首のニキビは不調のサイン!今すぐ確認してほしい7つの事

ニキビと言えば顔にできるものと思い込んでいる人も多いようですが、体にできるニキビも珍しいものではありません。特に20才を過ぎてからできる首周辺にニキビに悩んでいる女性は多ですよね。

首周辺は顔に比べて皮脂線が少なく、毛穴が開きにくいのですが、ニキビの初期症状である白ニキビや黒ニキビでも治りが遅く、赤ニキビや膿ニキビに悪化しやすいことも特徴のひとつです。正しい処置をしないと色素沈着を起こしたり、ケロイド状の跡が残ってしまうことがあるため、早期治療・対策が必要になります。

首にできるニキビの主な原因は、女性ホルモンのバランスの乱れと言われています。女性の体にはエストロゲンとプロゲステロンの2種類のホルモンが大きく関係しており、そのバランスは生理周期や妊娠、出産で大きく変わってきます。

女性ホルモンのバランスが乱れて女性ホルモンの分泌が減少すると、男性ホルモンが過剰に分泌されます。男性ホルモンにはニキビの原因となる皮脂分泌を活発にする働きや、毛穴を塞ぎやすくする働きがあるため、首のニキビを引き起こしやすくなってしまいます。

女性ホルモンは女性の体を健やかに保つために重要な働きをしますので、首のニキビは女性特有の病気の兆候の可能性もあります。そこで今日は首にニキビができた時に確認してほしい7つの 事についてお伝えします。

 

首のニキビは不調のサイン!
今すぐ確認してほしい7つの事

 

ストレス発散できていますか

女性ホルモンの分泌は脳や神経からの指令によって行われますが、脳や神経に負担がかかると適切にホルモン分泌の指令を出せず、ホルモンバランスが乱れてしまいます。仕事のプレッシャーや人間関係、社会環境の変化などで過度のストレスが溜まると、脳に負担がかかり、ホルモンのバランスが乱れると言われています。

また過度のストレスは体内で大量の活性酸素が発生し、皮膚の機能が低下するため首のニキビができやすくなります。首はもともと皮脂線が少ない部位ですが、デリケートな箇所なので皮膚機能の低下が如実に現れやすくなっています。

首ニキビを解消するためには、1日のなかに楽しみを見つける、趣味に没頭するなど、自分なりのストレス発散方法を見つけてみましょう。

 

首周りの紫外線対策はできていますか

顔のUV対策は行っていても、首周りのUVケアは意外と忘れがちです。

紫外線は皮膚の角質層を厚くし、肌のターンオーバーを遅らせるだけではなく、皮脂や老廃物が毛穴を詰まりやすくするため、ニキビの原因となってしまいます。

また紫外線を浴びることで皮膚が乾燥しやすくなります。

肌が乾燥すると皮膚の防御作用が働き、皮脂が過剰に分泌されるようになるため、毛穴が詰まりニキビの原因となります。首周辺、特に首スジは紫外線を浴びやすいため、日差しの強い夏だけではなく、1年通して紫外線対策を行うように心がけましょう。

 

婦人系の病気の可能性はありませんか

首のニキビがなかなか治らなかったり膿んでしまった場合は、婦人系の病気も疑ってみる必要があります。首にできるニキビは大人ニキビとも呼ばれ、血液中に男性ホルモンが増えている場合がほとんどです。女性の場合、多嚢胞性卵巣症候群という婦人系の病気も同じような症状が現れます。

多嚢胞性卵巣症候群は排卵がスムーズに行われなくなり、卵巣内にたくさんの胞卵が溜まってしまう病気です。首のニキビの他に生理不順や無月経などの月経異常、体毛が濃くなるなどの症状が見られる場合、婦人科で診察を受けることをおすすめします。

万が一婦人系の病気が潜んでいた場合はピルによる治療が必要になります。ピルによってホルモンバランスが整うことで、首ニキビも改善されることが多くあります。

 

胃腸の働きは正常ですか

胃腸の不調が直接首のニキビを引き起こす原因になるとは限りませんが、間接的な原因になると言われています。消化器系と自律神経は深く密接しているため、どちらかが乱れるともう一方も影響を受けやすくなります。

