一緒に暮らしながらも、まるで別居のような生活を送る家庭内別居。お互いに干渉せず、必要最低限の会話しかしない、夫婦とは名ばかりの関係です。
結婚したばかりのころは、いつまでの仲の良い夫婦を夢見ていたのに、一緒に暮らし始めると価値観や生活観の違いから、ケンカになることも多いですよね。
初めは些細なケンカでも、そのたびにしっかりと修復しておかないと、だんだんと夫婦の間の溝が大きくなり、気づいたら家庭内別居状態だったということも。
家庭内別居は、経済的や世間体などさまざまな理由により離婚や別居できないときに選択される夫婦の形のひとつですが、思いのほかストレスがかかるもの。
子どものために選択したつもりでも、まったく子どものためになっていないばかりか、お互いの幸せを遠ざけてしまうことにもなりかねません。そこで今回は、家庭内別居から抜け出して、幸せを手に入れる方法をお伝えします。
家庭内別居の苦しみから脱出して
幸福になる方法
不仲になった原因を考え、自分の気持ちと向き合いましょう
どちらかの浮気やコミュニケーション不足、お互いの生活観の違い、パートナーに対する過剰な依存など夫婦仲が悪くなる原因はさまざま。ひとつではないことも多いですよね。
家庭内別居になってしまったら、まずはどうして夫婦仲がおかしくなってしまったのかをじっくりと考えることが大切です。
一度でも溝ができた人間関係を修復するためには、想像以上の忍耐力が必要になります。だからこそ重要になってくるのが、あなた自身の気持ちです。
これまでの生活を振り返り、夫婦仲が悪くなった原因をしっかりと考えた上で、もう無理だと思ってしまうようでは、修復するのはほぼ不可能。
でも、もう一度家族としてやり直したいという気持ちと覚悟があれば、修復できる可能性が高まります。家庭内別居から抜け出し、幸せを手に入れるためにも、不仲になった原因を探り、じっくりと自分の気持ちと向き合いましょう。
パートナーとじっくり話し合いましょう
自分の中で、自分の気持ちと向き合ったら、パートナーに自分の気持ちをしっかりと伝えましょう。ここでパートナーがあなたの気持ちを理解してくれれば、家庭内別居から抜け出せるチャンスです。
素直な気持ちを冷静に言葉にしてくださいね。このとき、お互いの問題点や家庭内別居を抜け出すための解決策などもじっくり話し合うことが大切です。
このとき、相手に対する思いやりを持って冷静に話を進めることがコツ。夫婦仲がこじれてくると、お互いに自分の正当性を主張することが増えますよね。
これでは、ケンカになるのも当たり前。あなたにはあなたの言い分があるように、相手にも相手なりの言い分があります。
どれだけ長い間連れ添ったとしても、あなたとパートナーは、別の人間。だからこそ、言葉にしなければ分からないのに、それを聞くことすらしないようでは、仮に家庭内別居から抜け出せたとしても、またすぐに家庭内別居状態に戻ってしまいます。
ここでは、家庭内別居を抜け出すための話し合いをするのですから、パートナーの話にしっかり耳を傾けましょう。相手が話をしている間は決して口をはさまずに、最後まで聞くことを心がけると、冷静に話し合えますよ。
パートナーに多くのことを求めるのはやめましょう
家庭内別居の原因が自分にはないと判断すると、どうしてもパートナーに多くのことを求めがちです。でも、結婚生活は、共同作業の積み重ね。どちらか一方だけが悪くて夫婦仲がこじれることは、基本的にありません。
あそこを変えて欲しい、ここを変えて欲しいと要求するのは簡単ですが、長年染みついた習慣を変えるのは難しいですよね。夫婦生活をうまく続けていくためには、ある程度の妥協は必要です。
お互いの妥協点を見つけて、それを守れるように努力しましょう。また、相手に対する感謝の気持ちも忘れてはいけません。
何かをしてもらえるということは決して当たり前のことではないので、感謝の気持ちを素直に言葉にすることもお忘れなく。
二人でさまざまなことをしてみましょう
パートナーとじっくり話し合いをすると、ある程度心がスッキリします。とは言え、急に仲良し夫婦になれるわけではないですよね。
家庭内別居が長ければ長いほど、なんとなく気まずい空気が残るもの。そんなときには、散歩や買い物など、さまざまなことを二人でしてみましょう。
二人で出かけることさえ気まずく思える場合には、部屋の掃除や模様替えをしてみるのも良いですね。部屋がキレイになると、気分がリフレッシュします。気分がスッキリするので、自然と会話できるようになりますよ。
自分を磨くことを忘れないようにしましょう
長年夫婦として連れ添っていると、だんだんとパートナーを異性として意識しなくなりますよね。これが、家庭内別居につながることがあります。
確かに、長く連れ添っていると、パートナーに対するときめきはなくなりますが、夫婦としての愛情へと形を変えているのですから、それは当たり前。
でも、中にはこれに気づかず、ときめきがなくなったことを「冷めた」と勘違いしていることも多いんです。これでは、パートナーを異性として見られなくなってしまうのも無理はありません。
家庭内別居を抜け出し、幸せな家庭を取り戻すためには、夫婦である前に、男女であるということを忘れないようにしましょう。
パートナーに異性であることを再確認してもらうためにも、自分を磨くことを忘れずにいたいですね。髪型を変えるだけでも効果があるので、できるところから始めてみましょう。
いかがでしたか。
結婚生活が始まると、それまで見えていなかった部分が見えるようになりますよね。育った環境が違うのですから、価値観や生活観が異なるのは当たり前ですが、どうしても我慢できないことも多いもの。
不満が蓄積されれば、家庭内別居につながるのも無理はありません。でも、家庭内別居は、悩みや苦しみが多いので、なんとかして家庭内別居状態から抜け出したい人も多いのではないでしょうか。
結婚は、相手がいるものなので、家庭内別居から抜け出すためには、二人でじっくりと話し合うことが大切です。このとき注意したいのが、冷静さを欠かないこと。
相手が話しているときには決して口をはさまず、最後まで聞くことで冷静に話し合うことができます。ここにご紹介したことを参考に、家庭内別居から抜け出し、幸せを取り戻してくださいね。
まとめ
家庭内別居の苦しみから脱出するには
・ 不仲になった原因を考え、自分の気持ちと向き合いましょう
・ パートナーとじっくり話し合いましょう
・ パートナーに多くのことを求めるのはやめましょう
・ 二人でさまざまなことをしてみましょう
・ 自分を磨くことを忘れないようにしましょう