風邪に効く食べ物をつかって自然治癒力を高める5つのコツ

風邪に効く食べ物をつかって自然治癒力を高める5つのコツ
風邪に効く食べ物は、免疫力をアップさせ、自然治癒力を高めます。風邪をひきやすい人もいれば、ほとんど風邪をひかない人もいますよね。

その差は、免疫力の強さにあるんです。私たちの体は、免疫機能により守られていますが、これが弱まると、ちょっとした環境の変化で風邪をひきやすくなるだけでなく、さまざまな病気にかかるリスクが高まってしまいます。

現代の医学では、風邪の諸症状を緩和させる薬はありますが、風邪ウイルスに効く薬はありません。最終的に風邪を治しているのは、自身が持っている免疫力や自然治癒力なんですね。

これを高めることで、風邪の治りが早くなるだけでなく、風邪そのものをひかなくなります。そんな体づくりに役立つのが風邪に効く食べ物なんです。ここでは、自然治癒力を高めるために積極的に取り入れたい、風邪に効く食べ物をお伝えします。

 

風邪に効く食べ物をつかって
自然治癒力を高める5つのコツ

 

緑黄色野菜を食べて病気の元となる活性酸素を除去しましょう

最近よく耳にする活性酸素は、体を錆びさせる原因として知られていますよね。近年の研究により、この活性酸素があらゆる病気の原因になることが分かっているんです。

活性酸素は、その強い酸化力から体内に侵入した細菌やウイルスを退治する役割を担っています。ところが、増えすぎると持ち前の酸化力が災いして、体内の細胞までも攻撃して、錆びさせてしまうんです。

その結果、老化を加速させたり、あらゆる病気を引き起こしたりします。風邪をひきやすくなるのも活性酸素が増えすぎていることが一因なんですね。

この増えすぎた活性酸素を除去するために役立つのが緑黄色野菜に含まれるβ-カロテン。β-カロテンには強い抗酸化力がありますが、加えて、粘膜を強化する働きも担っています。

これが風邪に効く食べ物たるゆえん。粘膜が弱まると、細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなるため、β-カロテンを豊富に含む緑黄色野菜を積極的に取り入れることで、風邪予防につながります。

 

白血球を活性化させるビタミンCを摂りましょう

美容に良いことで知られるビタミンCを含む食べ物も風邪に効く食べ物のひとつです。体内に細菌やウイルスが侵入すると、体を守るために、白血球が攻撃を開始します。

ここでの白血球の働きが、風邪に感染するか否かを左右するんです。つまり、白血球を活躍させることで、風邪の治りを早めたり、風邪に感染しなくなったりするということ。

そんな白血球を活性化させるためには、白血球の働きをサポートする働きを持つビタミンCが有効です。風邪をひくと、たくさんのビタミンCが消費されてしまうので、風邪をひいたときには、積極的にビタミンCを取り入れると良いでしょう。

ビタミンCは水溶性ビタミンなので、体内に蓄積しておくことはできません。これは、ビタミンCを摂り過ぎても問題がないということなので、毎食欠かさずビタミンCを摂るよう心がけると良いですね。

 

ムチンを豊富に含む食材で胃腸の粘膜を強化しましょう

レンコンや里芋、オクラなどのぬめりがある食材も風邪に効く食べ物です。その理由は、ぬめり成分「ムチン」が豊富に含まれているから。実は、私たち人間の免疫力のおよそ7割は、腸で作られていると言われています。

前述のとおり、粘膜が弱まることで細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなりますが、その最後の砦となっているのが胃腸の粘膜。つまり、ここを強化しておくことで、自然治癒力を高めることができるんです。

そんな胃腸の粘膜を強化する働きを担っているのが、ムチン。ムチンを積極的に摂取することで、風邪予防にも効果が期待できますが、ただ食べれば良いわけではありません。

効果を高めるためにもムチンの性質を知っておきましょう。ムチンは、水と火に弱い性質を持っています。長時間水に浸けるとムチンが水に溶け出してしまうので、水に浸けてアク抜きする場合には、時間を短めに、加熱調理するときには、火を通し過ぎないように気をつけてくださいね。

 

乳酸菌で腸内環境を整えましょう

免疫力は、腸内環境と密接な関係があるため、腸内環境が悪化すると、風邪をひきやすくなるんです。この状態では、どれだけ風邪に効く食べ物を摂っても思うような効果は得られません。

風邪に効く食べ物の効果を最大限に活かすためにも、腸内環境を整えて免疫力をアップさせましょう。腸内には、善玉菌と悪玉菌が生息していますが、腸内環境が悪化しているときは、悪玉菌が多い状態。

善玉菌が増えれば増えるほど、腸内環境が良くなるので、腸内の善玉菌を増やすことが、免疫力アップの近道です。そのために取り入れたいのが、ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品に含まれている乳酸菌。

乳酸菌は、善玉菌のエサとなるため、乳酸菌を含む食品を積極的に摂ることで、善玉菌の数が増え、腸内環境が整います。免疫力や自然治癒力アップにもつながるので、積極的に発酵食品を食べましょう。

 

たんぱく質を摂取して、免疫細胞を増やしましょう

少し意外かもしれませんが、つまり、たんぱく質も風邪に効く食べ物のひとつなんです。たんぱく質と言えば、筋肉や臓器を作る栄養素として知られていますよね。

でも実は、免疫細胞を作るための主原料にもなっているんです。免疫細胞は、免疫力を高めるために必要な細胞ですが、一度使うと、その寿命を終えてしまうため、常に新しい免疫細胞を補充する必要があります。

つまり、毎日たんぱく質を摂取しなければ、健康を維持できないということです。たんぱく質が不足すると、筋肉を使って補いますが、筋肉量が減るとアミノ酸の量が減るため、風邪をひきやすくなったり、風邪が治りづらくなったり、重症化しやすくなったりという悪循環に・・。

これを防ぎ、免疫力をアップさせるためにも、食事のたびにたんぱく質を補える食品を摂ることが大切です。ただし、ビタミンやミネラルが不足していると元も子もないので、栄養のバランスを考えることもお忘れないようにしたいですね。

 

いかがでしたか。

体調管理をしていても、風邪をひいてしまうことってありますよね。風邪なんかひいていられないなんてときに限ってひいてしまうことも・・。

そんなときには、風邪に効く食べ物が効果的!自然治癒力が高まるので、いつもより風邪が早く治りますよ。風邪のウイルスと闘うためには、白血球の働きを強化する必要があります。

そのために摂取したいのがビタミンCを含む食品。風邪をひくと、ビタミンCを大量に消費するので、積極的に摂りたいですね。

免疫細胞の主原料となるたんぱく質も欠かせません。どちらも毎食欠かさず摂取するよう心がけましょう。風邪に効く食べ物は、風邪予防効果も期待できます。

ただし、何より大切なのは、栄養のバランスが整っていること。このバランスが乱れてしまえば、どれだけ風邪に効く食べ物を摂っても、その効果を期待することはできません。ここにご紹介したことを参考に、風邪に効く食べ物を上手に取り入れ、自然治癒力をアップに役立ててください。

 

まとめ

自然治癒力が高まる風邪に効く食べ物とは

・ 緑黄色野菜を食べて病気の元となる活性酸素を除去しましょう
・ 白血球を活性化させるビタミンCを摂りましょう
・ ムチンを豊富に含む食材で胃腸の粘膜を強化しましょう
・ 乳酸菌で腸内環境を整えましょう
・ たんぱく質を摂取して、免疫細胞を増やしましょう


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