胃腸不良により自律神経が乱れると、免疫系のバランスが乱れ、皮膚の炎症を起こしやすくなります。また自律神経は女性ホルモンのバランスとも密接な関係にあるため、胃腸の調子が悪くなるとホルモンバランスも乱れると考えられます。

胃腸の調子が悪くなると消化不良や食欲不振を引き起こし、肌に必要な栄養が摂取しにくくなることも首ニキビができやすくなる原因のひとつです。胃腸の働きを正常に保つためには暴飲暴食を避け、下痢体質の人は冷たいものや刺激の強い食事を控えるようにしましょう。

 

冷え対策はできていますか

首にできるニキビの大きな原因はホルモンバランスの乱れとストレスと言われていますが、もう一つ大きな原因に冷えが挙げられます。
体の冷えは血行を悪くし、新陳代謝を低下させます。新陳代謝が低下することで肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が溜まりやすくなり首にニキビができる原因になります。

また内蔵の働きも弱まるため、老廃物が排出されにくくなり便秘になってしまいます。体の冷えはホルモンバランスの乱れにもつながります。

顎から首にかけてできるニキビは特に冷えの影響を受けやすい部分ですので、首のニキビを改善するためにはスキンケアに加え、体を冷やさないようにすることが大切になります。十分な睡眠をとる、入浴で体を温める、適度な運動をするなど、日常生活のなかで血行を良くすることを心がけましょう。

 

栄養バランスの良い食事をしていますか

美容と健康には、栄養バランスの良い食事が欠かせません。

首のニキビの原因となる女性ホルモンのバランスや肌のターンオーバーも、全て食事が影響しています。忙しい毎日を送っているとコンビニのお弁当や外食などになってしまうことがあると思いますが、偏った食事は美容や健康を保つ事ができません。

特に栄養バランスの良い食事はホルモンの分泌を促進させる働きをもっていますので、栄養バランスを考え、規則正しい食事を心がけましょう。女性ホルモンの分泌に必要な栄養素であるビタミンB6やビタミンE、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンは積極的に摂取するようにしましょう。

 

首周りを清潔に保てていますか

首周辺は汗をかきやすく、髪が触れやすい部位でもあります。

汗をかいてそのままにしておくと細菌が発生しやすいため、ニキビができやすくなってしまいます。ほこりや汚れが付着した髪の毛が触れることや、入浴時や洗顔時に首周辺にシャンプー洗顔料の流し忘れがあると毛穴を塞いでしまい、炎症を起こす原因になります。

また布団や枕などの汚れや、ストールやマフラーの汚れも首にニキビができる原因です。顔と同様に洗顔料で汚れを落とした後は流し忘れがないようにしっかりとすすぎ、保湿を忘れずに行いましょう。

また寝具はこまめに洗濯し、首周りを清潔に保つことが首のニキビを改善するためには大切です。

 

いかがでしたでしょうか。

顔のスキンケアやボディケアは欠かさず行っている女性でも、首周りのケアはおろそかになっている人も多いようです。このように首にできるニキビにはスキンケア不足だけではなく、食生活などの生活習慣やストレスが大きく関係しています。また首のニキビは口の周りや顎のニキビが悪化し、首にまで連なってしまっている場合もあります。

首のニキビは治りにくいものが多いですが、まずはこれらの生活習慣を見直すことが大切です。生活習慣の改善に加え、肌の状態を整えるためのスキンケアも大切になります。

ほこりや皮脂汚れを落とし、化粧水などでしっかり保湿をし、肌本来の正常な働きを発揮させるように整えて息まそう。ただし炎症を起こしているニキビが多発している場合は、婦人系の疾患の可能性もありますので医療機関での診察を受けるようにしましょう。

今日のまとめ

首にニキビが出来た時に確認して欲しい事

・ストレス発散できていますか
・首周りの紫外線対策はできていますか
・婦人系の病気の可能性はありませんか
・胃腸の働きは正常ですか
・冷え対策はできていますか
・栄養バランスの良い食事をしていますか
・首周りを清潔に保てていますか


連記事