春から秋にかけて咲く、高さが50センチ~1メートルの赤紫の鮮やかな花のラベンダーは見ているだけでも癒されますね。何と言ってもフローラル系の甘い香りの高いラベンダーはハーブの女王とも言われ中でもイングリッシュラベンダーは最も効能が高いそうです。
ラベンダーは、他にも白やピンクの花色もありその種類は28種あるとも言われています。見た目の華やかさだけではなく、その効能も数多く有名な虫除けのみだけではありません。そこで今日はラベンダーの持つ驚きの9つの効能をお伝えします。
鎮静効果
ラベンダーには神経を安定させる作用があり、ストレスで凝り固まった体をほぐし、リラックスさせる効果があります。その効果は不安やイライラを解消したり、緊張からくる偏頭痛や高血圧の解消・解熱効果や肩こりの解消などさまざまです。
特に寝る前のラベンダーのハーブティが不眠解消に効果があるとされているのは、心身の緊張をほぐして体を温め、良質の睡眠をもたらすからです。
抗菌・殺菌作用
虫除けもその効果の1つですが、ラベンダーには抗菌・殺菌作用があります。特にラベンダーの精油は、抗菌・殺菌作用に加え創傷治癒作用があるのでニキビができた場合なの直接肌につけると後に残りにくく、治りも早いと言われています。他にも虫さされでかゆみのある肌にもお勧めです。
消炎効果
ラベンダーには皮膚の炎症を鎮めて組織の回復を促す効果があります。前述したニキビや虫さされのほかにも水虫や軽いやけど・日焼け・切り傷などにもお勧めです。水虫はぬるま湯に精油を垂らし、足湯感覚で行うと心身のリラックスにもなり一石二鳥ですね。
また、日焼けに用いる場合はミネラルウォーターか精製水で薄めた精油をスプレー式のボトルに入れ日焼け部分にスプレーしましょう。あまり濃度が濃くなければ顔にも使えます。
通経作用
ラベンダーには女性に作用する働きもあります。とくに通経作用があり、月経をスムーズに促し、周期を整えると言われています。合わせて鎮静効果もあるので生理痛を解消することができます。
部屋にアロマオイルを焚くことでもその効果が得られるので取り入れやすいですね。
美肌作り
ラベンダーは皮膚を殺菌し、皮脂の分泌のバランスを整える作用があります。通常の洗顔後、洗面器にぬるま湯をはり、ラベンダーの精油を数滴たらし顔を洗います。その後通常のケアを行います。
この方法で、日に焼けてしまった肌や、シミ・そばかすの改善にもつながります。
睡眠の改善
ラベンダーのそのフローラル系の甘い香りが心身をリラックスさせ体の緊張をほぐします。
オイルポットを用いてキャンドルで焚くことは視覚的にも癒されますが、火の始末が不安な場合は電気ポットなど便利なものもあります。また、旅行先などで緊張して眠れない場合は数滴のオイルをティッシュに垂らし、枕元に置くだけでも効果は得られます。
肌につかないことや、口に入れないことが絶対条件ですが、赤ちゃんの夜泣きにも効果があります。
ヘアケアに効果あり
オリーブオイルやホホバオイルに混ぜでシャンプー前に頭皮マッサージを行うことで、頭皮の血行が促進され、老廃物や余分な皮脂を排除し、これから生えてくる髪の毛を美しいものにし、さらに頭皮のかゆみやふけの防止にも効果があります。オフの日や大事な日の前のスペシャルケアにお勧めです。
血行促進効果
ラベンダーの持つ血行促進効果は、入浴剤として、マッサージオイルとしてよく用いられていますね。特に足のむくみで悩んでいる方はラベンダーの精油とホホバオイルをブレンドさせて作ったマッサージオイルでマッサージすると足の血行が促がされむくみ解消になります。
市販の入浴剤や、アロマグッズにも多く取り入れられているのでその実用性は信頼できますね。
抗うつ作用
ストレス性疾患として代表的なうつですが、その症状緩和にもラベンダーは効果を発揮します。多くのうつ患者が悩む、気持ちが滅入りがちな症状や不眠の解消・不安な状態やストレスを緩和することができます。
これらの研究成果の論文も数多く医学的にも裏付けがあるので、サッシェやアロマキャンドルなどさりげなく取り入れられるものから試してみるのもいいかもしれませんね。
このようにラベンダーの効能はその見た目のかわいらしさから想像がつかないほど他分野で活用できます。自然由来かつ、古くから生活に取り入れられてきたものも多く、今でも簡単に日常生活に取り入れることができ、安心して使えますね。
最近では身近に手に入るラベンダーのアロマグッズですが、妊婦や小さな子供の使用に注意は必要です。自分が求める効能を、正しい使用法で感じられると良いですね。
今日のまとめ
ラベンダーがもつ驚きの9つの効能
・鎮静効果
・抗菌・殺菌作用
・消炎効果
・通経作用
・美肌作り
・睡眠の改善
・ヘアケアに効果あり
・血行促進効果
・抗うつ作用