ダイエットのみでも運動のみでも、うまくいかないのが「スタイルキープ」ですよね。頑張っても効果がなかったり、体重が減ったはいいけれどやつれてしまったり、胸や頬などの肉がごっそり落ちてしまったり。
せっかくなら健康的にきれいになりたいのに、どうにも理想的にならないのは、ダイエットと運動のバランスが悪いからかもしれません。単純に考えるなら、摂取カロリーより消費カロリーを多くすれば痩せることそのものは十分可能です。
しかし、間違った方法で、体の機能を正常に保つための栄養素が不足したり、大事な筋肉を落としてしまったりしては意味がありません。そこで今回は、ダイエットと運動を組み合わせて、健康的な体型を手に入れる方法についてお伝えします。
ダイエットと運動を
組み合わせて健康体型をゲットする!
脂肪燃焼を優先させる
ダイエットと運動を並行する、とはいえ、目的によって順番やメニューは異なってきます。脂肪燃焼に重点を置くならば、「野菜類(緑黄色野菜中心)・タンパク質・少量の炭水化物」を基本としたダイエット食+食前の運動(有酸素運動)がおススメです。
食前に運動することによって、脂肪をエネルギーに変え燃焼させることができます。さらに運動によって高い代謝が保たれている間に、食事で必要な栄養素を摂取することで、筋肉の修復や疲労回復を優先させ、無駄な分が脂肪として蓄えられるのを防ぐことができるのです。
しかし、反面食前に有酸素運動を行うことで血糖値が下がり、めまいや立ちくらみなどを起こしやすくなる人もいます。自分の体調と相談しながら、突然血糖値が落ちた時の対策用として、バナナやブドウ糖などを準備しておくと安心かもしれません。
筋肉をつけて代謝を上げる
逆にしっかりと筋肉をつけて代謝を上げたいと考えるならば、「タンパク質や糖質・タンパク質も摂取できる」ダイエット食+食後の運動(無酸素運動)が効果的です。
均整の取れた体を作るにはしっかりと負荷をかけ、筋肉を肥大化させなくてはなりませんが、そのためには体内に十分なエネルギーが蓄えられていることが重要になります。
エネルギー摂取を基本としたバランスのよい食事をしっかりと食べたあと、胃が落ち着いてから筋力トレーニングを行うようにしましょう。
ただし、筋肉をつけるには時間がかかります。必然的にダイエット+運動を長く続けることが重要になりますから、目先の変化のなさに惑わされることがないように心構えをして取り組んでいきましょう。
理想のスタイルに近づける
スタイルキープを目標にするなら「消化の良いものを腹6~7分目・油などは避けた食事」を基調としたダイエット食+食後の運動が効果的です。食事から約1時間ほどあけて、軽い運動から始めることをおススメします。
これにより、脂肪をため込むインシュリンの分泌抑制につなげることができるのです。理想のスタイルを目指すためのダイエット+運動で心がけたいのは、とにかく呼吸法。しっかりと腹式呼吸をしながら通常の筋力トレーニングを、適度な負荷で長時間行う「スロートレーニング」を実行していきましょう。
例えば3~5キロ程度のダンベル運動で二の腕やウエストを集中的にトレーニングし、その後ウォーキングやランニングを最長30分をめどに行うことで、非常に効率よく脂肪を燃やすことができますよ。
ヨガで効率をアップさせる
効果的にダイエットと運動を行いたいと考えた時に、有効なのが「ヨガ」です。ヨガを無酸素運動として行い、その後ダイエットのための有酸素運動を組み合わせることで、効率よく痩せることが可能になります。
もちろんヨガだけでも、他の運動だけでも効果はありますが、2つを「ダイエット+運動」ととらえて組み合わせると相乗効果が期待できるのです。
もっとも、一言にヨガといっても、内容は様々。呼吸に重点を置きつつ激しく動くような場合は有酸素運動となり、普段使わない筋肉を使い、ゆったり・しっかりと動いた場合は無酸素運動になるので、ポーズやトレーニングメニューによって位置づけを変えるのが良いでしょう。
また、運動前のストレッチとしても有効なので、積極的に取り入れたいところですね。一つ一つのポーズを筋肉を使ってしっかりと決め、呼吸を常に意識するよう心がけましょう。
補助食品を取り入れる
数あるダイエット+運動をサポートするのはやっぱり食べ物や飲み物です。といっても「○○を抜くダイエット」「○○だけを食べるダイエット」は、必要な栄養素の偏りや極端な不足を招く原因になるのであまりおススメできません。
そこで代わりに提案したいのが「酵素ドリンクやプロテインを適度に取り入れる」方法です。
•酵素ドリンク:体内の酵素の活性化で代謝を改善(あくまで補助)
•プロテイン:筋力を増やし代謝を改善(食事の置き換え必須)
この違いを把握し、食生活に取り入れることでダイエットや運動の効率をアップさせることができますよ。
【酵素ドリンクが向く人】
•手軽にダイエットがしたい
•普段の食生活で野菜や果実の摂取が少ない•毎回トレーニングに時間を割くことができない
【プロテインが向く人】
•筋力トレーニングを継続して行える
•筋力低下を改善したい
•しっかりとしたダイエット+運動のメニューをこなす意思がある
上記の違いを確認して、自分がどちらに向いているかを把握したうえで取り入れてみるとよいでしょう。しかし、どちらも短期間で見違えるような効果が出るとは言えません。長い目で見るようにしてくださいね。
いかがでしたでしょうか。ダイエットと運動を効率的に並行することで、望まない部分痩せを防ぎ、健康的で美しいスタイルを作りだすことができます。
もちろん一朝一夕で叶うことではありませんが、気分転換や、ダイエットや運動を楽しんで行うことで「気がついたらパンツが楽に入るようになっていた」「いつの間にか痩せていた」という効果が実感できるようになりますよ。
ですが、痩せたからといって安心して不健康な食生活や運動不足に逆戻りすれば、リバウンドするのも当然です。
せっかくきれいになれたのなら、ぜひそれを維持するべく生活習慣を整えるようにしてくださいね。一度脂肪が燃焼しやすい体の基礎を作っておけば、後が楽になります。この機会にぜひ試してみて下さい。
まとめ
ダイエット+運動で健康的に痩せるには
・ 脂肪燃焼を優先させる
・ 筋肉をつけて代謝を上げる
・ 理想のスタイルに近づける
・ ヨガで効率をアップさせる
・ 補助食品を取り入れる