乾燥肌改善の基本を知って、適切なスキンケアをする方法


季節を問わず、乾燥肌の改善方法はみなさんの関心の高いところですよね。冬はもちろん、夏のエアコンや季節の変わり目など、常に皮膚の乾燥トラブルに悩まされている人も多いはず。粉を吹いたようになったりかゆみが出たりと、人によっては深刻な悩みになることもあります。

だからといって何も考えずにクリームなどに頼り切っていると、今度は別のトラブルに見舞われることも起こりがち。乾燥肌の改善ってとても難しいことなのでしょうか?実は乾燥肌改善への近道は、皮膚のことやなぜ乾燥するのかを知ることこそが鍵なのです。

そこで今回は、乾燥肌の改善を諦めてしまった人必見!その悩みを吹き飛ばし、カサカサ肌をスベスベ肌にする基本的な知識を5つお伝えします。

 

乾燥肌改善の基本を知って、
適切なスキンケアをする方法

 

水分をこまめに摂ろう

乾燥肌の改善には体質改善が欠かせません。クリームなどを塗ればある程度潤いますが、結局クリームがなければまた戻ってしまいます。

もちろんクリームを使うことは悪いことではありませんが、乾燥肌そのものが改善すれば、クリームの効果はよりよく発揮されることになります。ではどうすれば乾燥しない体質になれるのか?

ですが、みなさんは入浴で人体から失われる水分の量を知っていますか?驚くことに、その量およそ300~500ml!ペットボトル1本分が汗として体から出て行ってしまうのです。

入浴に限らず、人は常に汗をかいて体温調整していますから、その分を補う必要があるのです。その必要量は、体重50kgの人でなんと約2180ml!食事だけでは難しいので、やはりこまめに水分を摂取し、潤いを保てる体質にしたいですね。

 

食事に植物性の油を取り入れよう

乾燥肌の改善には適度な皮脂も重要。皮脂は、皮膚表面を覆い乾燥から守る役目を果たします。皮膚に張りやツヤがなく、不健康な印象を持たれてしまう場合は皮脂の分泌が足りないのかもしれません。

皮脂が少なくなると、肌から水分がどんどん逃げてしまい細かく皮がむけ、結果粉を吹いたようになってしまいます。不適切な洗顔方法で必要な皮脂を洗い流してしまった場合などにも、同じことが起こります。

油は敵!とばかりに徹底的に避けているなら、食事の内容を見直してみてください。適度な油は必要不可欠。とくに植物性の油を適量摂るように心がけてみましょう。

近頃はオリーブオイルなどの植物性の油の種類も豊富で、様々なものが手軽に購入できます。自分に合ったものを探したり、料理のレパートリーを増やしてみたりするのも楽しいですよ。


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ハンドパックで手荒れを撃退しよう

一度乾燥肌になると改善させるのは難しいもの。特に手は大変です。水仕事の多い主婦の悩みで多いのが、手の乾燥による荒れ。クリームをつけてもすぐ水仕事で流れてしまうし、食品や赤ちゃんのお世話にクリームをつけたままというわけにもいきませんよね。

台所洗剤などは特に油を落とすのに特化しているので、当然手の皮脂もその作用で落ちてしまいます。さらに濡れたり乾いたりを繰り返すので、乾燥の度合いも強くなります。

あまりにひどい場合は皮膚科でステロイドのクリームなどを処方してもらいましょう。「そこまでではないけど、手の乾燥肌を改善したい」という方にお勧めなのは、睡眠時のハンドパック。

寝る前に清潔にした手にたっぷりハンドクリームを塗り、100%綿製の手袋をして眠ります。ハンドクリームは、普通の手荒れならシアバターなどの保湿成分入りのもの、ひびやあかぎれに悩む場合はビタミンC・Eを配合したものがお勧めです。

 

体の洗い方を見直そう

背中がカサカサでかゆい、肘が粉を吹いていて気になる…など、乾燥肌を改善したい部分は人それぞれ。でも、多くの人に当てはまるのは「体の洗い方で乾燥を悪化させている」ということ。

入浴時にボディタオルでごしごししていませんか?それによって必要な皮脂や皮膚表面の角質がはがれ、皮膚のバリア機能が正常に機能しなくなっている可能性も。

こうなってしまうと、衣服の擦れなど少しの刺激でもかゆみが起こり、皮膚の潤いを保つこともできないので粉を吹いたようになってしまいます。

ナイロンやポリエステルなど合成繊維のボディタオルなどを使っているなら力を入れてこするのをやめ、よく泡立てたボディソープでなで洗いするようにしましょう。ボディタオルは泡立てる時だけ使い、あとは手のひらと泡だけで洗うのもお勧めです。

 

かかとの正しいケア方法を覚えよう

女性に多いガサガサかかとの悩み。ストッキングを伝線させた経験のある人も多いのではないでしょうか。冬はぱっくりと割れてしまったり、夏はサンダルを履くのに躊躇してしまったりと一年を通して悩みの種だという人もいますよね。

かかとのケアで多いのが、入浴時に軽石でこするという方法。確かにその時はきれいになりますが、実はこれには落とし穴があります。

ふやけた状態でこすると、表面の硬い角質と共にその下の必要な角質も剥がれてしまうのです。すると皮膚が薄くなり、潤いをキープできなくなります。結果的に余計に乾燥してガチガチになりやすくなってしまうのです。

これを防ぐには入浴後、足が乾いた清潔な状態でかかと専用のやすり(ファイル)を使うこと。硬い部分を優しくこすり、古い角質だけを落とします。

その後、尿素配合のハンドクリームなどを塗りましょう。ただし、乾燥肌を改善させようと毎日行うと皮膚が薄くなりやすいので、週に一度以下にしましょう。

 

いかがでしょうか。乾燥肌の改善方法には、クリームなどで保湿するだけでなくいろいろな方面からのアプローチが欠かせないということが分かりましたね。

皮膚の乾燥の原因はさまざまで、人によって少しずつ違っています。お伝えしたもののほかにも、ビタミンやミネラルなどの栄養素の不足した偏った食事内容。寝不足や昼夜逆転の生活習慣。運動不足で、日ごろ適度な汗を流す習慣がない。

そしてストレスなどの精神的な要因も、肌に悪い影響を及ぼすことがあります。まず自分自分自身のこれまでの生活を振り返って原因を突き止め、それらを取り除きながら、ご紹介した乾燥肌改善法を試してみてください。そして、トラブル知らずの健やかで美しい肌を手に入れましょう。

まとめ

乾燥肌を改善するには

・ 水分をこまめに摂ろう
・ 食事に植物性の油を取り入れよう
・ ハンドパックで手荒れを撃退しよう
・ 体の洗い方を見直そう
・ かかとの正しいケア方法を覚えよう

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