定期的に巡ってくる朝礼などでのスピーチ、密かにネタに困っている人もいるかもしれませんよね。
どことなくみんな同じような内容になってしまったり、事前に考えていたネタが自分の直前に発表した人とかぶってしまったりという、笑えない話も多々あるようです。ですがご安心あれ、実はスピーチには「鉄板ネタ」があるのです。
そもそもスピーチの目的は「情報共有」や「社員がどんなことに興味や関心を持っているのかを知る」、「士気や知識の向上」です。つまりはこういった要素を入れ込めば、あなたのスピーチはまず間違いなく外すことがありません。
そこで今回は、スピーチに困ったときのネタについてお伝えします。これをベースに組み立てていけば、もう無駄に悩む必要はない……はずです。
季節・時事ネタから絞り込む
スピーチのネタに一番困らないのが「季節ネタ」です。「暑くなりましたね」「寒くなりましたね」からの「皆さん、体調は大丈夫でしょうか。くれぐれも気を付けてくださいね。さて~」とどんな時期からも前置きを作れる強みがあります。
スピーチのネタの内容も、春夏秋冬・1~12月・二十四節気・季節の行事といったところをとっかかりに話を膨らませることができますよ。
もう一つおススメなのが「時事ネタ」です。社風に合ったネタ・殺伐としていないネタを選ぶ必要がありますが、今旬な事柄を取り入れることで、スピーチへの関心を惹きつけることができます。
知っている人はうなずいてくれますし、知らない人にも「そんなことがあったのか」と情報提供ができるからです。ただ事実だけを述べるのではなく、自分はどう感じたかを盛り込むようにしましょう。
健康に関するネタから絞り込む
意外とみんなが気にしているのが「健康ネタ」です。スピーチのネタにはもってこいですが、ガセネタも多く出回っているのがこのジャンル。スピーチのネタにするということは、あなたも情報発信源の1つになるということ。
あとで「あのネタ、実は効果がないんだって」とならないように、ネットなら信頼できるサイトを参考にするとよいでしょう。「新聞の記事」を元ネタにして切り出す方が、信頼性は高いかもしれません。
内容としては、最近話題の健康法や、自分で実践して効果があった健康法を話すのがいいですね。
ただしダイエットネタは人によって興味があるか否かに分かれますから避けた方が無難です。あくまで健康の副産物のダイエット効果、くらいの軽さにとどめておくほうがよいでしょう。
プライベートネタから絞り込む
プライベートに関することも立派なスピーチのネタになります。
・子供の成長
・パートナーとの会話から気づいたこと
・ちょっとした悩み(小遣いのやりくり方法など、深刻にならない程度のネタ)
・特産物
・美味しい食べ物
・風習、祭り
趣味や休日の過ごし方もスピーチのネタになりますが、こちらは偏りすぎてしまいかねないので、ネタが思い浮かばなかった時の保険くらいに考えておくと気が楽かもしれませんね。
プライベートをあからさまに明かすことはありません。あくまでライトな話をすることで、仕事の時とは違うあなたの一面を見せられます。そこに親近感を抱いてくれる人もいるかもしれませんし、同郷の人とならあとから(もしくは後日)話が盛り上がることもあるでしょう。
衣食住に関するネタから絞り込む
衣食住に関することも、スピーチの話題になります……といってもピンとこないかもしれませんが、例えば「最近いった美味しいお店の話」「衣替え」「リフォーム」など、ちょっとお得な情報が含まれた話は他人の興味を引くことができますよ。
ただし「美味しいといわれていったのにそうでもなかった」など、ネガティブな情報はここでは避けておきましょう。スピーチのネタの基本は「聞いて良かったと思ってもらうこと」です。
特に食に関することはスピーチのネタを豊富に提供してくれます。美味しいお店の情報からちょっと変わった食べ物、初めて食してみたものなど、かなり幅を広げることができます。
ネガティブな情報はNGと言いましたが「ちょっと調理方法を失敗してしまった」なんて話題はアリ。その代り「本当はこんな調理方法をすべきだった」「こうすればもっと美味しいらしい」といった、ポジティブな情報を盛り込むようにしてください。
「今日は何の日」ネタから絞り込む
スピーチネタに困ったらその日の日付をネット検索!実は366日なにかしらの記念日が制定されています。「今日は何の日」はスピーチのネタに困ったときの救いの神。知られていない日の方が多いので、ちょっとしたトリビアにもなります。
また、その月の誕生日の花や花言葉・誕生石といった、「誰かに必ず関わるもの」もスピーチネタとしてはもってこいです。こういった情報は巡り巡って営業の話の切り出しなどにも使えるので、なかなか役に立つ情報ともいえるでしょう。
ただ情報提供するだけではなく、うまく会社や自分に関連付けて話せるとなおよいですね。どうしてもネタが思い浮かばなかった時用の手段として覚えておくと、いざという時焦らずにすむことでしょう。急に話を振られた時にも効果的です。
このように、スピーチはネタさえあればどうにかなります。「緊張して頭で考えたことが飛んでしまう」という人は、原稿を用意してそれを読むようにすれば問題ありません。
空いた時間に「スピーチのネタ帳」を作っておけば、いざという時も安心ですよね。スピーチの際は「大きな声ではっきり・ゆっくりと」「前を見て」行うとしっかりと声が通ります。
せっかく考えたネタも、下を向いてぼそぼそと、聞き取りにくい声で発表してはみんなに伝わりません。
原稿を見るにしても、時折顔を上げて、周りを見渡すようにして発言するようにしてみましょう。それだけで声の通りが違うはずです。どうせ逃げられないのならとにかく慣れるべし!腹をくくってその場に臨めば、意外とあっけなく終わるものです。
まとめ
朝礼スピーチのネタになるポイントとは
・ 季節・時事ネタから絞り込む
・ 健康に関するネタから絞り込む
・ プライベートネタから絞り込む
・ 衣食住に関するネタから絞り込む
・ 「今日は何の日」ネタから絞り込む