集中力を高める方法を使って、仕事を効率的にすすめるコツ

集中力
仕事中に集中力を高めることができれば、良い結果を効率的に出せますよね。逆に集中力を欠いた状態では、時間ばかり費やすだけで良いパフォーマンスを発揮できないことは皆さん経験したことがあると思います。

しかし、ここぞ!というときにすぐに集中力を高めることができるか、というと、それは相当難しいもの。身体の状態や取り巻く環境、そして仕事の内容も、集中力を途切れさせる大きな要因になるものです。

かといって、集中力を高めることができないからと仕事をしないわけにもいきません。そんな時のために、仕事に役立つ集中力を高める方法を知っておいて損はありませんよね。今回は集中力を発揮し、能率的に仕事をこなす方法をお伝えします。

気が散る要素を排除しよう

集中力を高める方法とは、集中すべき一点だけに意識を向け、分散させない方法でもあります。人間とは、どうしても入ってくる情報に気を取られてしまうもの。目に映るもの、耳に入るものがあると、そちらに気を取られてしまうのです。

ですから、自分の周りからできるだけ余計なものを取り去る必要があります。可能なら、部屋の中を仕事に必要なものだけにしてしまいましょう。テレビやラジオなど、外部の情報の入るものはオフにし、静かな環境を作ります。

場合によっては電話は留守電にして、後でかけなおすという手段も必要かもしれません。会社などで自分のスペースが限られている場合は、デスクの上を片付けて、差し支えなければ耳栓などを利用します。

会議室などを借りられればかなり集中力を高められるでしょう。自宅での仕事の場合、家族や趣味のものなどに気を取られやすいもの。そんな場合は時間借りできるレンタルオフィスや静かなカフェ(お店に迷惑にならない場合のみ)に移動するのも有効です。

 

集中しやすいシチュエーションを覚えておこう

集中力を高めるときに、他のものに気を取られないようにすることは先ほど述べました。しかし、人はそれぞれ違った特徴があるもの。何に気を取られやすいか、またどうすれば集中力を高めることができるかは個人によって違います。

普段から注意して、自分がどんな条件の元で集中力を発揮するかを知っておきましょう。例えば、静かな環境が良いことは先ほど述べた通りですが、それはあくまで「うるさい環境に比べると」です。

中にはシンと静まり返っているのが苦手な人もいます。そんな場合は環境音やクラシック音楽など、理解できる言語が入っていない音楽を流してみましょう。また、仕事の内容によって集中しやすい環境が変わることもありえます。

「この仕事ならこの方法」と自分の中でやり方が決まっていると時間と労力を無駄にせずに済みますので、普段から自分を観察し、集中を高めるやり方を知っておきましょう。

 

時間を区切って集中しよう

集中力を維持するのは、予想外に疲れるものです。ですから、あまり長時間は続かないものだと思ってください。しかし、最初から「どうせ長続きしない」と思いながら仕事をしても良い結果にはなりませんよね。

そんなときは、事前に集中する時間を決めておきましょう。「あと2時間仕事したらコーヒーブレイク」「4時から夕食まで頑張る」など、とりあえずのゴール地点を明確にしておくのです。

区切りのない状態でだらだらやらず一旦ブレイクを入れたほうが、改めて集中力を高めることができます。

すでに集中力が切れている状態では間違いや勘違いが起きやすく、後でやり直したりという無駄な作業が発生します。無理なく続けられる時間でゴールを設定する癖をつけてみてください。

 

とりあえず15分頑張ろう

苦手だったりおっくうだったりする仕事は、なかなか着手する気になりませんよね。そうやって後手後手に回しているうちに時間が無くなり、慌てて中途半端な仕上がりのまま提出した経験のある人にはこの方法がおすすめです。

人間の脳は、何か作業を始めると興奮してくるという作用があり、これを「作業興奮」と言います。作業興奮の状態になるまでは大体15分。この15分を頑張れば、脳が自然に興奮し、集中して作業できるようになるのです。

「面倒だな」と思う仕事は、とりあえず15分だけ頑張るつもりで着手してみてください。そうすれば、後は脳の自然な働きが集中力を高める作用をもたらします。

 

基礎は体!生活習慣をブラッシュアップしよう

寝不足や栄養の偏りがあると、体が集中力を発揮できる状態ではなくなり当然仕事の能率も落ちてしまいます。体はすべての基礎ですから、まず生活習慣の見直しから始めましょう。

睡眠時間は十分でしょうか?お昼に10分ほどの仮眠を取ることも、集中力を高めるうえで良い方法です。食事の栄養バランスや量、食べるタイミングは?ごはんに代表される糖質はたくさん食べると急に血糖値が上がり、その後がくんと低下します。

そうなるとどうしても眠気が出てしまうので、野菜や肉類などもバランスよく、また腹八分目に食べるようにしましょう。働く意欲を生み出すセロトニンは、運動によっても活性化します。

日常的に軽い運動をする習慣をつけることもおすすめです。また、瞑想は近頃海外の大手企業も注目している方法。集中力を高めるトレーニングにもなりますので、ぜひ取り入れてみてください。

 

以上が集中力をアップし仕事の能率を上げる方法でしたが、さまざまな要因が集中力を左右していたことが分かりましたよね。同じ時間をかけたとしても、集中力を高めるのと散漫な状態で仕事をするのとでは結果も満足感も違ってきます。

毎日「今日もやりきった!」と思えることは精神的にも良い影響をもたらしますので、充実した生活のためにもぜひ集中力を高める方法をマスターしたいものです。また、能率よく仕事ができれば時間にも余裕が生まれます。

その時間を体を動かすことや休息に使うことができれば、さらに良いパフォーマンスを発揮できることでしょう。「これが限界」と思い込んでしまう前に、能力を最大限発揮するための集中力を育てていきましょう。


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