あごニキビを治したい!徹底的にケアするオススメ療法

ニキビといえば、思春期にTゾーンや鼻の周りに多くできるものですが、実は大人になってからも、あごや口の周りのニキビに悩まされる方が多いです。なぜ、大人になってもニキビができるのでしょうか。思春期のニキビは、過剰に分泌された皮脂が毛穴をふさいでしまうことでできます。

対して、大人ニキビは、ストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの変化などにより、表皮の新陳代謝のリズムが崩れて、ぶ厚くなった角質層がうまくはがれなくなることで、毛穴をふさいでしまうことが最も大きな原因です。

中でもあごのニキビが多いのは、皮脂腺の分布が多くて皮脂が詰まりやすいうえに、乾燥しやすい部分だからです。その上、あごは無意識に手で触ったり、毛先が当たるなど、雑菌が付きやすいので、一度あごにニキビができると治りにくく、繰り返しできやすいという特徴があります。そこで、あごニキビの予防から、できてしまったあごニキビを治す方法まで、まとめてお伝えします。

 

あごニキビを治したい!
徹底的にケアするオススメ療法

 

基本は正しいスキンケア

洗顔時、小鼻の周りなどは念入りに洗っていても、ついついあごやフェイスラインはおざなりになっていませんか?また、保湿用の化粧品も、あごには行き届いていないことが多いようです。

洗顔時にしっかりと皮脂汚れが落とせていないと、あごニキビを繰り返してしまうので、洗顔は丁寧にしましょう。ただし、皮脂を落とすことに気を取られて刺激の強い洗顔料を使ったり、ゴシゴシこすったりしてしまうと、肌が本来持っているバリア機能を壊してしまい、肌が乾燥してしまいます。

そうなると、肌は乾燥を防ぐために皮脂を過剰に分泌してしまい、これがまたニキビの原因となります。ですから、適度な洗浄力の洗顔料を選んで、保湿を充分に行うこと、これがあごニキビ予防の正しいスキンケアです。

 

ホルモンバランスを整える

あごニキビの原因の一つに、「ホルモンバランスの乱れ」があります。あごは男性ホルモンが活発に働く部位なので、皮脂の分泌量が他の場所に比べると多く、毛穴がつまりやすい場所です。女性の場合は特に、生理前になると男性ホルモンの影響を受けやすくなり、あごニキビができがちです。

ホルモンバランスには、睡眠不足やストレス、生活習慣が大きく影響します。また、胃腸の不調、ビタミンB不足などもホルモンバランスの乱れの原因と考えられています。あごニキビができやすい、治りにくいという方は、一度睡眠時間や食事などを見直してくださいね。

 

リンパの流れを良くする

あごの周りのリンパの流れが悪くなると、ニキビが出来やすくなると言われています。スキンケアも生活習慣も気をつけているのに、肩がこっていたり、首回りが冷えている方は、要注意ですよ。入浴時や寝る前、朝起きた時などに、リンパの流れがスムーズになるようなマッサージすると、効果的です。

やり方は、毒素の排出口である鎖骨まわりをやさしくさすってから、両手の親指と人差し指であごをつまんで耳に向かって押します。耳の後ろまで親指が到着したら、そのままうなじを通って鎖骨まで指を移動させます。これを数回するだけで、リンパの流れがスムーズになります。摩擦で肌を傷めないよう、乳液などつけるか、お風呂で身体を洗いながら行うといいでしょう。

体の冷えからホルモンバランスが崩れ、あごニキビを引き起こすこともあります。首回りだけでなく、足腰など下半身が冷えがちな方も、ストレッチやマッサージなどで血流やリンパの流れを良くするよう、日頃から心がけましょう。

 

紫外線対策を忘れずに

紫外線とニキビは、イメージ的に結び付きにくいですが、紫外線を浴びてしまうと、乾燥し皮膚がかたくなってしまうので、あごニキビの原因となります。

あごは、紫外線にさらされやすい場所にも関わらず、意外と対策は不十分です。帽子で隠しきれなかったり、日焼け止めクリームが落ちやすかったりします。ですから、あごニキビができやすい方は、こまめに日焼け止めクリームを塗り直す、大きな日傘やあごまで隠れるストールを使うなど、紫外線対策を念入りにしましょう。

 

食事を見直す

ホルモンバランスの乱れにもつながる、食生活。これを変えることで、あごニキビが解消できることもあります。ビタミン類を意識して摂取し、糖質や脂質を控えるようにしましょう。

しかし、食事に気をつけることに集中しすぎると、かえってストレスがたまり逆効果になってしまいます。神経質になりすぎず、野菜や果物を多めに、適量をよく噛んで食べるなど、無理のない範囲で実践してみましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

繰り返すしつこいあごニキビには、やはり地道にケアを続けることが大切です。面倒に感じますが、それぞれの対策は決して難しいものではありませんし、多額の費用がかかるということもありません。日常の生活の中で少しづつ取り入れて、習慣にしてしまえるようなことばかりです。後は、手をきれいに洗うなど、あごに雑菌がつかないようにするくらいです。

ただしこれらの方法を続けてみても、どうしても治らない時もあります。仕事の都合で睡眠時間が不規則だったり、食事が偏ってしまったりすることもあります。そんな時は、無理せず皮膚科を受診して薬を処方してもらうなど、臨機応変に対処してください。

また、生理不順や胃腸の具合が悪いといった症状がひどい場合は、そちらの治療を先にすることも大切です。

 

まとめ

あごニキビを治したい!徹底的にケアするオススメ療法

・汚れをしっかり落として保湿する 正しいスキンケアをしよう
・ホルモンバランスの乱れに注意 睡眠や食事を見直そう
・詰まったリンパを流して毒素を出そう
・意外と紫外線に無防備なあご しっかり防ごう
・野菜や果物を多めによく噛んで ちょっとした食習慣の改善を


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