お子さんがいらっしゃる方は悩みごとのほとんどが子供のことになっているのではないでしょうか。子供のちょっとしたことでも気にしてしまうのが親心ですよね。
子供を持つ親が持っているお悩みのひとつが乳児の便秘だそうです。苦しそうな顔をしている赤ちゃんの顔を見るだけでも辛いですよね。
乳児の便秘の原因は母乳不足や運動不足、季節の関係などさまざまあるようですが、親が気にしすぎてそのことばかり考えてしまうのはよくない事です。
便秘の判断は「何日でない」だけではなく、機嫌良く過ごしているかどうかです。そこで今日は自宅で簡単にできる乳児の便秘を解消する方法についてお伝えします。悩んでいる方はぜひ実践してみてください。
自宅でできる☆乳児の便秘を
今すぐ解消する7つの方法
綿棒でおしりを刺激しよう
やり方は大人用の綿棒をほぐし(ほぐし綿棒)、ベビーオイルやオリーブオイルなどをたっぷりとつけ、すべりをよくして赤ちゃんの肛門に入れたり出したります。
ただつつくのではあまり出ない事が多く、しっかりとふくらんでいる部分まで入れることがポイントです。また赤ちゃん用の綿棒は細いのであまり効果がないばかりではなく、硬いので直腸の粘膜を傷つけやすいのでお勧めできません。
手っ取り早く便を出したい時には効果的ですが、クセになりやすいので注意が必要です。
お腹をマッサージしてあげよう
お風呂で身体を洗う時に石鹸をつけ、お腹を時計周りにマッサージします。その時は指でお腹を強く押さないように、手のひら全体を使い優しくストロークします。
あとはベビーマッサージの要領でキャリアオイルをつけ、のの字マッサージや両脇のウエストを手のひらで臍の中心に向いたぐり寄せるようにマッサージします。
ガスが溜まり苦しそうにしている時はキャリアオイル20mlに対して2滴のペパーミントやローマンカモマイルを加えマッサージしてみると鎮痙作用で楽になります。
ただし精油を使う場合は3ヶ月過ぎてからにしましょう。3ヶ月未満はアーモンドオイルなどのキャリアオイルのみにします。
エクササイズ
オムツを替える時やお風呂上りに自転車のペダルをこぐまねをしたり膝を持ち股関節を動かす運動をしてみましょう。生後すぐでも出来ます。
意外と手や足を自分で動かしますが、最初は寝たきりに近い状態なので積極的にしてあげて下さい。片足を伸ばし、反対足をクロスさせウエストの外腹斜筋を使う運動をするのも効果的です。これは大人のストレッチの要領です。
起きている時は腹ばいにして、背筋や腹筋を鍛えましょう。腹ばい運動だけでずいぶん出るようになった赤ちゃんもいます。
糖水を飲ませよう
生後1~2ヶ月ならまず10%の糖水をあげてみましょう。作り方は6gのコーヒーのスティックシュガーをまず哺乳瓶に入れ、60mlになるまで湯冷ましを加えます。
これを1日1回あげてみます。便秘だからと言って1日に何度もあげてしまうと血糖値も上がり甘いもの好きになってしまうので1回にしておきましょう。
マルツエキスは麦芽糖の発酵作用で腸の蠕動(ぜんどう)運動をおだやかに促進します。水あめのようなものでこれも規定の湯ざましで薄めて使用します。
フルーツを食べさせよう
赤ちゃんが3ヵ月を過ぎているならコンビニやスーパー、ドラックストアーなどでプルーン果汁100%の缶が売っているのでこれを使用してみましょう。
このプルーン果汁を哺乳瓶に10ml入れ30mlになるまで湯冷ましを入れてこれを赤ちゃんに飲ませてみましょう。この量で出なければ倍の量で(果汁が20mlで湯冷ましが40ml)与えてみましょう。
大体はこれで出る様です。プルーンがなければオレンジジュースでも良いようです。
整腸剤を試してみよう
乳児用の整腸剤を飲ませてみるのもよいかもしれません。顆粒タイプのものがドラッグストアなどに売っています。
整腸剤は乳酸菌やビフィズス菌を主成分としたもので、腸内にいる有害な菌を攻撃して死滅あるいは活動力を弱らせます。その一方で善玉菌を増やす働きもあり、腸内の環境を正常化してくれるので、便秘のときにも下痢のときにも使えます。
薬とは違い、食べ物に近い成分なので、赤ちゃんに与える際にも安心感があります。もし、心配ならかかりつけの病院で処方してもらってもいいかもしれません。
白湯を飲ませよう
赤ちゃんの便秘の原因のひとつは「水分不足」です。風呂上りや授乳に影響の無い時間に白湯を1日100~150mlぐらいの目安で赤ちゃんにちびちびと飲ませてみましょう。
一時に飲ませすぎると逆に下痢をしてしまったり、戻してしまう原因になります。白湯の作り方は、水を一度煮沸させてから60℃くらいまで冷やしたもので大丈夫です。
白湯のかわりにベビー用の麦茶でも良いでしょう。水分を取ることで、水分がなくなって硬くなった便もやわらかくなって出やすくなります。
いかがでしたか。便秘で苦しそうな子供を見ているとこちらまで苦しい気持ちになってしまいますよね。しかし、便秘はたくさんの赤ちゃんが体験していることです。あまり神経質にならずにもしも辛そうな場合は今回お伝えした方法を参考にしてください。
また、今回お伝えしたお腹のマッサージやエクササイズは日ごろから行っておくと便秘の予防になります。ぜひ赤ちゃんとのスキンシップを兼ねて日ごろから行ってみましょう。
今日のまとめ
乳児の便秘を解消するには
・綿棒でおしりを刺激しよう
・お腹をマッサージしてあげよう
・エクササイズ
・糖水を飲ませよう
・フルーツを食べさせよう
・整腸剤を試してみよう
・白湯を飲ませよう