素直になりたいのに、素直になれない時、自暴自棄になってしまいますよね。どうして私って、こんなに気持ちが曲がっているんだろうと、ため息なんかも出てしまいますし、なぜか、必要以上に強がったり、褒められるのが苦手だったり、人との距離を作ってしまいます。
ルールやマナーを守るべき大人社会の中で、感情の出し方のわずらわしさに悩んで、自問自答をしながら、自分がわからなくなっている人も多いでしょう。素直ではない人の代名詞のような、ツンデレや塩対応というキャラ設定で、コミュケーションから逃げてしまいがちです。
素直になること、わがままであることの境界線って、ほんとに難しいです。そこで今回は、「素直になりたい女性へ贈る愛されるための4つの術」についてお伝えします。
素直になりたい女性へ贈る
愛されるための4つの術
相手にとっての素直と自分にとっての素直
素直になりたいという気持ちが強くなってきたのは、きっかけがありますよね。誰かに言われた言葉があるはずで、「素直じゃないなぁ」というグサっとくる言葉だったり、もっと強い、「ひねくれているなぁ」という言葉かもしれません。
最初は、ムっとしたにもかかわらず、認めるしかないような心境になって、素直になりたいという気持ちが生まれるという経過をたどるので、葛藤も大きいはず。相手が言うところの「素直じゃない」「ひねくれている」を探ってみると、こちらの親切、好意は受け取るものだということです。
相手にとっての素直と自分にとっての素直の意味が違うことがあるのです。相手の親切や好意を受け取ることで、相手からの評価として「素直」になりますし、自分の感情における素直とは別なので、時には、処世術として、割り切ることも必要ですね。
遠慮は禁物
素直になれないという自分の感情を憂いている場合は、素直になりたいというのが、生まれ変わりたいというレベルなのでしょう。そのような人は、遠慮するということが常になってしまっています。遠慮することは美しいという文化、国民性や地域性、家柄もあるので、育った環境の影響は大きいですよね。
遠慮することが苦しくなることもありますし、また、相手を苦しめることもあります。譲らなければいけない場面だったり、譲らなければいけない誰かがいたりするなら、遠慮することは美しくなりますが、譲る必要がないなら、遠慮しないことが美しいことになる場合もあるのです。
特に親しい関係の場合、素直になりたいなら、遠慮は禁物です。遠慮されるとイライラするものですし、遠まわしな断り方をされるよりも、正直な気持ちを伝えられる方が、ほっとする場合もあるのです。素直になるというのは、相手への愛情がなければできないことだからです。
素直という情は育てるもの
素直になりたい人は多いのに、素直になるのが難しいのには理由があります。情が育っていないから、理性ばかりで、素直という態度を作ろうとするから、頭で考えて、素直と思われる行動をしているから、時々疲れ切ってしまうのです。素直というのは情であって、素直という情は育てるものなのです。
それでは、どのようにして、素直という情は育てられるのでしょう。本来は、両親の愛情を受けて育てられるものなのですが、残念ながら、健全に愛情を受けて育ったという人は意外と少なくて、大人社会を見てみると、ほとんど、距離を置いた人間関係になっています。
大人になってから、素直という情を育てるには、情を育てることができる人間関係が必要です。一つ挙げられるのは、尊敬できる人に出会うこと、師弟関係、また、恋愛関係もそうです。素直になりたいなら、良い人に出会えて、情を育てる期間があるのが理想的です。
傷ついた記憶を断捨離する
傷ついた記憶が邪魔をして、素直になれないという場合も多いですよね。素直になりたいなら、傷ついた記憶を断捨離することも考えましょう。悲しい記憶を追いかけない、きっぱり忘れるという作業も必要ですが、幸福感を積み重ねるということも必要です。
嫌なことは、忘れたい!忘れたい!と唱えても、逆につきまとってきますが、それよりも、幸福感を積み重ねていく方が、悲しい記憶を消してくれます。幸福感を積み重ねていると、感謝の気持ちが増えて、頻繁に、ありがとうという言葉を使うようになります。
「自分はダメな人間だ」「愛されてこなかった」という記憶を断捨離しましょう。
以上、「素直になりたい女性へ贈る愛されるための4つの術」についてお伝えしました。自分にとって素直な気持ちでいようとすると、究極的には、何もしたくないというところにたどりついてしまいますが、それでは、人からは素直ではないという評価を受けてしまいます。
一般的に言われる素直というのは、人間関係に壁を作らないということでもあります。何事も、与えて、受け取るということで成立し、与える時にも、受け取る時にも、感謝の気持ちと愛情が大切なんです。そこから、健全な素直さが生まれます。
情を与えて、情を受け取るという人間関係を作りましょう。友人、恋人、師と仰げる人など、大事な関係が多いほど、素直さは育ちます。
まとめ
素直になりたいときは
●パブリックな素直さも時には必要とする。
●素直さは、相手への愛情表現である。
●素直という情は育てるもの。
●傷ついた記憶を断捨離する。