そら豆は栄養価も高く、さっと茹でるだけでおつまみやおやつにと大活躍ですよね。そら豆は世界最古の農作物の一つで、新石器時譜代から作られていると言われています。さやが空に向かって実るのでそら豆と名付けられたそうです。新鮮なものほど甘みが強く、鮮やかなヒスイ色で見た目にも美しいそら豆は美味しいだけではなく、その栄養素は美容にも大きな効果を発揮します。
そら豆は水分が少ないため栄養が凝縮されていて、豊富な植物性たんぱく質の他にビタミンやミネラルなど比較的栄養バランスが整った食品で、しかも低カロリー。そこで今日は美容にも効くそら豆の栄養で体が元気になる7つの効果をお伝えします。
そら豆の栄養で体が元気になる
7つの効果
新陳代謝が高まります
そら豆にはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンBは新しい細胞を作る時に、欠かせない栄養素で。、特にそら豆にはビタミンB2が多く含まれています。
ビタミンB2は成長のビタミンとも呼ばれていて、新陳代謝を高め、皮膚や毛髪、爪などの成長を促します。また老化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する作用があり、肌のシミやしわ、白髪などを予防することができます。
他にも粘膜を保護する働きもあるため、目や舌などの粘膜性の部位の健康にも役立ちます。
むくみを解消します
美容のためにはむくみは大敵です。むくみを放っておくと代謝が悪くなってしまいます。すると食事からとった栄養をエネルギーに変換しにくくなり、脂肪として蓄積されてしまいますし、肌のターンオーバーが乱れ、様々な肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
そら豆にはカリウムを豊富に含んでいます。カリウムはナトリウムを排出する働きがあるため、体内の余分な水分を排出しむくみを予防・改善してくれます。
またお酒を分解するなどの効能もありますので、お酒の飲み過ぎによるむくみにも効果が期待できます。
肌荒れを予防できます
そら豆に含まれる亜鉛は新陳代謝の際に、組織そのものの合成に欠かせない栄養素です。特に肌は新陳代謝が激しいため、常に亜鉛を必要としています。
亜鉛が不足すると正常な肌が作られず、湿疹やニキビなど肌荒れの原因になってしまいます。また亜鉛はデトックス効果もあり、有害物質を捕まえて毒性を抑え、排出させるたんぱく質の誘導をします。
そら豆は豆類の中でも特に多く亜鉛を含んでいますので、旬の栄養が豊富な時期にはたくさん食べて肌荒れを予防しましょう。
肌を綺麗になります
以外と知られていないことですが、美肌のためには肝臓の働きが大切になっています。肝臓の働きが低下すると十分な量のコラーゲンが再生成されず肌がたるんでしまったり、解毒機能が低下することで分解できなくなった有害物質を皮膚から排出しようとニキビなどの炎症が起こりやすくなったりします。
そら豆に含まれるレシチンと言う栄養素は肝臓に置ける基礎代謝を促す働きがあり、またそら豆に多く含まれる植物性たんぱく質は、肝機能を守ってくれます。
美肌を維持するためには、肝臓の健康を保つことが大切です。そら豆は肝臓の健康に有効な食材と言えるでしょう。
ダイエットにも効果あり
そら豆には代謝に関わるビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は摂取した脂質や糖質がエネルギーとして燃えるのを手伝い、促進し、脂肪として蓄えられるのを妨げてくれます。
特に消化液の分泌を促すビタミンB1や、脂質の代謝に関わるビタミンB2、血行を促進したり、エネルギーの代謝を促すナイアシンが多く含まれます。
これらのビタミンB群が炭水化物や脂肪分を効率よく代謝し、体内の体脂肪を分解します。カロリーも低いため、ダイエット中でも安心して食べることができるので、積極的に食べるようにしましょう。
便秘が解消できます
そら豆には水分を含んで膨らむ不溶性の食物繊維が豊富に含まれています。この不溶性の食物繊維は腸内で水分を含んで数十倍に膨らみ、腸壁を刺激して腸のぜん動運動を高めます。
不要なものを絡めとり、体外へ排出する働きがあるため、便秘の解消に効果的です。最近では皮ごと食べられるそら豆も出回っているため、そら豆の栄養を丸ごと摂取することができます。
そのためさらに多くの食物繊維を摂取することができるので、便秘解消の効果が高まります。
疲れが取れます
そら豆に含まれる栄養素の中でもビタミンB群は特に多く含まれていて、その中のビタミンB1は炭水化物を分解し、エネルギーとして利用できるように形を変えるサポートをします。
そのため乳酸などの疲労物質が体に溜まるのを防いでくれるので、疲労回復に役立ちます。そら豆には鉄分も含まれていますので、ヘモグロビンの働きを高め、酸素や栄養を効率よく体に届けることができるので、さらに疲労回復に効果があります。
美容のためには体をしっかり休めることも大切です。そら豆の疲労回復パワーでしっかりと疲れをとりましょう。
いかがでしたでしたか。他にもそら豆に含まれる栄養素には動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防などの効果があり、美容だけではなく健康のためにもたくさん食べたい食材です。特に多く含まれるビタミンB群は水溶性のビタミンですので、ゆでた時のゆで汁に栄養が溶け出ています。
捨てずにスープにするなど、余さず栄養を取り込みましょう。さやから外したそら豆を油であげると、栄養が逃げることなく旨味が凝縮してさらに美味しく食べられます。
そら豆は1年中食べられる食材ではありません。旬の一番栄養の高い時期に積極的に食べるようにすることで、これらの美容効果を実感することができるでしょう。
今日のまとめ
そら豆の栄養で
・新陳代謝を高まります
・むくみを解消します
・肌荒れを予防できます
・肌を綺麗になります
・ダイエットにも効果あり
・便秘が解消できます
・疲れがとれます