肩甲骨が痛い!一瞬で痛みをとる4つのお手軽ストレッチ

肩甲骨あたりが痛いと感じる原因が肩こり、腰痛、眼精疲労、運動不足や足のむくみにあるってご存知でしたか? テレビとリモコンやパソコンとマウスなんかの機器と違い、一人の人間の体は全て繋がっているため、完全に切り離された器官は存在しません。つまり、肩甲骨が痛い原因が肩にあるとは限らないということですね。

車や自転車であればタイヤがすり減ったから新しいタイヤに交換すればいいけれど、人間はそうはいきません。落ちた視力はレーシック手術によって回復できるようになりましたが、肩甲骨が痛いから一旦取り外してメンテナンスしてまたくっつけるなんて芸当は今のところ人間には不可能です。

医療技術の進歩は目覚ましいので、将来的には肩甲骨に関してもレーシックのように一度治療を受ければ半永久的に健康な状態でいられるようになるかもしれませんが、治療の確立を待っていたらいつまでたっても今現在肩甲骨が痛いのは治りませんよね。なので今回は一瞬で痛みをとるお手軽にできるストレッチをお伝えします。肩甲骨が痛いという方はぜひ一度、お試しください。

 

肩甲骨が痛い!
一瞬で痛みをとる4つのお手軽ストレッチ

 

背筋を伸ばしてゆっくり深呼吸する

一瞬で痛みを取るお手軽ストレッチなので、比較的簡単にできるストレッチをご紹介していきましょう。まず最初にご紹介するのは『大きくゆっくり深呼吸』です。ラジオ体操の一番最後に『両手を挙げて大きく深呼吸』というフレーズがありますよね。あの動作を出来るだけ大きく丁寧にやってみましょう。

背筋を伸ばし両手を上に挙げて横にゆっくりとおろす。この動作は意外と日常的にはやらない動作なので、いつもは動かさない筋肉を動かすことで肩甲骨周りの筋肉がほぐされて痛みがなくなることがあるのです。

この動作で骨がパキパキ鳴るようであれば、運動不足である可能性も否定できません。自分でも運動不足だなと感じている方は、日常的に運動を取りいれましょう。いきなり激しい運動を始める必要はありません。今まであまり運動をしていなかったのにいきなり激しい運動を始めると、健康的になるどころか逆に身体に無理をさせてしまうことになります。

運動と言うと身構えてしまうかもしれませんが、軽く散歩することやなるべく階段を使用するなどといった小さなことでも今までやっていなかったことを始めるのであればそれらは立派な運動です。簡単なことほど続けやすいので、まずは簡単なことから始めてみましょう。

 

肩甲骨をほぐすように大きく回す

深呼吸で効果が無かった方は、今度は肩甲骨を意識して動かしてみましょう。両手を上に挙げる必要はありませんが、肩甲骨をまわすつもりで肩を動かしましょう。両手も一緒に大きく動かさないと肩甲骨が動いている気がしないという方は、自分のやりやすい方法で構いません。

ただしいきなり両手を大きく回すと、場所によっては障害物にぶつかる可能性がありますので注意しましょう。このストレッチをする前に、まずは前後左右など自分の腕を回す方向をしっかり確認してくださいね。大きな動作なだけに周りに人がいたりものが置いてあったりしたら危険です。

痛くて肩をまわすことも出来ないというのであれば、あなたの症状はかなり深刻です。整体、接骨院などで一度症状を見てもらった方がいいかもしれません。かかりつけの病院等がある場合、まずはそこにご相談ください。

回しても何も変わらないという方、もしかしたらあなたの肩甲骨が痛い原因は肩ではないかもしれません。次にご紹介する方法をお試しください。

 

腰のひねり運動と屈伸運動を試してみる

上記二つを試してみて効果のない方は、肩以外に原因がある可能性を探ってみましょう。肩甲骨の痛みが肩にあると考えるのは自然なことですが、場合によっては肩以外の場所を痛めている可能性があります。直接の原因は肩ではないけれど、そこを痛めているがために肩甲骨付近が痛いと感じてしまう。その可能性が高い場所として、腰があげられます。

市販薬で肩こりに効くといわれているものって、だいたい『肩こり腰痛に効果がある!』なんてキャッチフレーズがついていませんか?肩こりと腰痛には密接な関係があり、肩の不調が腰に現われたり、腰の不調が肩に現われたりと連動していることが多いものです。

そこで試していただきたいのは、腰のひねり運動と屈伸運動です。肩甲骨が痛いからと腰やひざに不調があるのではないかと結びつけるのは難しいかもしれませんが、実際にこのストレッチをするだけで痛みがとれることがあるのです。

やり方も特に複雑な動きはありません。屈伸は立たないとできませんが、腰ひねりは座ったままでも行うことが出来ます。まずは座ったまま腰ひねりを試してみて、痛みが引かなければ立って腰ひねりと屈伸を交互に行ってみましょう。

 

肩甲骨の痛みをとるツボを押す

一瞬で痛みをとる、となると一番簡単なのはツボ押しです。正確な位置を探るのは難しいかもしれませんが、一度コツをつかめばいつでも一瞬で効果的なツボを押すことが出来ます。それでは肩甲骨が痛いときに押すと効果があると言われているツボをいくつかご紹介していきます。

まずは眼精疲労からの肩甲骨の痛みに効くツボです。小指の第一間接の中央辺り。この部分を挟むように押します。痛みを感じるようであれば強弱を調節しましょう。

次に冷えからくる肩甲骨の痛みに効くツボをご紹介します。手の甲を上にしたとき、人さし指と親指の付け根に骨と骨が接する部分がありますよね?押すと少し痛みを感じる場所です。その場所を少し痛いかなと感じる程度の力で押してみましょう。さらに人差し指と中指の間にもツボがあります。ちょうど境目になっている部分ですね。こちらも少し痛みを感じる程度の力で押してあげましょう。

どのツボも血流を止めてしまう恐れがありますので力の入れ過ぎには注意しましょう。強い力で押すほど効果があると言うものではなく、あくまでもツボを刺激する程度がちょうどいいとされています。足の裏にもいくつかツボがありますが、こちらについては健康サンダルなどのツボ押しグッズを活用した方が自分で押すよりも効果的です。

 

いかがでしたか。一瞬でというと少し大げさかもしれませんが、思ったより簡単な方法ばかりだったのではないでしょうか。

冒頭で肩甲骨が痛いときの原因は『肩こり、腰痛、眼精疲労、運動不足や足のむくみ』などがあると述べましたが、やはり一番の原因は肩こり腰痛にあるようですのでこの二か所を重点的にいたわってあげたいですね。

肩こりはデスクワークが多い方に、腰痛は立ち仕事が多い方や重いものを持ち上げることの多い方によくあらわれる傾向にあります。もちろん肩腰同時に痛める方も多いので、日々入念にストレッチしておきましょう。

先ほどまで述べたように一瞬で痛みがとれる方法ではありませんが、ラジオ体操を毎日続けるのも肩甲骨を痛めない予防には有効ですので、余裕のある方は合わせて試してみてくださいね。

 

まとめ

肩甲骨が痛い!一瞬で痛みをとる4つのお手軽ストレッチ

・背筋を伸ばしてゆっくり深呼吸する
・肩甲骨をほぐすように大きく回す
・腰のひねり運動と屈伸運動を試してみる
・肩甲骨の痛みをとるツボを押す


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