「自分、コミュ症かも」と不安な方、「コミュ症だと言われたことがある」「コミュ症だと診断されるかも」という方、とても気になりますよね。
ただし、これからご紹介するトラブルはいずれも日常生活の中でよくあるシーンなので、1度や2度同じ経験をしたからといって、すなわちコミュ症ということではありません。
また、見た目には似たようなトラブルでも、トラブルの原因は様々。ストレスが溜まっていた、体調が悪かった、耳が聞こえにくかったなどコミュ症以外の原因でトラブルが起きることもあります。そのときも、ご紹介するトラブルと同じ経験をしたからといって、すなわちコミュ症とはなりません。
コミュ症と診断されやすい・コミュ症の疑いがあるのは、「このシチュエーション、めちゃくちゃ心当たりがある」「俺、いつもこれだわ」という方で、「どうして自分にばかりトラブルが起きるのか分からない」という場合です。それでは、早速、コミュ症と診断されやすい人が陥る5つのトラブルについてお伝えします。
コミュ症と診断されやすい人が
陥る5つのトラブル
会話がかみ合わず、いつの間にか独壇場!
コミュ症と診断されやすい人が陥るトラブルの1つ目は、会話がかみ合わないことによるトラブルです。会話の流れをつかめない、相手の言わんとするところを察しない、相手の話に耳を傾けず自分の話ばかりする。
コミュ症と診断されやすい人のうちおしゃべり好きタイプのコミュ症に多い症状です。このようなことを続けるうちに、会話だったはずがいつの間にか相手は黙り込み、あなたの独壇場になってしまいます。
それでも、気分良くしゃべり続けていると、気づいたら相手はどこかに行ってしまって一人でしゃべっていた!!なんてことも。友達もいなくなりやすいです。
相手の言葉を額面通りに受け止めてしまいトラブルに!
コミュ症と診断されやすい人が陥るトラブルの2つ目は、相手の言葉を額面通りに受け止めてしまうことによるトラブルです。
相手は冗談のつもりで言った言葉に、いちいち顔を真っ赤にして言い返してしまったり、真に受けて落ち込んだり舞い上がったりしてしまう。また、行間を読めず、相手の意図とは違う解釈をしてしまう。
たとえばビジネスの場で、相手の反応が明らかに悪いのに、「前向きに検討する」という言葉を額面通りに受け止めてしまい、上司に「上々です」と報告してしまう、商談相手に検討の結果を尋ねる。
このような言葉を額面通りに受けとめてしまうことによるトラブルをコミュ症の人は起こしてしまいやすいです。
相手の名前や顔を覚えられずトラブルに!
コミュ症と診断されやすい人が陥るトラブルの3つ目は、相手の名前や顔を覚えられないことによるトラブルです。
クラスメイトや同僚、商談相手、一度自己紹介してもらったり名刺交換をしてもらったはずなのに、相手の名前や顔を覚えられない。こうなると、トラブルが起きるのは必然ですよね。
道端ですれ違う、相手はあなたに挨拶したのに、あなたはガン無視で素通りなんてことをしてしまったり、大切な商談相手に違う名前で呼びかけてしまったり。起こりうるトラブルを挙げたらきりがありません。
コミュ症の人が相手の名前や顔を覚えられないのは、記憶力や認知力に何らかの問題がある、初対面の過度な緊張で相手の自己紹介が全く頭に入っていない、あるいは人に対する関心が極端に低い、のいずれかの理由が考えられます。
緊張が原因の場合は、リラックス方法を見つけるなどの解決策が考えられますが、他の2つが原因の場合は、コミュ症を治すのはなかなか難しいかもしれません。
会話の早さについていけずトラブルに!
コミュ症と診断されやすい人が陥るトラブルの4つ目は、会話の早さに理解が追い付かないことによるトラブルです。
これは、1対1の会話だけでなく、3人や4人あるいはそれ以上の人数で会話をするときにも起こるトラブルです。
たとえば、会話の早さについていけず半周遅れの返事をしてしまう、相手の話の内容を理解した頃にはあなたに不利な役割が割り振られている。
このトラブルは役員や係を決めるときにありがちです。やりたくない役員を押し付けられたと気づき、拒否の声をあげたときには、すでに話は次に進んでいてその場にいる人全員に白い目で見られてしまうということになります。
コミュ症の人が会話についていけないのは、脳の情報処理能力が遅いためです。緊張のために脳のパフォーマンスが落ちている、あるいは元々の情報処理能力が遅い、のいずれかの原因が考えられます。
どもったりしゃべれなくなることでトラブルに!
コミュ症と診断されやすい人が陥るトラブルの5つ目は、どもったりしゃべれなくなることによるトラブルです。この手のコミュ症には人見知り、上がり症、吃音などいくつかの原因が考えられます。
おしゃべり好きなタイプのコミュ症と比べて、こちらのタイプは自分がコミュ症であることを自覚しています。そのため、コミュニケーション自体に苦手意識を持ってしまい、年齢や(失敗)経験を重ねることでますますコミュ症がひどくなるという傾向があります。
さらに苦手意識はときに劣等感を生みます。劣等感は相手に対する攻撃性を生みます。口で言い返せないとき、思わず手や足が出てしまう。このようなトラブルを起こしてしまいやすいです。
いかがでしたか。
以上が、コミュ症と診断されやすい人が陥る5つのトラブルでした。コミュ症と診断されたことがある方、コミュ症の疑いがある方、心当たりはありましたか?
一口にコミュ症といっても、アスペルガーや自閉症など先天性の病気・障害が原因の場合と上がり症や人見知り、会話経験の乏しさなどが原因の場合があります。
先天性の病気・障害が原因の場合は、医師やカウンセラーの手を借りてください。性格や会話スキルが原因の場合は努力次第でコミュ症を克服することができます。
コミュ症を克服したい方、会話をする機会を増やしたり人前で話したりして、経験値を上げましょう。苦手意識がなくなりますよ。
コミュ症では、他に吃音や滑舌の悪さ、斜視など身体的なハンデが原因になっていることがあります。こちらの方も医師やカウンセラーなどに相談してみてください。
まとめ
コミュ症と診断されやすい人が陥るトラブルとは
・ 会話がかみ合わず、いつの間にか独壇場!
・ 相手の言葉を額面通りに受け止めてしまいトラブルに!
・ 相手の名前や顔を覚えられずトラブルに!
・ 会話の早さについていけずトラブルに!
・ どもったりしゃべれなくなることでトラブルに!