変わらぬ毎日の中でふと「夢がないなあ」「自分の長所って何だろう」という悩みが頭に浮かぶ瞬間がありますよね。年をとるにつれ、焦りか徒労感か、ますますこの手の悩みに取りつかれる瞬間が増えていきます。
「このまま、夢がないまま、他人に誇れることもないまま、自分の人生は終わってしまうのか」と悲観的な気持ちに駆られることもあるでしょう。
しかし、夢や長所はあなたが意識していないだけで、実はあなたのすぐそば、あるいはあなたの中にちゃんとあります。
これまで気付かなかった自分の夢や長所を自覚することであなたは長年抱き続けた悩みを捨て去り、夢に向かってより充実した毎日を送れるようになるでしょう。そこで今回は夢がないと悩む人のために、自分の長所を発見する方法をお伝えします。
夢がないと悩む人に奨める、
自分の長所を発見する方法
長所短所気にせず、自分の性格や個性を書き出してみる
夢がないと悩む人が自分の長所を発見する方法の一つ目は「自分の性格や個性を書き出す」です。このとき、長所だけを書き出すのではなく、自分の性格や個性について思いついたことを思いついた順番で機械的に書き出してください。
「これは長所だろうか、短所だろうか」という悩みも無用です。こうすると、自分の性格や個性について、色々な視点から見つめ直すことができます。
色々な視点から自分を見つめ直すことで、自分でも意識していなかった長所を発見をすることもありますよ。また、夢がないと悩む方も、忘れていた夢を思い出すかも!!
自分の短所を別の言葉で言い換えてみる
夢がないと悩む人が自分の長所を発見する方法の二つ目は「自分の短所を別の言葉で言い換えてみる」です。つまり、短所こそ長所というわけですね。
たとえば、「せっかち」は「仕事が早い」と言い換えることで、自分の短所を長所として捉えることができます。また、夢がないと悩む方、「自分の長所を伸ばすことこそ夢を実現させる近道」と思い込んでいませんか?
伸ばすべき長所を見つけられないからこそ、夢がない・できないと悩んでしまうのです。このときこそ逆転の発想です。「自分の短所を生かす道」で夢を模索してみましょう。これまで考えてもいなかった夢を思い描けるかもしれません。
家族や恋人、友人に自分の長所を教えてもらう
自分で見つけられないのなら、人に教えてもらうのが手っ取り早い方法です。家族や恋人、友人など、あなたのことをよく知っている方に、あなたの長所を訊いてみましょう。
彼らから思いがけない返事がかえってくることがあります。また、夢がないと悩んでいる方、もしかしたらあなたの中には「こうなりたい」という夢があるかもしれません。
「どうせ叶いっこない」「自分には無理だ」という気持ちから自分自身では意識していなかったり、あえて意識しないようにしているだけかもしれません。
その場合、周囲の人は案外、あなたの秘めた夢や野望に気付いているものです。自分の長所を訊いたとき、「えっ、君は○○になりたかったんじゃないのか。
僕はてっきりそのために、日々努力しているのだと思っていたよ」という答えがかえってくるかも。自分のことを一番分かっていないのは、案外自分自身かもしれません。他人に訊いてみるというのは、自分を知る近道です。
昔の自分と比べて「できるようになったこと」を挙げてみる
人間は日々成長しています。数年前はもちろん、昨日の自分と比べても、今の自分は一回り大きな人間になっています。つまり、生きれば生きた分だけ、長所も増えるということ。
ただ、昔の自分と今の自分を、リンゴを二つ手に取って「どちらが大きいの?」と比べるように、並べて比較することはできませんから、なかなか新しくできた長所には気づけません。内面の成長は特に気づきにくいです。
「背が伸びた」「体重が増えた」という成長なら、自分でもすぐに気づくことができますが。内面の成長に気付くためには、内面の成長によって「自分ができるようになったこと(行動)」を挙げるのが手っ取り早いです。
たとえば、「持久力」といってしまうと自分がどれだけ成長できたかつかみにくいですが、「マラソンの記録が〇分縮まった」と言えば、自分の成長を自覚しやすいですよね。
同じように、「生産性」では分かりにくくても「同じ時間でこなせる仕事の量が〇倍に増えた」「給料が〇円増えた」と言うことで、自分の成長を実感でき、「効率よく仕事をこなせる」という新しい長所を一つ自分のプロフィールに付け加えることができます。
また、昔の自分と比べてできるようになったことを挙げていくことで、自分が自分を「どのような人間にしたいのか」ということが見えてきます。
夢がないと悩んでいる方、あなたの夢はあなたのこれまでの成長や努力の延長線上にあるはずですよ。自分の成長の過程を見つめ直すことで、自分が無意識のうちに描いていた自分の未来像に気付くことができます。
「できて当たり前」の先入観・固定概念を捨てる
あなたの当たり前は決して、他人にとって当たり前ではありません。同じように、あなたが「このくらいのことできて当たり前」と思い長所にも挙げていないことは、他人にとっては全然簡単ではないことがあります。
分かりやすい例えでいえば、リズム感。曲に合わせてタンバリンを叩く、あなたにとっては練習の必要もないくらい簡単なことでも、リズム感のない人にとっては、あなたがいともたやすくタンバリンを叩く姿がすてきに見えます。
リーダーシップやコミュニケーション能力も同じです。あなたが特に意識せずにやっていることこそ、他人の目には「こいつ、凄い奴だなあ」と映っているかもしれません。
自分の長所を見つけたい方、まずは「できて当たり前」という先入観・固定概念を捨ててみましょう。自分の周囲を見てみてください。
あなたが何気なくやっていることに、手こずっている人はいませんか。そのような人を見て、「不器用な人だなあ」と思うのではなく、「あの人があんなに手こずっていることを難なくこなせる自分は凄いなあ」と考えるのです。
できないのがだめなのではなく、できることが凄い!こう考えることで、これまで気付かなかった自分の長所を見つけることができますよ。
いかがでしたか。
以上が、夢がないと悩む人に奨める、自分の長所を発見する方法でした。長所は、あなたの思いがけないところに隠れています。
たとえば、あなたが何の気もなしにやっていることが、他人の目にはとても凄いことをしているように映っていることがあります。
あるいは、あなた自身は短所だと思い込んでいる性格が、あなたの武器になっていることも!!自分の長所を探すときは、自分の得意なこと、自慢できることを探すのではなく、自分の短所や欠点に目を向けてみましょう。
新しい発見がありますよ。ある程度年齢がいくと、子供のように無邪気な夢は描けません。今の自分とかけ離れた未来像は、夢ではなく空想と言われてしまいます。
夢がないと悩んでいる方、子供の頃のようなキラキラした夢を描こうとしてはいませんか?大人の夢は、あなたがこれまで積み重ねてきた人生、歩いてきた道の先にあります。
長所を発見することで、これまであなたが積み重ねてきた努力や生き方を再確認することができます。すると、これまでの人生の先にあるはずの夢もおのずと見えてくるはずですよ。
まとめ
夢がないと悩む人が自分の長所を発見するには
・ 長所短所気にせず、自分の性格や個性を書き出してみる
・ 自分の短所を別の言葉で言い換えてみる
・ 家族や恋人、友人に自分の長所を教えてもらう
・ 昔の自分と比べて「できるようになったこと」を挙げてみる
・ 「できて当たり前」の先入観・固定概念を捨てる