痩せるには、食べる量を減らしてみる、甘い物、高カロリーの食事を控えてみるといった食事制限が手っ取り早いと考える人が多いですよね。
確かに、痩せるには食事制限も全く効果がないわけではありません。でも、そもそも私たちの身体は、少ない食事量で生命活動を維持できる身体の仕組みとなっています。
遡ってみると私たちの祖先である原始時代は、過酷なサバイバル生活で得た貴重で僅かな食料で、生命活動を行っていました。そのため、少ない食事量でエネルギーを作り出すという仕組みが、私たちの身体にDNAとして刻み込まれています。その為、美味しい物がたくさんある豊かな現代では、やはり太りがちです。
だからこそ、痩せるには、本来生まれ持った身体の仕組みを理解した上で、身体のサイクルを上手に使って、痩せやすい身体を作り上げていく事が大切です。そして、作り上げた痩せやすい身体をいかに上手に維持して行くかがポイントとなります。
そこで今日は、痩せるには必要な、身体の仕組みを理解する5つのステップについてお伝えします。ではご覧ください。
痩せるには必要な
身体の仕組みを理解する5つのステップ
生理後1週間は痩せやすい
生理前の7日前後は、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌されます。
女性の身体は、このホルモンの分泌によって、水分や老廃物が身体に溜め込みやすくなる仕組みになっています。体重も平均1~3キロぐらい増え、どんなに頑張ってもこの期間は、痩せるには厳しいと言っても過言ではありません。
しかし、溜めこんだ水分や老廃物は、生理開始~生理終了にかけて体外に排出されていき、増えた体重も元に戻っていきます。
そして、生理終了日~1週間後ぐらいまでは、エストロゲンという新陳代謝をアップされる女性ホルモンが多く分泌されます。このホルモンが分泌されると、脂肪が燃焼されやすくなります。女性の身体は、この時期が1番痩せやすいといえます。痩せるには、この時期に積極的に体を動かしたり、食生活に気を使ってみてください。
この痩せやすい時期が過ぎると、また生理前の太りやすい時期に突入していきます。この太りやすい時期に過食を控えてみる、できるだけ老廃物を溜め込まないようにする等気を使ってみてください。
痩せるには、この痩せやすいサイクルを上手く活用していく事が大切です。
消費カロリーを上げよう
痩せるには、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考える事が大切です。
消費カロリーと聞くと、適度な運動というイメージがあるかもしれませんが、単純な日常的な動作でもカロリーは消費しています。例えば、仕事や勉強で頭を使っている時や通勤時間、仕事での外回りなども含まれます。
消費カロリーを上げるには、摂取カロリーを減らす事が1番ですが、健康的に痩せるには、栄養バランスに偏りがあっては意味がありません。そこで、食生活の中で、必須といっても過言ではないお米・麺類・パン・イモ類といった炭水化物を少し制限してみることがおススメです。
炭水化物は、脳の働きに欠かせない糖質という大切な栄養素なので、全く摂取しないというのは問題ですが、基本的には1日お茶碗1杯程度の量で、脳は十分機能します。
いつもより少し炭水化物の摂取量を控えてみるだけで、消費カロリーがぐんと上がります。痩せるには、消費カロリーより摂取カロリーを上回らない事を意識する事が大切です。
老廃物を排出させて、代謝をアップ
痩せるには、プチ断食も効果的です。特に、最近では酵素ドリンクや置き換えダイエット食品といった数多くの種類のダイエット飲料、食品が販売されています。
そもそも、断食と聞くと、体に悪いのではというイメージあるかもしれませんが、一定期間、身体に食品といった様々な固定物を入れない事によって、胃腸を休ませる事ができます。胃腸を休ませる事によって、消化器官が活発になります。そして、活発になった消化器官が身体に溜まっている老廃物を、体外へ排出する事に集中してくれます。
老廃物が体外へ排出されると、スッキリして体も軽くなり、代謝がアップします。痩せるには、代謝を上げる事・老廃物を溜め込まないようにする事が1番大切です。
運動が苦手で、普段から食べ過ぎを感じている人は、体重管理方法の1つとして、毎月何回かプチ断食を取り入れてみるのもおススメです。
プチ断食後は、胃腸に優しい回復食を取り入れながら、毎日の習慣に酵素ドリンクを取り入れてみると、さらに代謝も良くなります。
常にプラス思考で前向きに
人間の身体の仕組みというのは、不思議なもので、自分の考えている事・思っていることが体に出てしまうメカニズムを持っています。
すごく不思議なメカニズムですが、実際に「これを食べたら太らない」と考えて食べるのと、「これを食べたら太る」と考えて食べるのとでは、体重の増え方が違います。
痩せるには、痩せなきゃと義務的に考えるのではなく、痩せる事が嬉しい・楽しいと前向きに考えていく事が大切です。
痩せなきゃと焦ってストレスが溜まってしまうようでは、逆にストレス太りを引き起こしてしまう可能性もあります。
痩せるには、痩せてキレイになった自分を想像して楽しんでみてください。
痩せてキレイになった自分を楽しんで想像する事によって、痩せるメカニズムが働き、積極的に運動をしなくても、少し食生活に気を付けるだけでだんだん体は変化していきます。
実際に、このサイズのスカートを着たいと前向きに考えていたら、すぐには効果として実感できなくても、じょじょにスカートに合わせて体がスマートなってくるといった事もあります。
良いカロリーの摂り方
痩せるには、消費カロリーが摂取カロリーを上回らない様にする事が基本です。
でも、なかには高カロリーな食品でも、組み合わせによっては代謝を促進する食事となり、結果的に痩せやすい身体を作る事を手伝ってくれる食べ合わせがあります。
例えば、カレーのトッピングとしてチーズを入れると、免疫力がアップしたり、体脂肪の燃焼効果が上がります。その他に、サラダのドレッシングとして、オリーブ油をかけてみると脂肪燃焼効果や、便秘防止に働きかけてくれます。つまり、これらは食べる量さえ気を付けていれば、高カロリーでも身体の代謝を上げる良いカロリーの摂り方なので、痩せやすい食べ方と言えるでしょう。
その他に、痩せるにはデトックス効果のある中国茶を飲む習慣を食事の度に取り入れてみたり、パクチーやルッコラ、バジルといったあらゆる毒素を排出されてくれる香草を脂の多い料理にトッピングみてみるのも効果的です。
いかがでしょう。もちろん、1番良いのは、適度な運動を続ける事ですが、運動が苦手な人もいれば、忙しくて運動する時間を確保ことが厳しい人もいます。
だからこそ痩せるには、身体の仕組みを良く理解し、痩せやすい身体のサイクルを掴む事で、効率的に痩せていく事ができます。但し、痩せるには、あくまで健康的に痩せていく事が大切です。
サクッと体重が減ったり、サイズダウンする時もあれば、思うように痩せない時もあります。なかなか思うように痩せないからといって、悩みストレスを溜めすぎるのも良くありません。マイナス思考が身体に影響し、ストレス太りしてしまう事もあれば、身体を壊してしまう事もあります。
ストレスが溜まった時には、ダイエット方法を変えてみるなどして気分転換を行いましょう。
≪今日のまとめ≫
痩せるには必要な、身体の仕組み
・自分の痩せやすいサイクルを把握してみよう。
・日頃の炭水化物の摂取量を見直してみよう。
・代謝アップに、デトックスは必須。
・マイナス思考は、体に影響する。
・代謝アップする食べ合わせを考えてみよう。