痛みが治まるまでは今の作業を停止し、別の用事を片づけるのに集中しましょう。問題を先送りにするようですが、痛覚を無視して作業を続けるよりはいいはずです。

 

専門家(医師)に相談する

最終手段は専門家に頼ることです。最終手段と言いましたが初期対応として医師に頼るのも全く問題はありません。むしろ早期対応は好ましいといえます。痛みが我慢できない段階になってから医師の診察を受けるより、症状が軽い時点で受診した方がいいというのは自明の理です。

ただしやはり定職についている方は我慢できるうちは病院へはいかずに放置する方が多いでしょう。我慢できる程度の痛みである期間は特に対処せず、痛みがどうしても我慢できずに支障が出てくる段階になって初めて治療を開始するという方も多くいらっしゃるようです。

この段階まで来ると、自分の力だけで最善策を見つけるのは難しいです。必ず病院へ行き、診察を受けたうえであなたに一番合った治療法を提案していただくようにしましょう。

 

テニスをしないのにテニス肘と言われる理由とその治療法は以上です。いかがでしたか。最初は心当たりのなかったあなたも、自分がテニス肘になる可能性があることに気づいていただけたのではないでしょうか。

スマホやiPhone、タブレットなどの端末が急激に普及されるようになった現代日本に限定するならば、テニス人口よりもそれらの機器を扱う人口の方が圧倒的に多いですよね。そのことを踏まえて考えると、将来的にはテニス肘ではなくスマホ肘という呼称に変化していくかもしれませんね。

 

まとめ

スポーツしないのにテニス肘と言われる理由とその治療法

・基本的には絶対安静が治療法
・スマホ、iPhone、タブレットなどの多用を控える
・控えられない場合は手を持ち替える
・タイピングに変な癖が無いか確認、あれば矯正する
・出来る限り休憩を挟む
・肘に痛みが出たら作業を停止する
・専門家(医師)に相談する


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