別居したいほど仲が悪くなってしまった人との関係を改善するのはとても難しいことですよね。一度こじれてしまった関係を良好にすることはなかなか大変なことです。
とはいえ、一度は同居するほど親しかった二人。今は別居したいほど仲が悪くても、同居を始めた当初は「一緒に暮らしているだけで楽しい」という時期もあったはず!
あの頃を思い出せばもう一度、あの頃の二人に戻りたいという気持ちになるでしょう。また、恋人同士だけでなく、同居中の友達と最近ぎくしゃくしてばかりという方や、親子関係がうまくいっていないことで悩んでいる方もいるのでは?
ということで、今回は別居したいほど仲が悪い人との関係を改善する方法をお伝えします。同居中の恋人や友達、あるいは家族との関係に悩んでいる方、ぜひ参考にしてください。
別居したいほど仲が悪い人との関係を
改善する方法
関係悪化の原因を突き止めること
別居したいという気持ちは強くても、「どうしてそんなに別居したいの?」「なぜそこまで仲が悪くなったの?」と改めて問われると、「どうしてだっけ」と首をかしげてしまうこと、ありますよね。
同居生活の中では、「これ」という明確な原因やきっかけ(出来事)がなく、日々の生活の中でちょっとずつ相手への鬱憤が溜まっていくことが多いです。
このまま別居すればいいやというときには、このもやもやとした鬱憤の正体を明確にする必要はありませんが、もう一度関係を修復して楽しい同居生活に戻りたいと考えているのであれば、もやもやの正体を明確にする必要があります。
何事も原因が分からなければ解決策は見いだせないものですから。別居したい気持ちはあるものの、未練も残っているという方、別居したいという気持ちの根底にあるもの・別居したい理由を自分や相手に問いかけてみてください。
二人の同居生活をつまらないものにしているものの正体が分かれば、きっと、楽しい同居生活を取り戻す方法も分かるはずです。
家事や雑事負担のやり方を見直すこと
恋人や友達との同居生活の中で、喧嘩や関係悪化の理由に多いのが「私ばかり家事や同居にまつわる雑事をやらされている」という不満や不公平感です。
別居したい理由が家事負担の不公平感にあるときには、もう一度同居人と家事負担のやり方を見直すのがおすすめです。
家事は日々の暮らしの一部で、特別なことではないため、相手はあなたが別居したいと思い詰めるほど家事を負担に感じているということに気付いていないことも多いです。
家事負担の見直しの提案はあなたが心配するほど相手はいらだたないもの、「気づかなくてごめんね。もっと早く言ってくれればよかったのに」ということも多いですよ。別居したいと思い詰める前に、相手に「もう少し家事を負担してほしいな」と伝えてみましょう。
パーソナルスペースを明確にすること
恋人同士だからといって、家の中で始終一緒というのは疲れますよね。また、家族同士であっても一日のうち数時間は自分一人の時間を持ちたいもの、ずっと一緒にいれば当然喧嘩も増えてしまいます。
恋人や家族と一緒にいることに疲れたから別居したいという方、まずはパーソナルスペースの確保につとめてください。自分の部屋やスペースを持つ、「私の部屋には勝手に入らないで」と恋人や家族に約束してもらうなどのやり方がおすすめです。
狭いアパートで自分の部屋なんか持てないという方、パーソナルスペースとは空間だけではなく「時間」も含まれます。
たとえば、同居人が帰宅する前や寝た後、数十分でよいので自分の時間を確保し、自分の好きなことをするようにしましょう。こうすることで、同居のストレスが小さくなり、別居したいという強い気持ちも解消されます。
お金の管理はシビアにすること
恋人や友達との同居生活が長くなるにつれて、ついなあなあになってしまうのが「お金」ですよね。自分の口座からお金を勝手に引き出された、家賃や光熱費をきちんと払ってくれないなど、お金の問題が別居の理由になることはとても多いです。
まず、同居生活を始めるにあたっては恋人同士であってもお金の管理はシビアにすることが大切!同居を始める段階でお金のルールを決めておきましょう。
また、同居生活の中で金銭問題が起きたときにはお互いにきちんと話し合うことが大切です。金銭感覚の合わない人との同居生活は長続きしません。
お金の話は非常にデリケートなためつい避けてしまいがち、特に別居したいと思うほど二人の関係が悪化したときには口に出しにくいですが、別居するにしても同居を続けるにしてもお金の問題が解決しなければどちらの方向にも動き出すことはできません。
一度、腹を割って話し合ってください。一時的には二人の関係が悪化したとしても、長い目で見れば、ここで話し合ったことが二人の関係改善にプラスに働きます。
感謝の気持ちを伝えること
同居生活を長続きさせるために一番大切なこと、それは「ありがとう」を相手に伝えることです。家事や同居にまつわる雑事、同居生活が続くうちに、「やってもらうのが当たり前」という気持ちになりがちですよね。
しかし、「やってもらうのが当たり前」はちっとも当たり前ではありません。あなたのために食事を作ってくれること、掃除や洗濯をしてくれること、お金を稼いできてくれること、このような日常に対して感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
最近、同居人との関係が悪くなってきたという方、久しく「ありがとう」の言葉を伝えていないなんてことはありませんか?まずは「ありがとう」を伝えてみましょう。感謝の気持ちを伝えることが、二人の関係を良い方向に進めるための最初の一歩です。
いかがでしたか。
以上が、別居したいほど仲が悪い人との関係を改善する方法でした。まずは、別居したいと思い詰めるほど二人の関係が悪化した原因・理由を明確にしましょう。
関係悪化の原因が分かれば自然と解決策も見えてきます。打つ手もまだまだあるかもしれません。同居人との同居生活自体にストレスを感じているときには、パーソナルスペースを確保するなど、ストレスを軽減する工夫をしてください。
一人旅に出かけるなど、同居人と少し距離を置くのもおすすめです。同居生活を長続きさせるのに何よりも大切なことは、日々のコミュニケーションです。
「ありがとう」「ごめんなさい」の言葉、同居生活が長くなればなるほど、つい「言わなくても伝わっているだろう」という気持ちになってしまいがちですがそれではだめ!
言葉にしない気持ちは相手には伝わりません。面倒くさがったり恥ずかしがったりせず、きちんと言葉にして伝えてください。
まとめ
別居したい人との関係を改善するためには
・ 関係悪化の原因を突き止めること
・ 家事や雑事負担のやり方を見直すこと
・ パーソナルスペースを明確にすること
・ お金の管理はシビアにすること
・ 感謝の気持ちを伝えること