離婚失敗かもと後悔した人の悲しい実例


結婚生活が継続できないと決めたから離婚するのに後悔?と首をかしげたくなりますが、世の中「やっと別れたぞヒャッホー」という人ばかりでもないのが現実ですよね。

離婚は結婚の何倍もエネルギーを使います、なのにそこまでして離婚したのに後悔するなんて割に合わないですよね。

だったら「失敗した!」とあとあと泣かないためにも、今のうちに実際後悔しちゃった例を参考にしてしまいましょう。そこで今回はよくある「離婚を後悔した例」についてお伝えします。

離婚したいというあなたの決断は正しいものなのか、思いとどまるべきものなのか。行動に移してしまえば修正が利かない場合がほとんどです。踏ん切りをつけるためにもちょっとここで立ち止まって考えてみましょう。

「もう少し我慢していたら、結婚生活を変えられたかもしれない」と感じた時。

「家事や育児を手伝ってくれない夫に嫌気がさして離婚。夫が謝ってきても気持ちが変わることがありませんでした。でも1人で育児をしていると不安にさいなまれたり、ふと寂しさや心細さに襲われます。

こんな思いをするなら、反省してきたときに許してあげればよかった。我慢が足りなかったと後悔しています」「仕事と家事の両立を目指していたのに夫や親族との意見の食い違いからどちらも中途半端になってしまい、そんな状況に耐え切れず離婚を決めました。

でも今思えばもっとちゃんと時間をかけて話し合えばよかったのかもしれない。冷静になって振り返ると結論を出すのを早まったかも、という思いが強くなってきました」「当時は冷静さを欠いていたから突き進んでしまったけど、あとから考えてみたらここまですることはなかったかも」と離婚を後悔するケースがこちらです。

何度言っても改善しなかったからこその結論だったのでしょうけれど……離婚を後悔したくないなら、自分の中で「これだけやってもダメだった」と納得できる基準を明確にしておき、そこに至るまであらゆる手を尽くすようにしてみましょう。

 

「大事な我が子に切ない思いをさせている」と痛感した時。

「子供が成長するにつれて、片親であることを気にしだしました。友達の家庭と自分の家庭の違いがわかってきたのでしょう。

自分がもっと我慢していれば、子供に寂しい思いや引け目を感じさせることはなかったのかもしれません」「私にとっては消えてほしいほど憎い人間でも子供にとっては優しい親だったのでしょう。

事あるごとに「また家族みんなで暮らしたいね」と話します。その言葉を聞くたびに大人の都合で片親にしてしまった罪悪感で苦しくなります」「自分のわがままで子供に辛い思いをさせているのでは」と離婚を後悔するケースがこちらです。

確かに子供にとっては両親がそろっていることに越したことはないのかもしれません。愛する子供に悲しい思いをさせてしまっている現実は、自分自身が苦しむよりも辛いものです。が、これに関しては離婚を後悔してはいけないケースもあります。

もしあなたのパートナーが毒親に分類されるような人間だったならば、どんなに子供が恋しがろうとも、切り離さねば相手は悪影響しか与えてこないのです。情に流されぬ冷静な目と揺るがぬ覚悟を持ちましょう。

 

帰りを待っていてくれる人が誰もいない寂しさが身にしみた時。

「離婚の理由はすれ違い。仕事で疲れているときに妻から生活の愚痴を聞かされる。妻は妻で私が仕事にかまけて話すら聞いてくれないと不満をため込んでいたらしい。

そのうち会話がなくなって離婚となったが、今は1人暗い部屋に帰る毎日が虚しくて仕方ない」「性格の不一致で10年以上の結婚生活を終わりにした。妻は実家に帰ったが、私は住宅ローンが残る持ち家でそのまま暮らすことになる。

1人で暮らす家で今は楽しい思い出ばかりが蘇ってくるのも辛いが、なにより今まで夫婦共稼ぎで払ってきたローンが自分1人の肩にのしかかる現実が本当に辛い」どちらかというと男性が離婚を後悔するのがこのケース。

離婚はただ単に「独り身の生活に戻るだけ」ではないと痛感するが故なのか「一度家庭の温かさを味わった身としては1人がより堪える」という男性も多いようです。

離婚を後悔するあまりついついお酒の量が増えたり女性関係が広く浅くなったりしがちですが、寂しさから逃げるのはほどほどにしておいて、まずは仕事でもなんでも打ち込めるものを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

周囲の言葉や無理解に傷ついた時。

「周りから離婚の理由を詮索されるのが辛いです。「どうして離婚したの」はまだしも「もっと我慢できたんじゃないの?」と言われると悲しくなります」「主婦業の女性から「あなたは離婚して旦那がいないから振り回されなくていいわね」なんて言われると複雑な気持ちになります。

また普段旦那さんが仕事で飛び回っている人に「ウチも母子家庭みたいなものよ」と言われるとイラッとします。確かに自分が選んだ道だけど、したくて離婚したんじゃない!」悪気はない、と思いたいところですが……とにかく周囲の言葉に傷つけられて離婚を後悔するのがこのケース。

他にも時代錯誤な偏見や心ない言葉に凹まされることも少なくありませんよね。ですが言われるたびに離婚を後悔していたらキリがありません。

のらりくらりとかわすのが一番ですが、なかには「あえて相手が喜びそうな自虐ネタをふってあげて「こいつ残念なヤツだな」と内心鼻で笑ってやってます」というツワモノもいます。腹が立ったらちょっぴり見習ってみるのも悪くないかもしれませんね。

 

働いても働いても収入の少なさや生活の苦しさを実感する時。

「今まですべての家事は、結婚する前は母に、結婚した後は妻にまかせっきり。いざ1人で生活となって初めて家事全般の大変さを思い知り、頭を抱えています。

洗濯物はすぐにたまるし、毎日外食となると出費もばかにならないし、掃除する暇もないし。当たり前だと思っていたのがありがたいことだったんだと痛感しています」「やっぱり1人で稼いで生活するのはきついです。

子供がいるから具合が悪くなれば仕事を早く切り上げてお迎えに行かなくてはいけません。何度か続くと周りの目も気になりますし、お給料にも影響が出ます」やっぱり離婚を後悔する理由ナンバーワンは「生活苦」でしょう。

いろんな補助があるとはいえ、お金に余裕がないと心まで荒んできます。とくに離婚して子供を抱える女性1人の収入は他世帯や独身貴族と比べると格段に低い場合が大半。

生活するだけで手いっぱいという人も多いことでしょう。離婚を後悔する時間があったら体を動かすよりほかに解決方法はないかもしれません。

家事は慣れればどうにかなります。生活が苦しいなら在宅ワークもあります。無理のない範囲でできることはないか調べてみましょう。

 

さて、DV、モラハラ、虐待、借金……これはもう一刻も早くマインドコントロールから抜け出して離婚の道を突き進んでいただかなくてはなりませんが、「もう少し改善の余地はあったかも」と思うだけの余力がある場合だと離婚を後悔する率が高くなるようです。

自由恋愛の恋人同士がよりを戻すのだってなかなか一筋縄ではいかないのですから、周囲に宣言し法の下で結ばれ、法に基づいて別れた夫婦が復縁するのはさらに苦労するかもしれません。

だいたいいくら自分がやり直したいと思っても相手から「NO」と言われればそこですべては終了です。だからこそ離婚は慎重に。そして決めたら二度と後ろは振り向かないと心に誓うくらいの覚悟が必要なのです。


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