赤ちゃんの便秘を予防する☆離乳食におススメ7つのレシピ

赤ちゃんの便秘を予防する☆離乳食におススメ7つのレシピ

赤ちゃんの便秘は大人のように薬を使うことができません。大人も赤ちゃんも毎日快便が理想的です。けれども、なかには赤ちゃんの便秘が頑固なケースもありますよね。

赤ちゃんは生まれてしばらくは母乳やミルクだけで育つので、便は固まらず便秘になることはありません。しかし離乳食を始めるようになると、便がだんだん固形になり、断乳をする頃から水分が不足しがちになり、赤ちゃんも便秘になりやすくなります。

現に離乳食から便秘になったと悩む親御さんも多くいます。大人は便秘で体調が悪くなっても薬や運動するなど自分で改善することができますが、赤ちゃんは体調を伝えることも、自分で対処することもできません。

赤ちゃんの便秘は離乳食で正しく食事のリズムをつかめば、自然と排便リズムも整ってきます。内蔵や筋肉が発達していない赤ちゃんは便秘になりやすいので、離乳食に少し工夫が必要です。赤ちゃんの便秘を予防する離乳食をお伝えします。

 

赤ちゃんの便秘を予防する☆
離乳食におススメ7つのレシピ

 

離乳食中期の赤ちゃんに、ヨーグルトパン粥

乳酸菌を含むヨーグルトは赤ちゃんの消化機能をサポートし、腸内の善玉菌を増やしてくれるので赤ちゃんの便秘の予防に最適です。赤ちゃん用のヨーグルトや無糖のヨーグルトもありますが、少し手を加えると見た目や栄養も変化させることができます。

★離乳食中期になったら食パンを加えて、ヨーグルトパン粥にしてみましょう。

【ヨーグルトパン粥】

①ちぎった食パンをお湯で溶いた粉ミルクでふやかします。
②少し冷ましてからヨーグルトを上からかけます。
③出来上がりです。

赤ちゃんも便秘を予防するには、大人と同じく乳酸菌が効果的です。また、ヨーグルトパン粥は色々アレンジできます。


【赤ちゃんの好みに合わせて】

・バナナを足す。
・粉ミルクを野菜ジュースに変えて作ってみましょう。

離乳食初期の赤ちゃんの便秘には、冷凍した食パンを凍ったまますり下ろして作ると、滑らかなキメの細かいパン粥にします。

 

ニンジンと豆乳の組み合わせで消化良く

子供の嫌いな野菜にランクインすることが多いニンジンですが、赤ちゃんの離乳食には最適な食材です。素材の甘さを生かし、様々なメニューで使えますし、赤ちゃんの便秘にも下痢にも効果的なので離乳食に取り入れていきましょう。

ニンジンには食物繊維、βカロチン、ビタミン類、ミネラルが豊富な野菜です。離乳食のうちから慣れ親しんでおくことが大切です。

【ニンジンと豆乳のとろとろ煮】

①ニンジンの皮を剥く。
②電子レンジで潰せるくらい柔らかくする。
③豆乳を加える。
④さらに電子レンジで温めます。

特に皮のしたに栄養があるのでできるだけ皮を薄く剥いて使うようにしましょう。牛乳アレルギーが心配な人には豆乳がすすめです。豆乳は良質な植物性たんぱく質ですので、積極的に与えたい食材ですが、たんぱく質の分子が大きいので赤ちゃんでは消化できないこともあります。

ニンジンと一緒に摂取することで消化しやすくなりますので、便の状態を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。

 

リンゴとジャガイモを柔らかく煮る

リンゴは腸内の悪玉菌の増殖を抑制し、善玉菌を増やすことで便秘になりにくい腸内環境を作ってくれます。さらに栄養価も優れていることから、赤ちゃんの便秘の予防以外にも離乳食に積極的に取り入れていきたい食材です。離乳食初期の赤ちゃんの便秘には、ジャガイモと合わせてとろとろ煮を作ってみましょう。

【リンゴとジャガイモのとろとろ煮】

①皮を剥いたジャガイモをレンジで柔らかくし、潰しておきます。
②そこにすり下ろしたリンゴを絞ったジュースを加えます。
③とろとろになるまで混ぜたら出来上がりです。

食物繊維やビタミンCが豊富なジャガイモは赤ちゃんの便秘の予防に最適な食材です。リンゴと合わせて食べやすくして与えてみましょう。リンゴは加熱しても生でも美味しく食べられるので、離乳食のレパートリーも広がります。

離乳食がすすんできた赤ちゃんの便秘には、加熱して柔らかくしたリンゴや、スライスしたリンゴなど成長に合わせて食感を変えてみましょう。

 

裏ごしトマトのしらす和えのサッパリ離乳食

トマトは水分が多いので離乳食に使いやすく、食物繊維が豊富に含まれていますので、赤ちゃんの便秘の予防には効果的です。さらにトマトにはがんを抑制する作用がある、リコピンが含まれています。

赤ちゃんの便秘癖は、習慣づいてしまうと慢性化しやすく、大人になってから大腸がんのリスクが高まってしまいます。離乳食のうちからトマトを取り入れて、便秘とがんを予防していきましょう。

