大根の栄養で免疫力がアップする7つの理由

大根の栄養で免疫力がアップする7つの理由

現在では、スーパーや八百屋で一年中見られる大根です。特に冬の大根は栄養豊富で旨みが多く、みずみずしく、他の時期に比べると味は雲泥の差で美味しくなります。日本各地、ご当地大根があるほど日本人は大根大好きな国民ですよね。

大根の原産地は、地中海沿岸説、中央アジアなどとも言われています。起源はかなり古く、古代、エジプト時代にも記録が残っているそうです。世界では、現在ヨーロッパ大根、中国大根、日本大根の3種類があるそうで、私達が慣れ親しんでいるのは、日本大根です。

大根は栄養豊富な為、風邪に効くと昔から言われており、体調を崩せば大根料理を食べるように勧められてきた方も多いですよね。「熱がでたら、大根とりんごを摩りおろしたものを食べなさい」と、無理やりにでも食べさせられていた記憶がありますよね。大根万病万能薬情報は、きっとおばあさんやおじいさんの昔からの知恵袋によるものでしょう。

そこで今日は、大根の栄養で免疫力がアップする7つの理由をお伝えします。

 


大根の栄養で
免疫力がアップする7つの理由

 

大根に含まれる成分ジアスターゼが胃もたれに効く

大根の根のほうにある、消化酵素ジアスターゼはとても有名です。消化を促進して、胸やけや胃酸過多、胃もたれ、二日酔いなどに効果があります。しかし、ジアスターゼは熱に弱く、加熱してしまうと作用が失われてしまいます。

効果的に食べるには大根おろしが一番なのをご存知でしょうか。焼き魚などのお供についてくる大根おろし、今までは食べていなかった方は、この機会に是非食べてみてください。大根おろしは食物の消化を助け、食物繊維の整腸作用で便秘の人にも効果があります。

 

大根の葉が肌荒れを防ぐ

最近では、大根の葉を食べる方が減っているように思いますが、大根の葉は、美肌成分の沢山つまった栄養の宝庫です。大根の葉には緑黄色野菜に分類され、βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸などのビタミン、カリウム、カルシウムなどのミネラルといった多くの栄養素が含まれています。大根の葉を毎日食べることで、ニキビや吹き出物を治し、みずみずしい肌にする作用があります。

強い抗酸化力を持ち、新陳代謝を高め皮膚や粘膜の乾燥を防ぐ働きのあるビタミンAに体内で変換されるβ-カロテンの量もほうれん草に引けをとりません。

大根の葉も積極的に食べて肌荒れを予防しましょう。

 

大根に含まれる成分ビタミンPが脳卒中を予防する

大根の皮には、毛細血管を強くするというビタミンPやカルシウムが多量に含まれています。ビタミンPは、脳出血の予防に期待できます。ですので、大根は皮ごと食べられることをお勧め致します。

また、大根を千切りにして3日間天日干した切干大根は、水分が飛び栄養素が凝縮される為、生の大根に比べ栄養成分が豊富になります。中でもカリウムは100g中、3200mgも含まれています。

高血圧・脳卒中の予防や便秘の改善に大きく役立ちます。

 

風邪のひき始めには、大根が効く

大根の栄養成分で、誰もが知っているのは辛み成分の殺菌作用とビタミンCでしょう。大根は風邪に効くと昔から言われており、大根の辛み成分アリル化合物には、喉の炎症を鎮め、咳を止め、更に殺菌の働きがあります。

また、大根には、天然の消化剤といわれる酵素のジアスターゼやアミラーゼが豊富で疲れた胃腸の働きを助け、風邪による食欲不振を改善します。大根おろしに酢醤油をかけると、酢のもつ殺菌力により、より強い効果が期待できます。

もちろん細菌性の腹痛にも効果大です。日頃から大根を食べて事前に風邪を予防しましょう。

 

冷え性に大根が効く

特に女性に多い悩みと言えば、冷え性です。手足が冷たいなどの不快な症状だけでなく、代謝が悪くなって、老化が進んだり、太りやすくなったりすることにも繋がります。

冬場だけでなく、夏にも冷房の効きすぎなどで起こることがあります。身体を温める食品として知られる根菜類の代表とも言われる大根を積極的に摂ることによって、冷え性を解消できます。

また、大根葉を洗って陰干しにして乾燥させて刻み、これを袋に入れ浴槽に入れてから入浴すると、身体が温まり、冷え性、神経痛、痔などの改善効果も期待出来ます。

 

大根を食べて癌を予防しよう

大根の辛み成分のイソチオシアネートは強力な抗酸化物質で、解毒作用を強めて癌を予防したり、血栓を作りにくくします。大根にはジアスターゼ、オキシダーゼ等の消化酵素が含まれており、魚の焦げた部分にできる発癌物質を解毒する働さがあるので、焼き魚を食べる時は一緒に大根おろしを一緒に食べると良いでしょう。

大根の繊維は縦に通っているので、おろす際は繊維と垂直にすると口当たりのよい大根おろしになります。辛味の強い大根おろしには酢を加えるとマイルドになります。

 

大根を食べて血糖値を下げよう

血糖値が高い状態が長く続くと、アルツハイマー、骨折、白内障、心筋梗塞、骨粗鬆症、癌、歯周病、等々を起こす原因ともなります。大根は血糖値を下げる代表的な根野菜です。

大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素が豊富に含まれていますが、これら酵素は血糖値を下げるのに、大きく役立ちます。ただ、熱に弱いため、加熱をすると効果は著しく減少しますので、大根おろし等で生のまま食すことをお勧め致します。

また、大根に含まれているイソチオシアネートには強力な殺菌作用があり、おろした汁でうがいをすると口内炎や虫歯、歯肉炎など口の中の炎症に効果があるとも言われています。

 

大根は、「日本書記」にも登場するほど、日本人の食生活におなじみの野菜です。根の部分だけでなく、葉の部分も栄養豊富です。新鮮な大根は葉っぱまでまるごといただくと、健康パワーを余さず取り入れられます。

ただ、大根は時間が経つほどに酸化し、栄養も減少してしまいます。大根の酵素や栄養を目的に料理をするのであれば、大根を生で使用する事、切ったり、すりおろしたら、なるべく早く食べる事で大根の栄養や効能を最大限に生かすことが出来ます。大根を食べて免疫力をアップさせましょう。

 

今日のまとめ

大根の栄養と食べて得られる効果一覧

・大根に含まれる成分ジアスターゼが胃もたれに効く
・大根の葉が肌荒れを防ぐ
・大根に含まれる成分ビタミンPが脳卒中を予防する
・風邪のひき始めには、大根が効く
・冷え性に大根が効く
・大根を食べて癌を予防しよう
・大根を食べて血糖値を下げよう


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