学校や職場、ネット上で見かける「嫌われる人」の特徴には共通点があるんです。日常生活圏内で見かけるあんな人やこんな人、あなたにも心当たりがありますよね。
とはいえこの社会で生きている以上、嫌だからと敬遠するばかりではいられません。一緒に行動しなくてはならないケースだって多々あります。
ですがなにより怖いのは、あなた自身が知らずに「嫌われる人」の特徴に当てはまってしまっているかもしれないということです。
そこで今回は、人間関係を円滑にするためにも知っておきたい嫌われる人の特徴についてお伝えします。苦手なあの人との付き合い方の参考にするもよし、自分に当てはまっていないか我が振り直して確認するもよし。この機会をうまく活用してみましょう。
嫌われる人の特徴を知って
友人関係を円満にする5つのコツ
人間関係に応じて適切な距離があると知りましょう。
たいして親しくもないのにやけに馴れ馴れしい人、反対に必要以上に関わりを拒絶する人。あなたの周りに1人や2人いるのではないでしょうか。
嫌われる人の特徴として大きいのが「適切な距離が取れない」ことです。人間には「パーソナルスペース」が存在します。
これは無意識のうちに作り出す縄張り意識のことで、相手との親しさや信頼度、性別、外交的か内向的かによっても変化しますが、この距離感がうまく取れない人が嫌われる人の特徴としてあげられるのです。
良く知らない相手からいきなりくっついてこられすぎては不快になりますし、仲良くしたいと思っている相手が必要以上に自分から距離を置けば「嫌われているのかな」と不安になります。
人間は不安定さを与えてくる相手を警戒し遠ざけようとする本能が働きますから、巡り巡って嫌われてしまうというわけです。
言葉遣いは人間関係において重要なファクターです。
言葉はコミュニケーションツールとして重要です。それだけに、使い方ひとつで人間関係を円満にも険悪にもしてしまいます。
あなたにも、何気ない一言に救われたり、ちょっとしたニュアンスの違いから誤解を招いたりといった経験があるのではないでしょうか。
いくら無礼講と言われても相手との距離や立場などによって言っていいこと・悪いことはありますし、崩してはいけない部分というのも存在します。
ところが嫌われる人の特徴として「言葉の距離が適切でない」ことが多々あります。言うべき時にだんまりを決め込んだり、反対に礼儀を尽くさなくてはいけない人に馴れ馴れしい話しかけをしてしまったり。
見ている方は気が気ではありませんし、場合によってはフォローしなくてはなりませんよね。言葉の使い方が適切でないばかりに嫌われる人のもう一つの特徴は「直そうとしないこと」。まずいという自覚がない場合がほとんどなので毎回周囲をひやひやさせっぱなしです。
余裕のなさは態度に露骨に現れます。
キャパシティが小さいのかやることが山積みなのか、はたまたどちらの要因もあって結局さばききれないからなのか。とにかく余裕がない人っていますよね。
余裕がないだけならまだしも他人にまでやつあたりしてくるとかもう嫌われる人の特徴ここに極まれり、といっても過言ではありません。
こういう人がやっかいなのは、やっぱり「自覚がない」ところです。態度は荒くなるわ言葉遣いはきつくなるわで他人を不快にしていることに気付けていないのです。
だって忙しいんだもん。反対に、常にいっぱいいっぱいの人も周囲を落ち着かなくさせてしまいます。嫌われる人の特徴はとにかく「他人に負の影響を与えること」かもしれませんね。
とにかく落ち着きましょう。今終わらないと生死にかかわるものなら焦らなくてはなりませんが、そうでないなら優先順位をつけて1つ1つを確実に片づける方が、結果的には早く仕事が終わりますよ。
完璧主義はけっこうですが他人を巻き込むのはやめましょう。
やることなすことに高クオリティを求める完璧主義者。一見悪くはないようですが嫌われる人の特徴になりえるのは「自分ができるんだから他人もできて当たり前」「自分の理想にそぐわないものは無能」と考えるその傲慢さにあります。
また、自分の能力が理想に到達しないからと他人に当たり散らすのも嫌われる人の特徴です。こういった人には妥協点がありません。
だから他から見たら十分なのに、本人からしたら「○○がダメだった」「ここをこうするべきだった」とネガティブな面しか見えてこないのです。
これはこれで相当なストレスのはずですからかわいそうなのですが、それと他人を巻き込むのは別問題ですよね。マイルールこそが絶対と思わないことです。
どうしても治らない人からはそっと離れましょう。あなたがこの傾向なら、「良い加減」を覚えることが必要になってきます。
自分の失敗を責任転嫁する輩には気を付けましょう。
人間失敗は誰にでもあります。人間は失敗してこそ成長する生き物とも言えますが、その失敗をもれなく他人のせいにする輩っていますよね。これこそまさに嫌われる人の特徴です。
「思った成果が上げられないのは一緒に組んだ仲間が無能だから」「自分が時間に遅れたのは乗り継ぎがうまくいかない公共機関のせい」……こういう人間に限って成功したときの手柄は自分だとアピールしたがるから余計に嫌われる人の特徴として際立ってきます。
当然原因はすべて他人なので自分自身を反省することもありません。ゆえに同じような失敗を何度も繰り返します。また、この手のタイプは平気で他人にミスを押しつけて上司などに報告するので要注意。
知らないうちに濡れ衣を着せられないよう普段から気をつけましょう。場合によっては告げ口にならない程度に周囲に困っている旨を伝えておくなどの自衛策が必要になるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
他にも「他人を妬む」「自分が一番でないと気が済まない」など嫌われる人の特徴は多々あります。こういった欠点は多かれ少なかれ誰にでもありますし、それもまた個性の一部と言えるでしょう。
しかし嫌われる人の特徴に大きく共通するのは「他人を巻き込む・迷惑をかける」という部分です。もちろん1人でテンパる分にはまだ問題はありませんよ。
相談や報告は大事なので、なにかあった際には他者に事実を伝え協力などをお願いするといった姿勢だって必要です。ですが不必要に周りを巻き込んで騒ぎを大きくするのだけは避けましょう。
人間関係とは難しいもの。自分自身だって知らずにやってしまっていることがあるかもしれません。誰かに指摘されたら言いにくいことを言ってもらったと思って感謝しましょう。
まとめ
嫌われる人の特徴を知って友人関係を円満にするには
・ 人間関係に応じて適切な距離があると知りましょう。
・ 言葉遣いは人間関係において重要なファクターなので気を付けましょう。
・ 余裕のなさは態度に露骨に現れるので注意しましょう。
・ 完璧主義はけっこうですが他人を巻き込むのはやめましょう。
・ 自分の失敗を責任転嫁する輩には気を付けましょう。