【裏ごしトマトのしらす和え】

①トマトを皮や種ごとすりつぶす。
②さっと湯通ししたしらすを乗せる。
③完成です。

この赤ちゃんの便秘の対策メニューは、暑くて食欲がなくなる夏場におすすめのレシピです。

しらすのほのかな塩気とトマトの甘み、喉越しの良さからさっぱりと食べられます。トマトジュースやトマトの水煮缶を使えば、手軽に取り入れることができる野菜ですので、どんどん取り入れていきましょう。

 

ワカメうどんでミネラルも摂取しよう

離乳食スタート直後に赤ちゃんが便秘になってしまう原因は、母乳あるいはミルクの摂取量が減ることによる水分不足であることがほとんどです。赤ちゃんが便秘気味になってしまったら、まず水分を与えるようにします。離乳食を食べる量に影響しない低エネルギーの麦茶や白湯が水分補給には好ましいですが、離乳食でおすすめなのが柔らかく煮たワカメうどんです。

【ワカメうどんの作り方】

①1㎝ほどに切ったうどんをレンジなどで柔らかくする。
②細かく刻んだワカメと一緒に薄く味つけした出汁で煮ます。

ワカメには赤ちゃんの便秘の予防に欠かせない食物繊維だけではなく、ビタミンやミネラルなど豊富な栄養素が含まれています。またワカメなどの海草類には血液の流れをスムーズにする働きや、血液をきれいにする効果があるので、赤ちゃんの成長には必要な食材と言えますが、なかなか海藻は食べてくれないことがあります。

★赤ちゃんが食べない時は、出汁にとろみを付けたり、さらに細かく刻んで食べさせてみましょう。

 

甘いかぼちゃは赤ちゃんも喜ぶ優秀食材

離乳食初期にはまだ早いかもしれませんが、歯が生えはじめた頃の赤ちゃんの便秘予防には、かぼちゃがおすすめです。かぼちゃは食物繊維が豊富で、皮ごと調理することでβカロチンも摂取できます。

かぼちゃは甘みが強く、赤ちゃんも好んで食べてくれます。さらに皮ごと柔らかく煮れば、スプーンで簡単に潰すことができるので、離乳食には最適です。

★離乳食初期には皮を剥いて使い、歯が生えはじめたら皮ごと潰して与えましょう。

柔らかく煮たかぼちゃも潰し方によって食感を変えることができるので、かぼちゃだけでも十分美味しい離乳食ができますが、軽く塩味をつけたり、出汁やベビー用の鶏ガラスープなどで作ったお粥と混ぜて味の変化を付けると飽きずに食べさせることができます。

薄味にしてかぼちゃの甘みを生かしましょう。

 

豆腐はコーンと合わせて甘いコーンスープ煮

豆腐は良質なたんぱく質が含まれ、大豆より消化吸収が良いので離乳食にはおススメの食材です。また大豆が原料なので大豆オリゴ糖も豊富に含まれ、整腸作用に優れています。赤ちゃんの便秘に役立ちますね。豆腐は様々な調理法がありますが、甘みのあるコーンを加えて赤ちゃんが好む離乳食を作っていきましょう。

【豆腐のコーンスープ煮】

①コーンクリームの缶詰は、裏ごしして皮を取り除きます。
②豆腐も裏ごしをします。
③コーンクリーム缶詰の裏ごしと、豆腐の裏ごしを混ぜ、お湯で伸ばします。
④鍋で一煮立ちさせるか、レンジで温めます。
⑤完成です。

柔らかく煮たブロッコリーやほうれん草などを加えても、彩りや栄養も良くなります。赤ちゃんの便秘の様子を見ながら加えていきましょう。

 

いかがでしたか。赤ちゃんが便秘になったら与えたい食材は、食物繊維が豊富な果物や芋類、海藻類です。お伝えした食材の他にも、赤ちゃんの便秘予防に効果的な食材は色々あります。赤ちゃんの様子を見ながら試してみましょう。

離乳食は月齢や成長に合わせて進行しますが、便秘の原因もそれにより変わってきます。

離乳食初期は水分不足によって、赤ちゃんが便秘になるとされていますが、離乳食がある程度進むとでんぷん質の摂取不足や消化に良いものを食べ過ぎるなどが原因になってきます。赤ちゃんが便秘になってしまったら、その原因を見極めることも大切になります。

また毎日与える離乳食の時間が、不規則になるのも赤ちゃんの便秘の原因です。食事の時間を決め、生活リズムを作るようにしましょう。

赤ちゃんの便秘がこれらの方法で改善されない場合は、病院に連れて行きましょう。便秘の影に重大な病気が隠れている場合もあります。赤ちゃんは自分の体調を伝えることができません。しっかり観察して、ちょっと変化を見逃さないようにしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんが便秘にならないための、離乳食レシピ

・ヨーグルトパン粥でお腹の善玉菌を増やそう
・ニンジンと豆乳のとろとろ煮でかたい便を柔らかくしよう
・リンゴとジャガイモのとろとろ煮でお腹の調子を整えよう
・裏ごしトマトのしらす和えで食欲がない時でもさっぱり食べよう
・ワカメうどんでミネラルも摂取しよう
・かぼちゃのお粥で食物繊維を摂ろう
・消化吸収の良い豆腐のコーンスープ煮で便秘を解消しよう


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