肘の痛みがなかなか治らない時に自分でできるリハビリ術

肘の痛みがなかなか治らない時に自分でできるリハビリ術

「ゴルフ肘」や「テニス肘」「野球肘」など、肘の痛みを抱える現代人は多いと言います。ゴルフや野球やテニスなどのスポーツをしなくても、これらの肘の疾患になるケースもあるのです。重いものを持つことや、肘に負担のかかる繰り返しの動作を行うことで、スポーツで肘を故障するのと同じ状態になるのです。

手は普段からよく使う場所ですが、肘にしびれや痛み症状があるときは、手を思うように使えなくなります。パソコンなどのデスクワークも、肘の痛みが邪魔になってできなくなる人もいます。

そこで、肘がズキズキと痛むときに、自分でできる肘の痛みの解消法をお伝えします。日常生活や仕事を円滑に行うためにも、肘の痛みを感じたときにすぐにできる方法もあるので、参考にして痛みを乗り越えてください。

 

肘の痛みがなかなか治らない時に
自分でできるリハビリ術

 

腕を伸ばして手首のストレッチ

肘の痛みを感じたときに、すぐにできる簡単なストレッチがあります。肘をのばして、腕全体を前にのばします。その状態から、反対の手で伸びた腕の方の手先を体の方に引き寄せます。手首を曲げるストレッチですが、このストレッチで肘の筋肉が伸びて、痛みの箇所にアタックできるのです。

 

お風呂でよくもみほぐす

ゴルフ肘などになり、回復期になっていても肘の痛みに悩まされている方は、お風呂などで肘をよくマッサージしてあげましょう。傷が治る修復期に、マッサージをして血行を良くすることは大切です。血行が良くなると、傷の回復力が高まるからです。お風呂などで温めて、リラックスをしながら行うことが一番です。

 

温めて血行改善

上述したように、肘の痛みが辛いときは、痛む箇所を温めて血行を良くしてあげましょう。仕事中など、温めるのが困難な場合はさするなどの行為で温めます。

また、温タオルなどを利用してもいいですね。職場に電子レンジがあるときは、濡れたハンカチやタオルを数秒レンジで温めるだけで、温タオルが出来上がります。痛む肘に温タオルをあてて、温めてみてください。温めることや血行を良くすることで、痛みが解消することがあります。

 

手をぶらぶら

急な肘の痛みがあったとき、腕をまっすぐ伸ばした状態で、手首をぶらぶらさせてみましょう。腕をまっすぐにのばしたまま、手首をうごかすことで、肘の筋肉を伸ばすことができるのです。

手首をぶらぶらさせるだけでも、肘の筋にアプローチできるので、痛みの緩和につながります。腕をのばして手をグーパーさせることも効果があるので、仕事中などで大げさな処置が困難な方は試してみてください。

 

腕にあるツボを押す

肘に痛みがあるときに、痛みを緩和するために効果的なツボが腕にあります。「手五里」と「曲池」と呼ばれるツボです。どちらも肘を曲げたときに外側に位置するツボです。

詳しいツボの位置は、鍼灸院などで聞くと教えてくれます。ツボの正確な位置がわからなくても、大体「押すと気持ちいい」場所を刺激するだけでも効果があります。ツボ押しは、「その周辺の血行を良くする」効果があるので、肘の痛みに直接アプローチできなくても、痛み緩和につながるのです。

 

腕をひねる

肘に痛みがあるときに、腕をぐるりとまわしてみてください。肩を回すのではなく、ぞうきんを絞るように腕をまわすのです。仕事の合間やパソコンなどのデスクワークの途中でも、肘の痛みを感じたときに腕回しをすることはできますよね。

腕をまっすぐにのばしてひねることで、肘の筋が伸縮して、痛みが緩和することがあります。腕ひねりは長時間の運転中などで肘が痛むときにも効果的です。肘が痛いと感じたときにすぐにできるため、テニス肘やゴルフ肘からの回復期のリハビリにも行われています。

 

サポーターを付ける

テニス肘や野球肘からの回復期に、肘の痛み緩和のためにサポーターやテーピングを付けることがあります。接骨院などで治療の際にテーピングの巻き方を教えてもらうといいですね。

テーピングは自分や家族でできるようになれば、肘の痛みにアプローチした強度で支えられるため、回復期にはかなり助けになります。

また、肘を故障したスポーツ選手のための、肘専用のサポーターも存在するので、肘の痛みが長期間続く場合は購入を検討してみてください。サポーターをつけることで、肘が完全に治るまでの期間の痛みを緩和することができます。

 

さて、肘の痛みがなかなか治らない時に自分でできるリハビリ術を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。肘の痛みは、テニス肘や野球肘などで肘を故障した場合と、日常生活や仕事の中で肘に負担をかけた場合とが考えられます。

どちらにせよ、肘に強い痛みを感じることが多く、仕事や生活に支障がでますよね。そんなときに、紹介してきたリハビリ術を思い出し、実践してみてください。肘の痛みにも個人差があるため、どの方法が自分に合うかを試して、痛みを解消するのです。

肘を故障した時に、外科や整体などに行き治療をすることになりますが、そのときに良いリハビリ法を聞くこともできます。肘が完全に治るまでは、ストレッチなどのリハビリ方法を根気よく続けましょう。

 

まとめ

肘の痛みを解消させるリハビリ術とは?

・腕を伸ばして手首のストレッチ
・お風呂でよくもみほぐす
・温タオルなどで温めて血行改善
・手をぶらぶらさせて肘筋肉の緊張を解く
・肘の痛み解消のツボを押す
・腕をひねるストレッチをする
・肘を支えるサポーターを付ける


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