話し方の癖をなおしてネガティヴ思考から脱出する為のコツ

話し方の癖をなおしてネガティヴ思考から脱出する為のコツ
話し方の癖を指摘され続けると、ついついネガティブ思考に陥ってしまいますよね。自分では意識していない部分ならばなおのこと、また何か言われるのではないかと考えてしまって、話すことそのものに消極的になってしまうこともあるのではないでしょうか。

話し方の癖といってもさまざまですが、笑って許されるものもあれば、公共の場で出てしまうと余り相手に良い印象を与えないものもあります。といっても無意識に出てしまうものならば、何から直せばよいのかわかりませんよね。

わからないまま指摘され続ければネガティブ思考に陥るのも当然です。そこで今回は、話し方の癖がネガティブ思考のスパイラルを生み出す前に、行いたい対処法についてお伝えします。

自分の話し方を客観的に知る

ネガティブ思考に陥ると、他人が全く関係ない話をしているのに「自分のことを笑っているのではないか」と疑心暗鬼にとらわれるもの。だけどなにが原因なのかわからない……これはとっても苦しいことですよね。

というわけで、まずはあなたにどんな癖があるのかを客観的に探っていきましょう。自分の話し方を録画したり録音したりして、それを自分で見直します。信頼できる家族や友人に一緒に見てもらうとなお良いですね。

思い切って聞いて教えてもらうのもよいのですが、聞くだけだと具体的な部分まではわからなかったり、相手が気を使ってやんわりしか教えてくれなかったりすれば、根本的な解決につながらない場合があります。

やっぱり自分自身で見てみて、きちんと把握するのが一番です。わからないからネガティブ思考に陥るのですから、現実に向かいあうのが手っ取り早い方法です。

 

具体的な改善策を見出す

さて、話し方の癖には「許容範囲」があります。

・焦るとつい言葉が出てこなくなる

・つっかえてしまう、どもる

・話している最中、半笑いになる

・目線が落ち着かない、相手を見ることができない

など、多少ならば大目に見てもらえそうなことでも、状況によっては相手に不快感を与えるものもあります。

特に接客などでこのような態度をとったら注意を受けたり、信用を損なったりしかねませんよね。そして自分の話し方の癖を指摘され続ければ、ネガティブ思考になるのも無理はありません。

しかしこれは、改善の努力をしなければならない事柄でもあります。問題点がわかったら、具体的な改善策を考えましょう。

・焦ってしまう→深呼吸などで気持ちを落ち着かせる

・どもってしまう→ゆっくり話すよう心がける

・半笑いになる→鏡を見て表情の練習をする

・目線が落ち着かない→目線を相手の目よりやや下に定める

など、癖によって改善策はさまざま。自分なりの方法を見つけることで、ネガティブ思考から脱出する糸口をつかめるはずですよ。

 

肩の力を抜いて、話し上手な人をお手本にする

話し方の癖を直すなら「真似をする」のも一つの手。ネガティブ思考に陥る暇があったら周りを見渡してみましょう。たいてい、あなたの周りに必ず1人は「言葉を巧みに使う人」が存在します。

話が上手な人・言い回しがきれいな人・ボキャブラリーが豊富な人……その人と同じになれとは言いませんが、話すときの表情や視線など「聞く人を惹きつけ、心地よくさせる」術を盗むのです。

また、いろんな本を読むのも効果的。活字を読むことでいろいろな言い回しを学ぶことができます。一方で「うまく話そうと力まない」ことも大切です。重要なのは「相手に伝えるべきことをわかりやすく伝えること」であって、「上手に話す」ことではありません。

ここをはき違えると、自分は何をやってもうまくいかないとネガティブ思考にはまってしまいがち。「話す」目的を見失わないようにしてください。

 

自虐ネタは封印する

相手との会話を円滑にする一つの手段が「自虐ネタ」ですが、あなたが話し方に自信がなかったり、話し方の癖によって相手にいまいち自分の意図が伝わりづらいと感じていたりするのなら、逆に自虐ネタは封印すべき。

なぜなら会話の空気を重くするだけだからです。自虐ネタをネタにするにはある程度の技術が必要です。

その技術がないのに下手に使ってしまうと、相手も冗談を冗談としてとらえられないがためにリアクションに困ってしまいますし、自分もネタがネタにならずかえってネガティブ思考を深めてしまう危険性があります。

また、相手の反応を見て「自分はやっぱりダメなんだ」とネガティブ思考の連鎖に陥ってしまう可能性も高くなってしまいます。自分を貶めるネタは、その場しのぎになっても実益を得ることはできません。わざわざ自分を卑下するのはやめておきましょう。

 

以上、話し方の癖を直してネガティブ思考から抜け出す方法についてお伝えしてきました。なにはともあれまずは自分を知ること。「話し方の癖」といっても千差万別。それが愛嬌になることもあれば、相手を不快にすることもあります。

自分の癖が実際に相手にどんな印象を与えているのか、知るのが怖い気持ちもわかりますが、そこを把握しなければ対処法が見出せません。もちろん「うまく話せない」とネガティブ思考に陥る必要はありません。

要は「相手にわかりやすく物事を伝える」ことができればなんの問題もないのです。根本的な部分さえはき違えなければ、話し方の癖を直す方法も、別の手段で自分の話下手を補う方法も見つけやすくなります。

何もせずに落ち込むなんてもったいない!この機会に勇気を出して、自分の状況を客観的に見つめてみましょう。

まとめ

癖を直して話し上手になるには

・ 自分の話し方を客観的に知る
・ 具体的な改善策を見出す
・ 肩の力を抜いて、話し上手な人をお手本にする
・ 自虐ネタは封印する


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