モンスター上司をコントロールする9つの術

モンスター上司をコントロールする9つの術
Web上で、ゆとり世代と言われる新入社員が非常識な行動をとり、「モンスター社員」と称され、社会人として考えられない様な逸話が紹介されていますが、同様に上司にも対応に困る「モンスター上司」が存在します。攻撃的な人、部下に無関心な人、逆に干渉しすぎる人等、様々なタイプのモンスター上司達が部下を困らせていますが、厄介なことに、自分より目上の立場の人間ですので対応に苦慮するところです。

モンスター上司に潰されないためには防衛策が必要です。それは自らが上手く振る舞い、上司を懐柔することにつきます。上司を「飼っているペット」として扱い、手のひらで転がしてやるぐらいの気持ちで接してみてください。合わせて上手くコントロールするために参考にして欲しい技をお伝えします。

 

モンスター上司をコントロールする9つの術

 

まずは上司がどのようなタイプかを知る

コミュニケーションが取りにくい相手には、出来る限り拘わりたくないとついつい避けてしまいがちですが、仕事を進めていく上で仕方のないことだと思って、まずは向かい合うことからコントロールは始まります。「モンスター上司」と一言で表しても、多様なタイプがあります。

当該の上司がどのようなタイプであるかを見極めることで、傾向と対策が見えてくるでしょう。例えば、都合が悪くなると怒鳴り散らして高圧的になるタイプの上司には、動物が鳴いているくらいに捉えて割り切って聞き流すことが大切です。

また、責任逃れして部下の面倒をみない上司には、口頭での報告の他に報告内容を記してメールでも送ることで逃げられない環境をつくる等の対応が可能です。

 

そして上司の行動を予測して先回りする

上司がどのようなタイプなのかが分かれば、対応策も見えてきます。上司の行動パターンが読めてきたら、その一歩先を予測して行動することをオススメします。ネチネチと細かい小言を言いながら確認してくるような上司の場合、一つひとつの仕事について出来ているか尋ねられた時に、もう済ましておくのです。

手際の良さを見せつけることで、上司が口を挟むスキを与えないようにします。その積み重ねから一目置かれる存在になれば、小言もぐっと減ってくるでしょう。

 

上手にNOが言えるようになる

上司に怒られたり目を付けられたくないからと、指示通り全てのことをこなしていると、今度は逆にうまく利用できると見込まれて理不尽な要求や業務量が増えてくることが考えられます。そうならないためには、時に断ることも必要です。

しかし相手はあくまでも上司ですから、慎重に断らなければなりません。相手に納得してもらえる断り方は、「はっきり」と「気持ちを込めて」「理由を明確に」することがポイントです。あやふやな態度で申し訳ない気持ちが伝わってこない断り方では、上司の心象を悪くするだけです。

また、出来得ることははじめから断らずに、たまには付き合ってあげることも必要です。そうしていれば、ここぞという時の断りが、本当に無理なのだなと理解してくれるでしょう。

 

上司の上司に信頼されるようになる

モンスター上司というものは、部下に理不尽な態度をとっていても、自分よりも上の立場の人間にはめっぽう弱い人が多いものです。これを利用して、強き者の威を借りるのもよいでしょう。例えば苦手な課長がいるとして、その上の部長に可愛がられるのを見れば、課長はあなたに強く出てこなくなるはずです。

しかし注意も必要で、上司の上司へのアピールは誰にでも分かるようなあからさまな態度をとることは厳禁です。あなたに対しての職場での周囲の反応は冷たくなることが明らかです。悟られないように上手く立ち振る舞いたいものです。

 

平常心を忘れずに

モンスター上司の言動をまともに受けていると、些細なことでもイライラして平常心を失ってしまいます。そうなると自身に余裕がなくなり、仕事でもミスをおかしてしまったりと悪い循環に陥ってしまいます。常に穏やかな気持ちで接することが重要です。

とはいっても、こちらも人間ですのでなかなか難しい問題です。冷静さを保つ秘訣は、勢いで会話をしないことです。言い返したい時も、一瞬でも自身の中で租借してから発するよう心掛けます。言ってしまった後の言葉はいくら後悔しても取り返しがつきません。言葉を選んで接してください。

 

無理にでも笑顔をつくりましょう

モンスター上司と接しているときの自分の顔を見たことがありますか。無意識に引きつった表情が出てしまわないよう気を付けてください。意外にも上司はこちらの反応をよく見てみます。この部下は自分を嫌いなんだなと思われてしまうと、余計に攻撃的になる人もいるものです。普段から上司と接する時には、意識して口角を上げて笑顔をつくるよう心掛けてください。


上手く褒めてください

よほどひねくれた人物でなければ、人は褒められて悪い気がする人はいません。ぜひ上司に対しても上手に褒めることを実行して、心の距離を縮めてください。ただし、自分よりも目上の人を褒める際には、上から目線でものを見ないよう気を付けてください。褒める内容も仕事に関することだと誤解が生じてしまうこともあるので、出来れば趣味やスポーツ等が望ましいでしょう。

 

上司の自尊心をくすぐりましょう

上司を上手く頼ることで、自尊心をくすぐりプライドを保ってあげましょう。特に高圧的な人は攻撃的な反面で、面倒見の良い一面も備えている方が多いものです。たまには質問や報告を行う際にでも、頼ってみてください。しかし、あくまでも上司が負担にならない程度に行わないと、逆に怒りを買うこともあるので注意してください。

 

仕事はきっちりこなす事

上司をコントロールしていく上で、あなたも上司から信頼されていることが重要です。そのためには与えられた仕事をしっかりとこなし、上司への報告・連絡・相談はタイミングよく丁寧に実施してください。誠実な働きぶりが、信頼関係を築くことにつながっていきます。

 

如何でしたか。モンスター上司をコントロールする9つの術をお伝えしました。嫌な上司と接し続けることは、精神上あまりよくありません。ぜひ「義務」だと思わずに、むしろコントロールしていることを面白がるくらいの気持ちで付き合っていくことをオススメします。上司自身を変えることは難しいかもしれませんが、こちらの心持ち一つで案外上手く丸め込めるものです。

 

今日のまとめ

モンスター上司をコントロールする9つの術

・上司がどのようなタイプかを知る
・上司の行動を予測して先回りする
・上手くNOが言えるようになる
・上司の上司に信頼されるようになる
・平常心を忘れない
・無理にでも笑顔をつくる
・上手く褒める
・上司の自尊心をくすぐる
・仕事をきっちりこなす


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