飲み会ですすめられるままについつい飲みすぎてしまった日の翌日、頭がガンガン痛くてたまらず目が覚めた、なんて経験はありませんか?アルコールの飲みすぎによる頭痛、いわゆる二日酔いですね。
社会人であれば、よほどお酒に強い方か理性が強い方でもない限りは、誰しも一度は酔ってしまう経験したことがあることでしょう。アルコールで酔っぱらうと頭痛に現われるという方、吐き気を催すという方、特に体調は変わらないけれどとにかく気分が高揚するという方まで様々ですよね。
周りに迷惑をかけない酔い方ならともかく、酔いすぎてからんだり意識を失ったりしてしまうともう目も当てられません。アルコールはたしなむ程度に、自己責任で楽しみたいものですね。
今回はそんな自己責任の範囲内で少し飲みすぎてしまって頭が痛むというあなたのために、頭痛の解消法をお伝えします。今度からは飲みすぎないように気を付けるのが一番ですが、今回はこれからご紹介する方法を試してみてください。
アルコールの飲み過ぎで頭痛になった時の
6つの解消法
水分を出来る限り補給する
ここでいう水分とは水や麦茶などの普通の飲料水のことで、間違ってもアルコール類のことではありません。昔の人は向かい酒といって、お酒を飲みすぎたら更にお酒を飲むという無茶苦茶な理論を実践していたという話がありますが、これは絶対にやめてください。
気分が悪くなってもお酒を飲み続けるという行動は急性アルコール中毒を引き起こす原因に成り得ます。急性アルコール中毒で死に至ることもあることはご存知の通りですよね。
本来ならば気分が悪くなる前に飲むのをやめなければならないところですが、その段階を通り越して頭が痛くなってしまったのであれば速やかに水を飲みましょう。アルコールを摂りすぎてしまったとき、一番大事なのはなるべく早くアルコールを排出することです。
飲みすぎてしまって頭が痛い中で水分をたくさん摂るのはきついかもしれませんが、体内のアルコール濃度を薄める意味でもできるだけ水やお茶を飲みましょう。
しじみの味噌汁、梅干しを食べる
しめのご飯と一緒にでもいいですし、翌日の朝食でも構わないのでなるべくしじみのお味噌汁と梅干を一緒に摂取することを心がけましょう。
しじみの味噌汁にはアミノ酸が含まれており、酵素の働きを活性化させる作用があります。酵素にはアルコールの分解を促すものがあるので二日酔いにはうってつけです。
さらにお味噌汁は名前通り味噌を使った汁物ですので、味噌に含まれているレチシンの効果にも期待できます。レチシンはアルコールを脂肪として蓄えるのを防ぐ働きがあるので、しじみのお味噌汁は二つの意味でいい働きをしてくれます。
梅干しには肝臓の働きを活性化させるピクリン酸が含まれていますので、酸っぱい梅干しが苦手でなければ一緒に食べることをおすすめします。
はちみつ、スポーツ飲料水などで糖分をとる
アルコールを飲みすぎると、水分の他に糖分も不足しがちです。だからといって人工甘味料や脂質の多い甘いものを摂取するのは健康的な観点からもあまりおすすめできません。
アルコールを飲んだ後はただ思いつくままに甘いものをとるのではなく、はちみつやスポーツ飲料水から糖分を摂取すると良いです。
スポーツ飲料水はスポーツをする方のために適度な糖質が配合されていますから安心して飲むことが出来ますし、はちみつは肝臓を強化するはたらきを持っています。それに加えて頭痛を抑える効果のある果糖の一種が含まれていますので、頭が痛いときにはより効果的です。
ちなみに果糖が含まれる果物には柿やグレープフルーツが挙げられます。たまたま冷蔵庫に入っていたらこれらの果物もぜひ一緒に食べてみてください。
市販されている頭痛薬を飲む
スタンダードな手ではありますが、素直に薬に頼るのも一つの手です。ただの頭痛薬ではなく、二日酔いやアルコール摂取後に良いとされているものを選びましょう。
風邪薬や普通の頭痛生理痛用の薬は二日酔いによる頭痛を抑える目的で販売されているものではありませんので、アルコールのせいで頭が痛いときは飲まないように気を付けて下さいね。効果が無いだけなら薬代がもったいなかった程度のダメージですみますが、ひどいときは悪化してしまうこともあります。
薬局で買うときは店員さんに尋ねて買うのが無難です。家に常備されている薬箱から薬を出す際は、後ろの用途用法をきちんと確認してから飲むようにしましょう。
ウコンを飲む
飲み会の前にはとりあえずウコンを飲んでおくという方、結構多いですよね。居酒屋さんにも常備しているところがあるくらい、アルコールにはウコンというのが定説になっています。
先ほど述べたようにお酒を飲む前にウコンを飲んでおく方が圧倒的に多いようですが、実は飲んだ後でも問題ありません。飲むタイミングには個人差があり、アルコールを飲む前と飲んだ後どちらもとっていいとされています。
ウコンには胆汁の分泌作用や唾液や胃液の分泌作用のほか、強心作用や潰瘍の増殖防止、美白効果まであるとも言われていますので、アルコールによる頭痛が無くとも積極的に摂っていきたい成分ですね。
ただし飲めば飲むほどいいというものではないので、一定量を越えないように適量を飲むようにしてくださいね。
体をゆっくり休ませる
飲み会の次の日も仕事があるから休めないという方は仕方ありませんが、もしも次の日が休みでゆっくり休むことができる環境ならばできるだけゆっくりお休みしましょう。
疲れたり体調が思わしくないときはゆっくり休むことが一番の薬になります。軽い頭痛だからと動き回らずに、頭痛が治まるまでは養生することが重要です。前日に睡眠がとれていないのであれば、早く目が覚めてしまったとしてももう一度布団にもぐってしまって良いのです。
朝食に軽くしじみのお味噌汁とご飯と梅干しを食べて、水分補給をしっかりして、枕元にもいつでも水分がとれるよう準備をしたうえで再度心ゆくまで睡眠しましょう。
アルコールの飲みすぎで頭痛になったときの解消法については以上になりますが、いかがでしたか。
とても単純なことですが、お酒の飲みすぎには水分や栄養分の摂取と十分な休息が必要不可欠です。それらはアルコールを摂りすぎたときに限らず、普段の生活の中でも重要なことですよね。
ちなみに水分補給はアルコールを飲んでいる最中も必要ですので、お酒の席では一緒にお冷やかお茶の類を飲むようにしましょう。
二日酔いを防止する方法として、お酒を飲んだら同量の水を飲むという方法もありますので、今後は頭痛にならないように十分気を付けてお酒をたしなむようにしてくださいね。
お酒は飲んでも飲まれるなという言葉の通り、二日酔いにならない程度にお酒の席を楽しむことが何より大切なことではないでしょうか。
まとめ
アルコールの飲み過ぎで頭痛になった時の6つの解消法
・水分を出来る限り補給する
・しじみの味噌汁、梅干しを食べる
・はちみつ、スポーツ飲料水などで糖分をとる
・市販されている頭痛薬を飲む
・ウコンを飲む
・体をゆっくり休ませる