マインドマップを使って自分の夢を実現させるステップ

マインドマップつくる
アイデアや考えをまとめるのにマインドマップが役に立つという話を耳にしたことがある人もいらっしゃいますよね。

マインドマップを使うと、思考を整理する必要があったり、思いつきからさらに大きな発想を得たり、調整したりアレンジしたり…考えをまとめるのが苦手な人でも、すっきりと頭の中を整理することができます。

でも、マインドマップという言葉を知っていたりマインドマップを見たことがあったりしても、具体的にどういうものなのか、どうやって実行するのかを知っている人は意外と少ないのも事実。

今さら誰かに聞けないけど、使いこなして効率よく夢を叶えたい!と思っていませんか?そんなあなたに、今回はマインドマップの基礎をご紹介。夢を叶えるためにマインドマップを用いて思考を整理する方法をお伝えします。

マインドマップって何?基礎を知ろう

マインドマップとは、思考や発想を視覚的に捉えて整理・解放し、新たな発想を得るための手法。イギリスの著述家であるトニー・ブザンが提唱したのが始まりです。

人の脳には、ひとつの情報が別の情報へ、それがまた別の情報へ…と関連付けられて展開していくという流れがあり、これは「放射思考」と呼ばれています。

これを視覚的にすると、中心の情報から別の情報へと放射状に思考が広がるような形になります。マインドマップは、この放射思考に合わせた手法として考案されました。

ひとつのテーマから、関連のある物事を連想ゲーム的に、まるで蜘蛛の巣のように書き出していくことで、自らの脳内を俯瞰的に把握できるという整理術なのです。

 

メリットを知ってマインドマップを実行しよう

マインドマップを取り入れるメリットのひとつに、発想が自由に広がりやすくなるという点があります。最初の情報から関連することを連想したり、それについてどう思ったかなどを書くことで、それまでに考えてもみなかった発想を得ることがあります。

マインドマップはただのメモとは違い、文字の大きさで区別したり図や絵を書き込んだり様々な色を使ったりして結果的には視覚にも大いにインパクトを与えるように作成することが多いですが、これには言葉だけでなくイメージ(絵)を多用することによって脳に自由な発想をさせたり記憶力を伸ばしたりという効果があるからです。

夢を叶えるにはどうするべきかという考えをまとめるのはもちろん、学習してきたことを整理したいとき、仕事を効率化して生産性を上げたいときやチームやグループでの情報の共有にも大きな力を発揮するツールなのです。

 

マインドマップを作る準備を整えよう

用意するものは大きめの紙(A3くらいの大きさが望ましい)、筆記具(できれば3~5色)。紙は横向きに使います。まず、自分が叶えたいテーマを紙の真ん中に大きめに書きます。

「収入アップ」でも「結婚したい」でも「フルマラソン完走」でも構いません。叶えたい夢というかたちでなくとも大丈夫。「痩せられない」「貯金できない」「禁煙」など、克服したい問題に取り組むときにもマインドマップは威力を発揮します。

この時に、可能であれば文字のほかにイラストを書き込んでみましょう。イメージすることで、発想が柔軟になります。次に、そのテーマに関わるキーワードを書き込みます。

テーマの周りに思いつくだけのキーワードを書き込みましょう。そしてテーマと強い関連があると思われるものは太い線で、弱いと思われるものは細い線でつないでいきます。

ポイントは、後で見直したときにすぐ理解できるよう単語で書くか文章なら極力簡潔に書くことと、関連の強さが分かるように線の太さを変えること。そしてさらに、キーワードから連想する言葉を、キーワードのそばに書き込み、線でつなぎます。

これらを繰り返して枝葉を作り、違うキーワードから出てきた言葉であっても関連があると思えばそれらを線でつなぎます。キーワードごとに色を変えたり、文字ではなく絵や図で連想されたならそのまま書き込んでいきます。

 

実際に作ってみよう

実際にマインドマップを作る工程の一例です。まず「猫を飼いたい」とテーマを決め、中央に猫の絵とともに書きます。猫を飼うために必須の条件である「住環境」「お金」「愛情」とキーワードが浮かんだので、それらを書き込みます。

「住環境」では「家族の協力」「ペット可物件」「壁や家具」、「お金」では「ペットショップ」「獣医」、「愛情」では「かわいい」「癒し」などのキーワードをそれぞれ連想し、書き込みました。

さらに、「家族の協力」から「旅行」「出張」「通院」が連想され、通院は「獣医」と関連がありそうなので線でつなぎました。「ペット可物件」では「引っ越し」が連想され…と、どんどんテーマとキーワードから連想されることを、紙の外に向かうように書いていきます。

そうすると蜘蛛の巣を張ったようにキーワードが広がっていき、連想して書くことで頭の中を整理し、夢を実現させるための考えをまとめることができるのです。

 

自分に合った作成方法を見出そう

マインドマップは、作成することが目的ではありません。作成しながらそのやり方や実現を妨げる障害、克服の方法などを考え、整理する手段です。ですから、きれいに出来上がらなくてもいいのです。

字が下手でも、イラストが苦手でも大丈夫。作り方にも絶対のルールはありませんので、自分のやりたいように作成して構いません。もし手で書くこと自体が苦手なら、ソフトウェアやアプリを使うという方法もあります。

自分に合った作成方法を見つけて、マインドマップを夢の実現のために役立ててください。

 

以上がマインドマップの基礎知識ですが、ビジネスでもプライベートでも役に立ちそうですよね。

夢を実現させようとするとき、人は過去の成功体験や先入観などで「こうしなければ」「こうあるべき」と考えてしまいがちですが、マインドマップはそういった凝り固まった考え方に柔軟性を与えてくれます。

作成しているうちに違ったアプロチーのしかたが見えてきたり、問題を解決するための材料が分かったりと、前に進む機動力になってくれるのです。また、作成しながら頭の中も整理でき、取るべき行動の優先順位や夢を実現するまでの計画も立てやすくなります。

制作後も、その場限りでなく見直して初志貫徹の意思を確認したり、改めて考える材料にできるので大事に保管してください。自分だけのマインドマップを作って、ぜひ充実した生活に役立ててくださいね。


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